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MFS! ~あるいは全ての表現者に捧ぐ、夜半過ぎのTVショウ
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『戦慄! 謎のサラリーマンと、恐怖の死亡申告書!』(6)
どこまでも深いブルーの空、ワタあめみたいな純白の雲。香る爽やかな潮風。さらさらとやわらかい砂浜。エメラルドグリーンの海。そして……
相原 まゆ
先生の、水着姿!
「……ッしゃああああああ!!」
ぐぐっ! レインボー褌がまぶしい
冴木 竜司
は握り締めた拳を震わせながら、青空へ向かって咆哮のような歓喜を迸らせました。
まゆ先生、LOVE!! 竜司の顔馴染であるなら、胸に抱く彼の想い、そして並ならぬリビドーもまた知るところであったことでしょう。生徒と教師という立場にもめげず、常日頃から猛烈にアタックをかけること、幾年月。ついにそれが結実した、これが何とも、感動の瞬間なのです……!
何とか先生を水場へ連れ出す口実として、海遊びへの引率を……なんて頼み込んだところに、思いがけず、先生は言ったのでした。やけに色っぽく、艶っぽく微笑みながら。
「引率で、いいの? デート……しちゃおっか?」
「えっ」
いつもとどこか違う先生のそんな言葉に、戸惑いこそ感じたものの。もちろん、断る竜司ではありません。
というわけでやってきました、南国の海ッ!!
「まゆ先生の、ビキニ姿……ッ!! なんて、なんて素晴らしい……俺、感動です! これぞまさしく、ビーチに舞い降りた麗しきフェアリー……ッ!! もう、最ッ高ですまゆ先生ーーー!!」
「ふふっ、そんなに喜んでもらえるなんて。ちょっと恥ずかしいけど……竜司君のため、なんだからね?」
ぽ、と赤面。恥じらう先生の手を取り、竜司はきらり! と白い歯を見せつつエスコート。ひんやり涼しい、冷たい海へ、ふたりは軽快に駆け出していきました。
(さて、問題はだ……)
美味い話には裏がある。竜司もそんなご都合展開に、まるで警戒を抱かなかったわけでは無いのです。
出がけに突然手渡された二枚の書類を、竜司はとっさに、まゆ先生の目から隠しました。決して南国海水浴デートがご破算になるのを恐れたわけではなく、純粋に彼女がこの瞬間を楽しめるように、との配慮による判断です。あの薄っぺらい紙切れへ書かれた内容には、どこか半信半疑であったからでもありました。
死因。『海にて、サメの群れの襲撃による失血死』。『海にて、サメの群れに襲われている人を救助しようと試み、ともに失血死』。
(あんなの、まゆ先生には見せられないぜ。タチの悪い冗談だとは思うが……念のためまゆ先生にも、なるべく沖合に出ないように言っとかないと)
「竜司君、どうしたの? ほらほら、楽しみましょ♪」
とはいえ、まるで子どものように無邪気に笑って、ぱしゃぱしゃと水をすくい上げては竜司に引っかけ、はしゃぐまゆ先生に、思わず表情は緩みます。
「ぼーっとしてると、置いてっちゃうわよー? それーっ」
「あっ、まゆ先生、あんまり深いところにいくと……ははは、逃がしませんよー!」
得意の泳ぎですいすいと海水をかき分けていく彼女は確かに、海辺の妖精……いいえ、マーメイド! その隣へ近づきたいがために、一緒にいたいがために、竜司も顔を綻ばせて、泳ぎに夢中になってしまいます。
そうして幸せそうな彼女を見つめるうち、つい。気が緩んでしまったのかもしれません。
「……きゃああああああッ!?」
「っ!? 畜生、しまった……!!」
海面を、するり、するりと。波飛沫も立てず静かに、するり。
それは、背ビレでした。大きく、立派な……それも無数の。
「ひ……さ、サメが!! りゅ、竜司君! 助け……」
言いかけて。きゅっと唇を結び、竜司を強い眼差しで見据えると。
それは教師としての矜持であったのか、それとも、彼の想いに応えるがゆえの行動だったのでしょうか。
「……逃げて、竜司君!! こっちに来ちゃダメ、早く! 離れて……逃げてぇっ!!」
ぐるぐるぐる、背ビレが描く波紋のような軌跡の真っ只中にありながら、まゆ先生は、叫びました。悲壮な決意に、声を震わせながら。
「ッ、まゆ先生……」
瞬間。竜司の頭からはもう、あのつまらない書類のことなどまっさらに吹き飛んで。
思うことは、ただのひとつ。
「…………させねぇっ!!」
怯えて震えながらも、気丈に彼を押しやろうとする、彼女。まゆ先生。愛する女性を、守りたい……! ただ、その一心で。
「その人は、俺の大切な人なんだ……!! まゆ先生のおっぱいに包まれたいんじゃああああああ、うおおおおおおーーーッ!!」
ろっこんが生み出す爆発的な筋力が高らかに水飛沫を上げ、竜司の身体は弾丸のごとくに、サメの群れへと突撃していきました。
「まゆ先生、好きだーーー!!」
固く、鋼鉄のように握り締めた拳を、鼻先へ叩き込みます。
「竜司君、後ろ!!」
振り向くと目の前に、びっしりとならんだ鋭利な歯列。まるで死んだような瞳。けれど竜司は怯まずに、
「好きだーーー!! 大好きだああああああッ!!」
彼の進化したろっこんは、噛み千切ろうと閉じた顎に、まるで金属に食いついたかのようにがちりと硬質な音を立てさせ、牙を弾き。隙を突いて、エラのあたりを狙いすまして拳を一撃。
「好きだ!! 好きだっ!! 俺はまゆ先生が、大ッ好きだあああああああああ!!」
「りゅ、竜司君……っ!」
赤らんだ頬や潤んだ瞳に心配や不安を滲ませまいと、決してその白い肌を傷つけさせまいと、竜司は叫び続けます。大口を開け直下から浮かび上がってくるサメを、空中へ大ジャンプ、飛びかかってくるサメたちを全力で殴りつけ、身を挺してかばい、退け続けます。
止めどなく、愛を叫びながら。
サメたちが美味なる獲物に食いつきそびれ、すごすごとその背ビレが海中へ消えていったのは、竜司の喉がすっかり枯れてきた頃のこと。
「大丈夫、ですか? まゆ先生……」
「……竜司君っ!! バカッ、無茶して……!!」
むにゅんっ、と押し付けられた魅惑の感触に、いつもなら飛び上がらんばかりの竜司も、この時ばかりは疲労と、少しばかり真摯な心持で、
「はは……まったく、心配かけさせないでくださいよ。でも……無事で良かった……」
「……うん。ごめんね……ありがと、竜司君」
ただ、静かに。愛する女性の震える身体を、腕の中へきつく抱き締め。深い安堵に、ふ、と微笑みました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
81人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年07月23日
参加申し込みの期限
2016年07月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年07月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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