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せんせいといっしょ:白沢先生編
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天気予報は雨だったのに、嘘のようにからりと晴れた水曜日。
今日の授業はすべて終わり、生徒たちは思い思いに部活に急いだり、塾やアルバイトに向かったり、と移動を始めている。
そんな教室の中で、
笹暮 真秋
は組んだ両手を前に出してぐうっとのびをした。
遅刻してきて授業中は居眠り。
疲れてはいないはずなのに、真秋は反射的にこう思う。
(だる……)
ゴシック体ででかでかと『最終列車』と書かれたTシャツの上に、学校指定のジャージを着用しているけれど、これは真秋のいつもの恰好。別にこれから運動部で汗を流そうというのではない。
帰ろう。
おっくうそうに椅子から立ち上がると、真秋は教室を出る。
と、ちょうど
白沢 絢子
先生に出くわした。
「あら、もう帰り?」
白沢先生は真秋の手にしている鞄を見て尋ねてくる。
「……うん」
「何か用事でもあるのかしら?」
「……何もないよ。やることないから家に帰ろうと思ってたの」
真秋の返事に、ちょうど良かった、と白沢先生はにこにこ笑う。
「時間があるんだったら、調理実習の準備を手伝ってくれない? ちょっとしたチェックだから、そんなに時間はかからないと思うわ。私はもう少し人を集めてくるから、先に調理室にいっててね」
もうすっかり頼むことに決めてしまった様子で白沢先生はいうと、またいそいそと歩いていった。
生徒たちが部活に出てしまった後の教室は閑散としている。
さっきまでの喧噪を知っているだけに、やけに静かに感じられる教室の中、
逆巻 天野
はペンを走らせていた。
内容は最近あった事件のこと。
タイトルは『新・落神伝説』とつけた。
人の記憶は時間の経過と共に薄れてゆくもの。
こうして纏めておかないと、あとから考察する際に情報が曖昧になってしまう。
さらさらと書いては少し考え、また書き出したところに。
「今、忙しいかしら? ちょっと手伝って欲しいことがあるんだけど」
不意に白沢先生に呼びかけられた。
「手伝ってほしいこと、ですか?」
「そうなの。調理実習の準備なんだけど、食材や器具のチェックをしたりするのを手伝ってもらえないかなって」
「調理実習の準備……? いいですけど」
「よかった。じゃあ調理室で待っててね。人手が多いほうがはかどるだろうから、私はもう少し人を集めてからいくわ」
あとでね、と笑顔を向けると、白沢先生はちょこちょこと小幅の急ぎ足で手伝いの生徒を探しにいく>
「お手伝いですか? いいですよー」
教室で帰宅部の
高梨 彩葉
に声をかけ、
「準備だけ? なら真央ちゃんも手伝えるのだー」
廊下で
後木 真央
を捕まえて。
旅鴉 月詠
がスケッチブックを持っているのをめざとく見付けて手伝いを頼み、部活がたまたま休みになった
伊藤 佳奈
をゲットして。
「終わったら白沢先生のプリンが食べられるんですか? 是非お手伝いさせて下さい!」
美味しいもの好きな
御剣 刀
には、お礼代わりのプリンの話を強調して。
生徒たちが部活に出てしまっている時間帯にしてはかなり効率よく手伝いを頼んで回ると、白沢先生はぱたぱたと上履きの音を立てながら調理室に戻ってきた。
「あ、白沢先生」
そこに
八神 修
が声をかける。
「手伝いが必要だと聞いたので来たんですが……」
「まあありがとう。助かるわ」
もう少し人手が欲しかったのと、白沢先生は嬉しそうに言った。
「構わないですよ。でも白沢先生が化学の実験だなんて珍しいですね」
意外に思って修がいうと、白沢先生はきょとんとした。
「あら? 私は実験なんてしないけど」
え? と修はその話を聞いたときの様子を思い出しながら確認する。
「確か俺は……五十嵐先生から、白沢先生が『タンパク質の熱凝固性、乳化性、泡立性の実験をする』と聞いたんですが、違うんですか?」
だからこそ、化学部の自分に手伝えることがありそうだと来てみたのだけれど。何か話に行き違いがあったのだろうか。
修が戸惑っていると、白沢先生はあらあらと笑い出す。
「五十嵐先生ったら相変わらずね」
そして、実はね、と今回の手伝いが玉子を使う調理実習の準備だということを話してくれた。
「ああ……調理実習か……」
だよなぁと修は納得する。
家庭科の白沢先生なんだから、調理実習の準備というならとても当たり前のことだ。
「でも実際、お料理は科学ととても近いものなのよ。分子料理法という言葉を聞いたことはある? 料理の素材とする素材の分子がどんな条件で変化するかを調べたり、分子の結合と温度の関係を調べたりして、これまでにはないような料理を作る。そんな研究をしている人たちがいるくらいに」
だから、と白沢は両手をあわせてお願いのポーズを取る。
「実験じゃないけど、手伝っていってくれない? お礼といってはなんだけど、実習のレシピを考えるために試作した焼きプリンをご馳走するわよ」
子犬のような丸っこい目で見られると、修も弱い。
それに頼まれごとをされるのは悪い気分じゃない。
化学実験でなかったのは肩すかしだが、これはこれとして手伝おう。
「いいですよ」
気持ちも新たに修が引き受けたその言葉にかぶさるように、
「じゃ、私も手伝わせてよ」
たまたま通りかかった
桃川 圭花
が割り込んだ。
「これが終わったら、特別にご褒美、とかなんとかいってお菓子が振る舞われるわけでしょ? なにを手伝うのか知らないけど、やってみるわよ」
「まあ、いいの? 助かるわ。やることは中で詳しく説明するからよろしくね」
まずは入って、と白沢先生は調理室のドアを開けた。
「あ、白沢先生ー」
自分も調理室に入ろうとした白沢先生を見付け、背後から
天宮 樹
が呼び止める。
「楓さんに食べさせるおやつにチャレンジしてみようと思うんだけど、いいレシピはないかな?」
楓さん、というのは樹が溺愛している飼猫だ。真っ白な柔らかい毛並みにきれいなブルーアイ。
「ごめんなさい。今から調理実習の準備をするものだから時間がとれないのよ。よかったらお手伝いしていってくれる? そしたらレシピも探せると思うわ」
樹は今は寮生活をしているけれど、1年生のときには一人暮らしをしていた。その頃には自炊していたから、簡単な料理やお菓子作りは普通にできる。
手伝うにやぶさかではないのだけれど。
「え、楓さんもついてきたいって? うーん……」
すりっと身をすりつけてくる楓さんを撫でながら、樹は聞いてみる。
「楓さんも一緒でいいかなあ?」
「そうねぇ……猫さんの毛は細くて軽いから、どこにでも入り込んでしまうのよね。調理場ではちょっと困るかしら……。代わりにといってはなんだけど、いい子で待っててくれたら、ささみを蒸したのをご馳走するわ。今日の調理実習で使った残りだけど、いいささみだったわよ」
「みゃ~」
「楓さんもそれでいいって」
「ならよかったわ。ごめんなさいね、ちょっと飼い主さんを借りるわね」
白沢先生は楓さんにそういってから、樹を調理室へと促すのだった。
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担当ゲームマスター
ねこの珠水
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月25日
参加申し込みの期限
2013年06月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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