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黄色のファレノプシス
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淡島 直行
はシーサイドタウンにあるショッピングセンターにいた。
買い物に来たわけではない、仕事の為である。
(久々に単発のバイトだ。初めてやる種類の仕事だけど頑張らないとね)
スタッフの身分を証明する黄色い腕章を身に着け、時給がアップするといいなと気合を入れる。
今日このショピングセンターの中にあるゲームセンターでは新作シューティングゲームの稼働記念イベントが開かれていた。
直行のバイトはこのイベントの当日スタッフだ。
ゲームのブースに並ぶ人たちの列整理をしたり、限定グッズの販売をしたり、ハイスコアを出した人に記念品を贈呈するのが主な仕事だった。
黄色は最近寝子島では幸運の色として噂の色だが、今回腕章が黄色なのはそれとは関係ない。
ゲームの主役機である戦闘機が漆黒の期待に黄色い稲妻のエンブレムがペイントされたものなので、黄色がゲームのテーマカラーになっているのだ。
「……黄色っていうと俺的には黄巾の乱なんだけどな~。漢王朝の失墜」
同じゲームセンターには三国志をテーマにしたゲームの筐体もあるが、人はまばらだ。
それを横目に三国志を愛する者らしい独り言を漏らしながら直行は新作ゲームのブースの前に立つ黄色いテンガロンハットの少女を見た。
(こんな女の子も一人でゲームセンターにくるんだな)
中学生位と思しき小柄な少女は膨らませていた風船ガムをパチンと弾けさせ、ぺろりと唇を一舐めしてから戦闘機の操縦席を模したブースに入り込む。
そこへ少女と同い年位の少年が近づいてきた。
「アネットじゃん!」
「ヘイ、シンノスケ!」
どうやら二人は顔見知りらしい。
話に水を差すのは野暮な気もしたが、スタッフである直行としては業務上声をかけざるを得ない。
「あー、きみきみ。列があるからね、ちゃんと並んで並んで」
「えー、横で見てるだけならいいじゃん。ゲームするときはちゃんと並ぶからさ」
「うーん、じゃあ見てるだけだよ?」
「イエス! オッサン話が分かるー!」
「おっさん……」
おっさん呼ばわりされたのは流石にショックだったが、列に支障をきたさないならまぁいいかと直行は引き下がる。
声はかけたし、スタッフとしての務めは果たしているのだから問題はなかろうと判断したのだ。
一方、テンガロンハットの少女こと
アネット・ガトパルド
は話しかけてきた同じ中学に通う青木 慎之助にウインクをしてからモニタと向き合い、コントローラーとなる操縦桿を握った。
モニタに3,2,1…とカウントダウンが表示され、ゲームが始まる。
戦場の空を駆けるアネットの戦闘機は攻撃や障害を華麗に避け、正確かつ苛烈に敵機を撃ち落としていく。
その鮮やかなプレイに傍で見ていた慎之助はヒュウッと口笛を鳴らし、このゲームのことを詳しく知らない直行もまた感心したように「すごいな」と声をもらした。
そしてステージクリアと共に画面に表示されたスコアは本日一番のハイスコア。
「エクセレント! すごいじゃん、アネット!」
ブースから出てきたアネットと慎之助はハイタッチをしてハイスコアの喜びを分かち合う。
「なんだか今日のモーニングからラッキー続きでネ!
テレビの占いでも最高にハッピーって言われるし、グリーンティーにはスティック(茶柱)が立ってるし。
撫でた三毛猫はオスで、四つ葉のクローバーも見つけた! これならハイスコアも夢じゃないと思ったの!」
そう言ってアネットが自分のかぶっている黄色のテンガロンハットを指さすとそこには四つ葉のクローバーが揺れていた。
「アネットはいつもその帽子かぶってるけど、ナイスだよな」
「サンクス! ……この帽子はネ」
アネットが語るのはまだ自分がアメリカにいた頃の話。
離婚したばかりの母は仕事が忙しく、幼いアネットは国境近くの農場に預けられた。
その農場はピザ職人の一家でもあって、アネットはそこで美味しいピザの作り方と、大切な「家族」を知った。
この帽子はその「家族」に貰ったもので、身に着けていることでいつでも「家族」を思い出せるのだという。
「成程、それじゃあその帽子はアネットのトレジャーなんだな」
「イグザクトリィ! いつも幸運のお守りにしているけど、こんなにラッキーなのは初めてかも!」
まるで太陽のような笑顔を浮かべて喜ぶアネットの肩がぽんぽんと軽く叩かれる。
振り返った先にいたのは眼帯をした黄色いうさぎのぬいぐるみを抱えたスタッフの直行だった。
「ハイスコアおめでとう、これハイスコアを更新した人の景品なんだけど」
「ワオ、ソーキュート!」
嬉しそうにぬいぐるみを抱きしめくるくる回るアネットの姿にぬいぐるみが好きな従妹の顔を思い出して直行の顔も自然と綻ぶ。
その後イベントは盛況で終わり、直行の日給はかなり色がついて渡された。
これなら従妹にたい焼きでも買って帰っても懐は寂しくならないだろう。
(あの子はゲームに付き合ってくれるかな……)
楽しそうにゲームで遊んでいたアネットの姿と、日給と一緒に渡された黄色いバンダナが相まって直行は今猛烈に三国志のゲームで遊びたかった。
そしてそれなら同居している従妹と一緒に遊べたら良いなと思ったのだ。
従妹が果たしてゲームを楽しんでくれるかは解らないのだが、まめに自分に付き合ってくれる彼女のこと、誘えば一緒に遊んでくれるかもしれない。
直行の足は自然とゲームショップに向かっていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
本条小鹿
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年06月20日
参加申し込みの期限
2016年06月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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