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アモーレ 4 アモーレ!
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「これは夢?」
真っ白なウェディングドレスに身を包んで
綾辻 綾花
は周囲を見回した。
四季折々の花で彩られ、その花々のアーチをゆっくりと歩む綾花はその向こう――タキシード姿の痩躯の青年の姿に頬を赤らめた。
「せんせい……」
フリルとレェスを何重にもあしらった豪奢なドレスは『女の子なら一度は夢を見る』幸福な夢に合致している。
こいごころを寄せる相手――
早川 珪
先生の姿から、これが『結婚式』という優しい淡い夢なのだと実感させた。
ゆっくりと、歩むたびに柔らかな赤い絨毯を踏み締めるヒールがかつりと音を鳴らす。
「よく似合っているよ」
差し伸べられた掌に、そっと重ねたのは白い手袋に包まれた指先。
吹いた風に煽られた黒髪が、やわらかにヴェールと共に舞いあがる。ころりと落ちる星屑に綾花が首を小さく傾ぐ。
バスケットに吸い込まれる星屑に天使がぺこりと一礼し、拍手を持って彼女を迎えた。
「星屑――……?」
「
ラブ
が星屑になって降り注ぐんだ」
おめでとうと笑みを零したアキヒロは厨房から歩み出て、幸福の花嫁を祝福する。
綾花と珪先生から零れ出す星屑を手に、厨房へと戻ってゆく彼は素晴らしい料理を持って結婚式を彩ってくれることだろう。
「ラブ……」
カッと頬に赤みが増す。傍らで小さく笑みを零した珪先生を直視する事が出来ずに、彼女は戸惑った様に唇を開いた。
「先生、やっぱりカッコいいから何を着ても似合いますね」
「綾辻君こそ、可愛い……。いや、何時もより『綺麗』に見える」
気障な言葉は、その幼さを感じさせるような身形には良くあっていた。
優しげな言葉に、普段の先生よりも感じられた甘さが胸の中を幸福で満たしてゆく。
(結婚、するんですよね……?)
格好に照れると、着なれぬドレスで転ばぬ様にエスコートする珪がきゅ、と綾花の掌を握りしめる。
バージンロードは短いけれど、長く感じて。
彼の隣で、彼と共に、歩くだけで緊張して頬が赤くなっていく。
ちら、と視線を逸らせればアモーレの天使の中に
七夜 あおい
の姿があった。
がんばって。
視線がそう告げる様で、緊張を飲みこんで笑みを零して頷く様に瞬いた。
嬉しくて、恥ずかしくて、でも、幸せで――
老天使が唱える誓いの言葉に、とくり、とくりと鼓動が高鳴って行く。
視線を合わせ、「珪先生」と彼を呼ぶ。
「せんせい――?」
結婚式には無粋な言葉だと、交わる視線に応える様に唇を閉じた。ヴェールを持ち上げた彼の細い指先が何処までも印象的で。
指先に光った『誓い』に瞼がゆっくりと落ちてゆく。ひとつ、重ねたのは愛情と、幸福。
唇に感じた温もりに、じんわりと滲んだのは落ちるラブの星屑よりも確かな感情の証左。
堪える様にヴェールの向こう側で笑みを零した珪先生を眺めた綾花は首を振る。
泣き出しそうな想いを堪えて、綾花は珪の腕に誘われる様にぎゅ、と細い体に収まった。
タキシードの胸に顔を埋め、泣かぬ様にと堪える彼女の頭を撫でる優しい指先が、本を扱う時と同じに思えて。自分は大事にされているのだと実感する。
抱え上げられた体がふわりと揺れる。間近にあった横顔にキスをひとつ、落とせば、お返しだともうひとつ返った。
「綾花ちゃーん!」
手を振るあおいが「おめでとう!」と何度も何度も声を発してくる。
祝福に、ありがとうと手を振って、投げ入れたブーケを手にしたあおいは嬉しいとはしゃぎ綾花へと手を振った。
「七夜君に渡せて良かったね」
「はい。狙い通り、です」
なんて、と唇に弧を浮かべ綾花は小さく瞬く。
珪先生。せんせい、せんせい――?
「珪――さん」
先生、と呼んではいけないと堪える様に声を震わせて、両の腕を首筋に回せば応える様に腰を引き寄せられる。
眼前には彼の顔。整った珪先生の顔に綾花の頬が熱くなってゆく。
だから、もう一度――――
「愛してるよ」
―――………。
幸福に重たい体を起こした綾花はきょろりと周囲を見回した。
夢だということを忘れて過ごした幸福な時間。指輪を嵌めていた感触も、唇の温もりも今はもう忘れられないと綾花は布団をぎゅ、と握りしめた。
(夢で、満足してはダメ――ですよね)
いつか、叶えたいと思う。アモーレで過ごした甘い時間と、彼の唇が発した甘い言葉。
思い出すたびに頬に赤みが増してゆく。
ああ、夢でないなら嬉しいのにと瞼を落とし、残った温もりを引き寄せる様に息を吐いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
日下部あやめ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
28人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年06月09日
参加申し込みの期限
2016年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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