this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
積もるハナシをしましょうか
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
つぎへ >>
週末、
八神 修
は家の庭にある茶室で母のたてたお茶を頂いていた。
母と言っても直接の血の繋がりはない。表向きは実母となっているが、実際のところ
八神 薫子
は継母にあたる。
修と薫子の関係は複雑だった。
薫子の実子が亡くなった後に、薫子の夫が『取り寄せた』子供。それが修だった。
夫の愛を受けた『あの女の子』とも言える。
だから二人の関係はかつて冷え切っていた。
修が心身の成長から、関係を改善しようと模索し、尽力した結果、今は二人静かな時間を過ごせる程に和らいでいるが——。
「——母さんは? 学生時代はどうでしたか?」
考え事から現実に戻ってきた薫子は、「そうですね……」と言いながら修の質問を改めて返してみた。
するとその中で、修が自分を自然に「母さん」と呼ぶようになっていた事に気がついた。
纏めた髪から落ちた後れ毛を耳にかける。
「……母さん、と呼んでくれるのですね……」
小紋の膝の上で組まれた薫子の細い指を見て、修ははにかんで告げた。
——『八神の母』も母だと思うようになった。
俺には『母がふたりいる』のだ。
「母さんにとっては息子ではないのかもしれませんが……」
修は自分に問いかけているのだ。と理解して、薫子は穏やかな笑顔で首を横に振った。
「いいえ」
はっきりと答えた。
「今は私(わたくし)も修さんと同じ気持ち」
瞬間に輝いた修の瞳に、薫子の中に母性が湧き上がった。
あの日に下したのは難しい決断だった。
けれどもプライドの高い夫が、泣いて頼み込んだのだ。
「——八神家のためと言いつつ、その実は貴方の命と将来しか考えてない」
それを分からない薫子ではなかった。
悔しかった。割り切れなかった。どうして私が……! と言う暗い気持ちが押し寄せて、押し寄せて、潰れそうになる日々だった。
子供に罪はないと思ったところで、どんな顔で迎えれば良いのか、どんな顔で接しろと言うのか。
性格の支柱になっていた高い自尊心はへし折られて、今の自分がどうやって真っ直ぐ立っているのかも分からないのに——。
与えられた試練を憎悪すらした。
何より辛かったのは、夫が妻以外の女も愛するような男だった事実だ。
「けれど、それでも私は……」
「愛しているのですか?」
今も。と聞く子供に、薫子は曖昧な笑みを返した。
「白黒を単純に話せることではないのですよ」
「大人の関係は俺にはまだ難しそうです」
互いに心と心を伝えあい、微笑み合う二人に隔たりはない。
「次は俺が——」と茶器の準備を始めた息子の後ろ姿を、薫子は愛おしく見つめていた。
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
積もるハナシをしましょうか
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年07月09日
参加申し込みの期限
2016年07月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年07月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!