this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
積もるハナシをしましょうか
<< もどる
1
2
3
4
5
…
9
つぎへ >>
「おーい、いるー? うわ、散らかってるなぁ」
埃のたまった道具をどかしどかし、
日暮 ねむる
は奥へ向かって声をかける。
ここは三夜湖の小さなボート小屋。
相変わらず乱雑な店内の様子に呆れてため息をついていると、ものぐさな店主がのっそり現れた。
ボサボサと好き放題になっている白髪交じりの髪に、丸眼鏡をした、ねむるをそのまま老人にしたような男性。
「お客さん驚くよ? 爺ちゃん」
ねむるの祖父、
日暮 旭
だ。
「ふぅ……、よし!」
一仕事終えて額に滲んだ汗を掌でおさえ、掃除機のスイッチを切って店内を眺める。
溜まっていた埃は掃除機の中へ、コーヒーの空き缶は口をぎゅっと結んだゴミ袋に一纏めにして片隅に置いてある。
秩序を失っていた店内が、ねむるの努力で生まれ変わった。
「これで人様に見られても大丈夫だね」
マイペースな孫がこれ程真面目に働いたと言うのに、当の店主は欠伸交じりに返事をして腹をぽりぽりかいている。
まあこの掴み所が無いのが祖父だ。ねむるは伸びをして、湖の方へ首を回した。
今日は母に頼まれて、ランニング途中に寄っただけで、特別な用事はない。
「暇だし釣りして帰ろっかなあ……竿とボート借りても大丈夫そう?」
「……中々、どうしてだね?」
祖父に顔を覗き込まれ、ねむるは曖昧な笑顔で釣り糸を見つめた。
澄んだ水の下に魚影は見つからず、音も気配もない。折角教えて貰ったポイントだったが、何時でも上手くいく訳ではなかった。
「……そう簡単には引かないよねぇ」
気長に待つしかないよと首を横に振って、祖父の方を見た。
静かな湖の上で、ぽつりぽつりと会話が続く。学校の事、恋愛のこと——。
「いやあ、残念ながらモテ期はまだみたい。まず寝癖直すとこから始めなきゃね」
「——あれ、寝てたかも」
指先に辛うじて引っかかっていた竿を握り直し、ねむるは頭を振った。
「あはは、こんな静かだとつい気持ち良く」
「ねむる」
言いかけた言葉は止められてしまった。
「無理をしてはいけないよ」
旭の皺が刻まれた口元は、常ならぼんやりした印象を受けるが、この時はすっと横に引かれた一本線だった。
間が抜けた昼行灯は、実際、今のねむるが頑張りすぎで疲れているのを見透かしていたのだ。
「努力するのと同じくらい休むことも大事。何でも一人で抱え込み過ぎず、もっと友達や大事な人に頼っていいんだよ」
ねむるはきょとんと目を丸くして、「参ったなあ」と後頭部を撫でる。
「爺ちゃんには隠し事できないや。分かったよ、少しずつでもそうなれるよう努力して——アイタ!」
爪先の衝撃で赤くなった額を抑えていると、旭がコラッと拳を作った。
「努力すな!」
この後も暫く続いた祖父とのゆったりとした時間は、ねむるにとって自分を見つめ直すきっかけになった。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
9
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
積もるハナシをしましょうか
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年07月09日
参加申し込みの期限
2016年07月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年07月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!