this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
冬だけど、お花見!
1
2
3
4
5
…
6
つぎへ >>
【1】準備は万端!
――まずは、買い出しに行こう!
というわけで、
真辺 伸幸
は五代 春香と共に寝子高近くのコンビニにやって来ていた。
「夜にお花見するなら温かい飲み物の方がいいだろうから、紅茶とかのティーパック買うのはどうかなー」
お菓子を物色している春香に、伸幸は思いついて提案する。
「お湯は寮で用意できるから、ポットに入れて置いておけば、温かいお茶の出来上がりーってなるよー。それにほら、ペットボトルで買うより、少し安く上がるから」
「それもそうね。じゃあ……と、紅茶と緑茶と……ほうじ茶とかのもよさそうね」
春香もうなずき、ティーパックが並ぶ棚へと移動すると、これと思うものを次々とカゴに入れて行った。
「ふふー、そうすると紙コップも買って行かなきゃだなぁ」
呟いて、伸幸は紙コップの束を二つほどカゴに入れる。
他にもお菓子類をいくつか買って、レジへと向かいかけ、伸幸はふと春香をふり返った。
「先輩、レジャーシートって寮にあったけかねぇ」
「食堂に埋もれているのを見た気はするけど……念のため、それも買って行きましょ」
少し考えて言うと、春香は自分が手にしたカゴに、レジャーシートをいくつか入れた。
買い出しを終え、猫鳴館に戻った二人は、今度は物置と化した食堂から、ランタンや大型の懐中電灯など、灯になりそうなものを発掘する作業に取り掛かった。
その作業の中で、レジャーシートもいくつか見つかったので、二人はそれらを寮の裏手の桜の傍へと運び出した。
レジャーシートを桜の周辺に敷き、更にその周りに間隔を開けてランタンを置く。
「なかなか、いい感じにできたじゃない?」
それらを見回し、春香が満足げな声を上げた。そして、伸幸をふり返る。
「ありがとう。あとは、一人でできるからいいわ。あなたは、自分の支度をして来なさいよ」
「はーい。それじゃ、俺は部屋に戻るねぇ」
うなずいて、伸幸は寮へと戻った。
コートとマフラーで温かくして、自分用のレジャーシートと薄手の毛布を抱え、準備は万端と再び外に出て行く。
時刻は六時を回り、あたりはすっかり暗くなっていた。
空には少し欠けた月が昇り、ランタンの灯りと共に、幻想的に季節はずれに咲いた桜を照らし出している。
伸幸が、そのすぐ近くにレジャーシートを広げた時、ポットとお茶のセットやお菓子の乗った大きなトレイを抱えた春香がやって来るのが見えた。
「先輩、手伝うよー」
毛布をその場に置いて、伸幸は歩み寄る。ポットと、彼女が小脇に抱えていた菓子の袋を受け取り、伸幸は歩き出した。
桜から少し離れた位置にあるシートの上に、春香がトレイを下ろす。
伸幸もポットを下ろし、菓子の袋をトレイの隣に置いた。
春香が、その傍に、『ご自由にどうぞ』と書かれたダンボール製の看板を据える。
「欲しい人に、自由に取ってもらうんだねぇ」
「そうよ。これなら、私たちがあれこれする必要なくて、いいでしょ?」
春香が笑ってうなずいた。
準備はこれで、終わりだった。
伸幸は、自分のシートの所に戻って、ふわりと空を見上げた。
頭上には、満開の桜の花が広がっている。
すでにあたりには、参加者たちが集まり始めているのか、にぎやかな人声が響いていた。
(桜の花さんにとっては、ちょっとにぎやかすぎるかもしれないけど、少し大目に見てくれるといいなぁ……)
そんなことを思い、ふと昼間のことを思い出す。
あの時聞いたと思った笑い声は、そして誰かに呼ばれたと思ったあの声は、誰だったのだろう。それとも、本当にただの夢だったのだろうか。
「呼んだのは君だったのかなぁ。それとも、別の子だったのかねぇ」
夜風に小さく揺れる薄紅色の花弁を見上げ、彼は低く呟いた。手を伸ばし、その幹に触れる。
「冬に春のお福分け、ありがとうだねぇ」
目を細め、感謝の言葉を伝える彼。
まるでその言葉に応えるように、木の後ろからひょいと少女が顔を出した。
「あれ?」
思わず目を丸くする彼の前に、にっこり笑いながら少女は木の後ろから出て来た。小学生ぐらいだろうか。黒い髪をおかっぱに切りそろえ、着物とハンテンを着ている。
「お兄さん、あそぼ」
少女は言って、両手を彼の方に突き出した。そこには、輪っかになった紐が握られている。
「ええっと……あやとり?」
尋ねる伸幸に少女はこくりとうなずくと、両手を器用に操って紐で何かを形作り始めたのだった。
1
2
3
4
5
…
6
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
冬だけど、お花見!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
ホラー
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年06月06日
参加申し込みの期限
2016年06月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!