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せんせいといっしょ:白沢先生編
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白沢先生の呼びかけに応えて、手伝いに来た生徒は総勢10名。
「みんな、お手伝いに来てくれてありがとう」
集まってくれた生徒に礼をいうと、さっそくだけどお願いねと白沢先生は頼む。
「手伝ってほしいことは大きく分けて3つあるの。調理実習のときに配るプリント作り。材料のチェック、調理器具のチェック。プリントを作ってくれる人はこの机、材料のチェックをしてくれる人は前の大きな調理台、調理器具のチェックをしてくれる人はあの調理台のところに集まってね。細かいことは、やってくれる人のところを回って説明していくわ」
「あたしは料理は苦手だから、プリント作りを手伝おうかな」
これならできそうだからと、
伊藤 佳奈
はプリント作りを選択した。
机の上にはもう紙やペン類、手書きのレシピなど、プリント作りに必要なものが置かれている。
他にやる人は、と見ると
旅鴉 月詠
が同じ机の向こう側で身支度をしていた。
髪をポニーテールにして、青い三角巾をつける。そして三角巾とお揃いのエプロンをしめて。
「あれ? どうしてエプロンしてるの?」
佳奈が不思議に思って尋ねると月詠は至極当たり前のように答えた。
「何故? 調理するからだ」
「するのはプリント作りだよね?」
調理があるなら手伝えないかもと佳奈は不安になって確認する。
「するのよ。ここに調理台がある」
月詠はプリントの用紙に触れた。
「ここに材料がある。ここに調理器具がある」
手書きのレシピ、ペン類、と月詠は順に手で触れていき、
「あとは料理人の腕次第」
と締めくくった。
「なるほどね~」
食べ物以外でも、料理するという言い方をするし、と佳奈は納得した。
と、そこに白沢先生がやってくる。
「私が作ると、ただレシピを書いただけのプリントになっちゃうのよね。もう少し、見て楽しい感じとかがあったらいいなって思うのよ」
家庭科は他と比べて生徒に抵抗をもたれにくい教科だけれど、それでも調理特性がどうのこうの、という話になると難しそうだからと敬遠されることがある。
レシピも普段料理を全くしない生徒から見ると、とっつきにくく感じるようだ。
できれば見やすくて興味を持たれやすいプリントにしたいのだと、白沢先生はいった。
「レシピ3つと卵の特性の4項目だから、1枚を4つに仕切るか、半ページずつでプリント2枚、のどちらかで。枚数は1学年分必要だから、輪転機を使って刷ってね」
レシピと卵の特性が書いてくれれば、あとのデザインはお任せするわといって、白沢先生は別の手伝いの説明に向かった。
白沢先生がいってしまうと、佳奈はレシピと用紙を見比べた。
「レシピは結構簡単そうだね。これなら1枚にまとめることもできそうだけど、そうするとイラストを入れる余裕がなくなっちゃうかな~?」
卵の特性を学んでもらうのが目的だからだろう。レシピは必要最小限の材料を使用するシンプルなものだった。
「それなら2枚にしようか。とするとレイアウトは……」
月詠は用紙に鉛筆でさらさらと、タイトルをいれる場所、イラストをいれる場所、文字をいれる場所、を決める枠を引いていった。
「この枠は大きいけど、何を描く場所なの?」
「スペースに余裕があるから、手順をイラストで分かりやすく描いたらどうかと思う」
「それいいね。楽しそう♪」
相談してレイアウトを決めると、月詠は手順の図解イラストにとりかかる。
何を入れて、どうしたらよいのか。
月詠はレシピを眺めて、脳裏で調理場面を想像してみた。
それを再生、停止、リピートしながら描くものを考える。
「こんなものかな」
柔らかいタッチで描きながら、月詠は想像の世界を口にだす。
「逆巻は向こうでキャベツをしています」
「え、何か言った?」
佳奈に聞かれて、なんでもないと月詠は首を振った。そして今度は、白沢先生からのアドバイスをイラストに書き加える。
「成る程、こうなるのですか」
アドバイスの横には先生がウインクしている顔を描き添えておく。
月詠が想像会話しているのを、佳奈は最初は不思議そうに見ていたが、そのうちに慣れてきて自分の手元の作業に集中できるようになった。
……が。
「ここで金平を食べます」
いうだけでなく、月詠がほんとうに金平の入ったタッパーを取りだしたのにはさすがに驚いた。
「それ、食べるの?」
「制作中は口が寂しくなるからね」
月詠は当たり前のことのようにいうと、金平を口に運んだ。
食べながらも、ちらちらと作りかけのプリントを気にしている月詠に、調理器具チェックをしている最中の
逆巻 天野
が茶々をいれる。
「卵の特性をみるのならついでに、不純物の混入量が増えたときの凝固性変化を見る対照実験も視野に入れてみたらどうだい?」
「不純物?」
「要するに、抹茶プリンを作って食い比べたらということだ」
「いいね~。抹茶プリン以外にも、チョコプリンとか、いちごプリンとか♪」
佳奈がいうと、月詠も頷く。
「かぼちゃプリンやキャラメルプリンもなかなかいけるよ」
「話してるだけで食べたくなってくるね~」
そんなうきうきした気分のまま、佳奈もプリント作りに取り組む。
佳奈が担当するのは、プリントに書く文章だ。
丸っこい可愛い文字で、白沢先生のメモを清書してゆく。
「材料の欄が見やすいように、枠で囲んだほうがいいかな?」
枠線のかわりに小さな卵のイラストを並べて、ぐるっと材料を囲む。卵のうちの1つは割れてるようにぎざぎざに描いて、ワンポイントに。
レシピの空いているところには、作るもののイラストを添える。
プリンはお皿の上に載せて、とろりと垂れたカラメルと、上にちょこんと生クリームを絞ったイラスト。
アイスクリームは脚のついたガラスに入れて、さくらんぼとウエハースをあしらって。
スフレはお皿に載せてフォークを添えて。
その3つともに、顔を描いてにっこりと。
「可愛いお菓子なのだー! けどここにネコの絵を描くと、もっと可愛くなるのだ!」
通りかかった
後木 真央
が書きかけのプリントを覗き込む。そして見るだけではなく、一番目立つところにエプロンをつけた二足歩行の猫が料理をしているイラストを描いた。
「ワンポイントおネコさまなのだー!」
これでまたネコ布教が進んだと、真央は満足そうに駆け去ってゆく。
いきなりの乱入にびっくりしたものの、
「うーん、でもまあ可愛いからいいかな~」
猫のイラストを見て佳奈はふふっと笑った。
書き上がったプリントは白沢先生にチェックしてもらったあと、輪転機にかけて刷り上げた。
「ありがとう。見やすいし可愛いプリントになったわね」
これなら調理実習に参加する生徒たちも興味をもってくれそうだと、白沢先生は出来上がったプリントを嬉しそうに受け取った。
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担当ゲームマスター
ねこの珠水
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月25日
参加申し込みの期限
2013年06月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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