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せんせいといっしょ:白沢先生編
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材料のチェックを手伝おうと黒板前の調理台に集まったのは、
天宮 樹
、
高梨 彩葉
、
御剣 刀
の3人だった。
「材料は常温保存のものはここの棚、冷蔵保存のものは冷蔵庫の中にあるわ」
説明しながら白沢先生は、棚と冷蔵庫につけられた鍵を開ける。
「わざわざ鍵をかけてるんだ?」
「扱ってるのが食べ物だもの。生徒の安全のためにも、管理はちゃんとしないと、ね」
樹に答えると、白沢先生はレシピの下書きを取りだした。
「必要な材料はここに書いてあるわ。1人分の材料×人数分……こぼしたり、量り間違えたりすることを考えて、それより少し多めの材料が確保されているかどうか。それと、賞味期限が過ぎていたり悪くなったりしているものがないか、調べてもらえるかしら」
判断に迷うものがあったり、分からないことがあれば聞いてねといって、白沢先生はレシピの下書きを3人に渡した。
「どのレシピも材料は似てるんだな」
刀はまずレシピを読んだ。
卵、牛乳、砂糖、生クリーム、薄力粉、クリームチーズ、バニラエッセンス……。
お菓子を作る人にはお馴染みの材料ばかりが書かれている。
刀は材料だけでなく、調理行程にもじっくりと目を通し、どう使うのかをイメージして頭に入れていった。
「型に塗るバターも必要なんだな。なるほど……」
分量外として書かれているバターもしっかりチェックすると、刀はさっそく冷蔵庫を開けてみる。
「小麦粉まで冷蔵庫に入れるのか……」
小麦粉と大きなラベルが貼られた容器を見付け、刀が怪訝そうな顔になると、それに気付いた白沢先生が説明する。
「封を切る前のものは常温の棚に入れてあるけど、封を切ったものは冷蔵庫に保管してあるのよ。きちんと口を締めておいても、虫が入ったりするから」
そういうものかと刀は納得し、小麦粉の入った容器を冷蔵庫から取りだした。
「先生、こっちの小麦粉の中に賞味期限が過ぎてるものがあるんですけど、処分するものはどこに集めたらいいですか?」
彩葉がまだ封を切っていない小麦粉を両手に持って尋ねると、白沢先生はあらまあと口元に手を当てる。
「私ったら、間違えて新しいものから使っちゃったのね。悪いけど、調理台の1箇所にまとめておいてくれる? 状態をみて使い道を考えてみるわ」
食べられなさそうなら油ものの掃除にでも使うから、と白沢先生は答えた。
「外すのはいいけど、追加できる在庫はあるんですか?」
刀の質問に、白沢先生は冷蔵庫と棚を示してみせる。
「調理室にあるのはこれで全部なのよ。もし足りないようだったら帰りに買い物して、明日までに調達するわ」
「それなら、もし足りないものがあるようだったら買い物リストを作っておきますよ」
「ありがとう。助かるわ。じゃああとはよろしくね。問題がありそうやものや判断に迷うものは、みんな集めておいてくれれば、あとでまとめて私がチェックするから」
調理器具のチェックの説明にいってくるわと、白沢先生は調理室の後ろへと歩いていった。
「ええっと、生クリームは……アイスクリームの分とスフレの分と……あ、焼きプリンにも入ってるんだね。なら3つを足して、人数を掛けて……っと」
今回のレシピは共通する材料がかなりあるので、却って紛らわしい。計算したあともう一度検算し、樹はその量をメモする。その後、冷蔵庫の中にある生クリームの消費期限を確かめてゆく。
「何も書いてないけど、この生クリームいつ封を切ったのかな?」
あとで白沢先生に聞いてみようと、樹はその生クリームを一番前に分かりやすくおいておいた。
使えると分かったものだけで、生クリームの必要量は十分足りそうだ。
「生クリームは問題なし。次は……」
何を確認しようかとレシピを見る樹に、彩葉が呼びかける。
「卵は私が調べてるよー。お菓子は材料とかで成失が左右されやすいから、念入りにチェックしなくちゃね」
お菓子作りが得意で、暇さえあればそのことばかり考えている彩葉だから、こういうことはお手の物だ。
「卵の特性を知るための調理実習なんだから、卵は重要だよね。あ、でも卵の賞味期限って、あくまで生で食べられる期間のことだから、十分加熱すれば多少過ぎていても食べられるんだったよね?」
樹に聞かれて、彩葉はそうだよと頷く。
「卵は生食するんじゃなければ、かなり長く食べられるよ。ただし、よく火を通さないと危ないけどね」
「よく知ってる」
樹は思い出し笑いをした。
「前ね、賞味期限が切れてることに気付かずに、半熟玉子作ったことがあるんだよね」
「固ゆでじゃなくて?」
「そう。それでお腹壊しちゃってね」
「運悪くあたっちゃったんだね。ひどかった?」
「かなりね。あのときは死ぬかと思ったなあ」
樹はしみじみといった。
日本では卵かけごはん等で生卵を食べる機会が少なくないけれど、生で食べるときには注意が必要だ。
「このアイスクリームのレシピだと、卵の黄身を直接加熱してないから、特に新鮮なものを使わないといけないねー。それ以外でも、メレンゲで膨らませるお菓子だと、卵が古いと膨らみにくくなっちゃうからよーくチェックしておかないと」
お菓子作りでは卵は大事なポイントだからと、彩葉は作るもの別に卵の在庫を確かめた。
「作るだけじゃなく、材料の吟味から手間がかかるんだな」
小麦粉のチェックを終えた刀は、今度は砂糖に取りかかっている。
「美味しいお菓子をつくるために、手間暇は欠かせないものだよ」
手を抜くこともできるけれど、そうしたらほんとうに美味しいものはできないのだと、彩葉はいう。
そういうものかと思いつつ、刀も真面目に材料をチェックする。
封がされているものは良いが、一度封を切った砂糖はふるいにかけて混入物がないかも確かめておく。
「砂糖、多いな……こんなに入ってるのか」
他の材料と比べ、砂糖はかなり量がある。
「カロリーのことは考えちゃいけない、ってね」
そういって笑う彩葉の言葉に、
(高カロリー……白沢先生……)
ふとよぎったその考えを、刀はこっそり横に避けておくのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
ねこの珠水
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月25日
参加申し込みの期限
2013年06月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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