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\ オーバータイム!/
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黄色のファレノプシス
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シーサイドタウン駅の近くにある大型書店から出てきた
八神 修
は黄色いマフラーを巻き直す。
想い人からの贈り物の温もりを感じながら帰路に着こうとしたそのとき、幸運は訪れた。
目の前で揺れる茶色のツインテール。
赤いダッフルコートに包まれた小柄な体。
後ろ姿で顔が見えなくてもその所作と纏う空気で解る。
「あおい……?」
自然と愛しい人の名前が修の口をついた。
名前に呼応するように目の前の少女が振り向く。
そこにいたのは修が察した通り、想い人の
七夜 あおい
だった。
「あれ、修君。偶然だね!」
「ああ、本当に偶然だな。俺は本屋の帰りなんだけど、あおいは?」
「私は色々買い物してきてこれから寮に帰る所よ」
「そうか。冬は暗くなるのも早い、折角だから送るよ」
「え!? だって修君も帰るところでしょう? 悪いよ」
わたわたと両手を振って遠慮するあおいに修は余裕のある笑みを浮かべ、手を差し伸べた。
「気にしないでくれ。むしろ一人にしてあおいに何かあった方が困る」
そして最初こそ戸惑っていたあおいも修の意思を尊重し、促されるまま手に持っていた紙袋を預けて一緒に帰路につくことにした。
「ありがとう、じゃあお願いするね。ところで修君は何の本を買ったの?」
「ああ、雑誌をちょっとね」
そう言って修が袋から取り出したのは法律学の専門誌と、自然科学を始め多岐に渡るジャンルの記事を最高品質の写真と共に掲載していることで有名な雑誌だ。
「……進路の為のお勉強用?」
「そういうわけでじゃないよ、単純に面白いから」
修らしいといったら修らしい回答で、あおいはつい笑ってしまう。
「修君ちょっと変わってるよね」
「そうか? でも猫の写真集とかはあおいも好きだろう?」
「あ、それは見てみたい!」
「じゃあ今度学校に持ってくるよ。ああ、そういえば」
話題は尽きないまま二人は桜花寮まで辿り着く。
料理の話題から一緒に郷土料理に挑戦してみないかと修は誘ってみたが、流石に今日は予定が厳しいようだった。
「出身地はどこだっけ? 今度時間がある時に挑戦できるよう郷土料理のレシピを探しておくよ」
「川越って知ってる? 埼玉県の」
「ああ、古い町並みが残っている街だよな?」
「そうそう、食べ物だとサツマイモが有名かな? 私もサツマイモ使ったお菓子とか大好きなの」
そしてあおいは預けていた荷物を受け取り、礼を述べて寮へと向かっていった。
が、途中で不意に立ち止るとくるりと振り返った。
「今日の私、ラッキーかも。修君とたくさんお話しできて凄く楽しかったし、送って貰っちゃったし。本当にありがと、修君」
満面の笑顔でそう言ってあおいは寮の中へ消える。
自分に会えたことがあおいがラッキーと感じてくれたこと。あおいが自分と過ごした時間を楽しんでくれたこと。
そのささやかな幸福を噛みしめ、修は帰路についたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
本条小鹿
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年06月20日
参加申し込みの期限
2016年06月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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