this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
MFS! ~あるいは全ての表現者に捧ぐ、夜半過ぎのTVショウ
<< もどる
1
…
19
20
21
22
23
…
70
つぎへ >>
『輝け! ミッドナイト・フリーキー・コンテスト! 第一部』(5)
「ネットからリアルへ! もー、ドキドキわくわくだにー☆」
「ナナちゃん語尾、語尾」
「おっとっと!」
『ルナナ』のナナこと
七音 侑
は、同じくルナこと
夢宮 瑠奈
のツッコミにハッとして、舌をぺろり。まだ出番前で良かった……! 何しろこの姿の時は、いつもの『にー』とか『うに?』とかはつけないようにと頑張っているのです。そんなのが元で、身バレしてしまってはかないません!
「お待たせいたしました! 次はこの方たちの登場です、どうぞ!」
司会者の声がふたりを呼んで、ナナとルナはうなずきあって、飛び出します。きらきら輝く、現実の舞台へと!
「こんばんはーっ! そしてはじめまして、『ルナナ』のナナだよ!」
「『ルナナ』のルナです、よろしくね!」
「いつもは、『キャットアイランド』ってゲームの中で、アイドルやってます」
「そうなの! 今夜のあたしたちは、祝! キャットアイランドから、外の世界へー!」
「応援よろしくね♪ というわけで、今日は今の季節にピッタリな、ほろにが曲を持ってきたよー」
「「楽しんでいってねっ♪」」
元気なふたりは打って変わって、すう、と落ち着いた静かな表情へ。ルナが両手に包んだマイクへ、そっとささやくように、告げました。
「新曲です、聞いてください……『セピア・バレンタイン』」
流れ出すのは、誰しもが在りし日の哀愁、郷愁を胸に思い起こされるような、どこか懐かしさを覚える……そんなメロディ。
やがてナナが、うっすらと浮かべた微笑みで、視聴者の目を釘付けにしながら。すうっと、口を開きます。
あなたのため、わたしのため
あの日のため、今のため
なかったコトに できたらいい?
なかったコトには したくない?
たん、たたん。まずは控えめ、小さくステップ。
ゆったりとした振り付け。入れ替わり、今度はルナが息を吸い込み、口を開いて。
めのまえには ゆうきのかけら
つつみこんだ こころのかけら
まだ持っていたちからのかけらを
そっと そっと 抱きしめて……
ふわり、翻るスカート。
時に折り重なるように、時に身体を入れ替えながら、ふたりはやがて、声を揃えて。
想いはセピア
色
鮮やかに
わたしの世界 彩るよ
あの時の
ユ
メ 淡く静かに
あなたの今を 支えて
い
るよ
たんたん、たたん! ステップは少しずつ、徐々に咲いていく色とりどりの花のように、彩りを増していき。
ふたりの声は、絡まり合っては解けて、再び寄り添い合って。爽やかな緑や水色、エメラルドやピンクの糸が、ふわふわ、するりと紡がれていくかのよう。
渡
せ
な
か
った こ
こ
ろ
のか
けら
色
あせて
ゆ
く
ま
だ
抱え
た
まま……
渡
し
た
か
っ
た
セ
ピ
ア
の
か
け
ら
色
づ
い
て
ゆ
く
こ
の
胸
の
な
かで……
メインボーカル、ルナの後ろから、ナナはジャンプ! サブボーカル兼ダンサーな彼女も、存在感で負けてはいません。
ルナは、ぱちりとウィンク。ステージから広がった清々しい風は、きっとテレビの向こうにまでも、爽やかに吹き抜けたことでしょう。
想
い
は
セ
ピ
ア
色
鮮
や
か
に
わ
た
し
の
世
界
彩
る
よ
想
い
は
セ
ピ
ア
色
鮮
や
か
に
あ
な
た
の
世
界
変
え
て
ゆ
く
たん、と背中合わせ。
最後は、声を束ねて。そっと静かに。
願いを込めて。
セピ
ア
の
世
界
は
き
っ
と
色
づ
いて
みん
な
の
世
界
を
広
げ
て
ゆ
く
よ───
曲の終わり、ばっちりと決めポーズでフィニッシュ!
やがて周囲には、嵐のような拍手喝采が巻き起こりました。
「なるほど。僕は歌のことは良く分かりませんが、おふたりの一糸乱れぬ振り付け、歌唱力の安定感はさすがですね。アイドルとして活動されているだけのことはあります。そういえば、楽器の音色や歌声には倍音というものがあり、本来聞こえる基音に加えて人の耳には聞こえにくい音を同時に発していて、この倍音をコントロールすることで意図的に声色を変えたりより深みのある声を響かせることが可能で、おふたりの歌もまた」
「んだーっ、うっとおしいわよ! そんなのひと言で言えるじゃないの。素敵な歌だったわよー、ワインをいただきながら聴くのにピッタリ♪」
「ルナは何か、伝えたいことがあるんだよね?」
「うん。胡乱路先輩に」
歌い終えたふたりが降壇する直前、マイクへ向かってもうひと声。
「フツウ、って何だろうね?」
ルナは、もしかしたらどこかで見ているのかもしれない、桃色髪の少女へとメッセージを。
「あたしの世界なんて……ほら。フツウがフツウじゃないようなものだしさ。今だってそう、こんなに不思議なステージで、ナナちゃんと歌って踊って……」
「うん、ウチも分かるかもー。フツウって、意外と不安定なものだよね? 自分のフツウが、誰かにとってのフツウじゃないことだってあるもん」
たとえば寝子島で起こる、不可思議な出来事の数々。そんなものに、もれいびたちや事情に明るいひとたちは、すっかり慣れっこかもしれません。けれどひとたび島を出たなら、それは何とも奇妙なものとして目に映ることでしょう。
『フツウ』は、必ずしも同じものを指す言葉では無いのです。
だからこそ、
「胡乱路先輩のユメは……あたしと同じ、だから。あたしがつい、数ヶ月前に歩んだ地点を。先輩にも、自分で選び取って欲しいの」
「うんうん、ウチも同意見! 自分が『一番願うフツウ』に向かって進めば良いと思う……難しいけどね、自分で考えてる以上に、自分のことを想ってくれてる、周りの人の意見だって聞かなきゃだから」
苦笑いのナナに、ルナは楽しげにうなずいて。
ふたりは黒猫たちが寄せるカメラ・アイへ向かって、とびきりの笑顔で、告げました。
「映画で言ってたんだ、『成功したかったら周りを見て』って。受け売りだけどね!」
「うん……あたしは、ステージの上で待ってるよ。そこがどこだろうと、ファンに見てもらえる場所なら、それはきっと同じ場所だから」
最後に道を決めるのは、自分自身。
「あなたはどんなフツウを、望みますか?」
【
83%
vs
17%
】
<< もどる
1
…
19
20
21
22
23
…
70
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
MFS! ~あるいは全ての表現者に捧ぐ、夜半過ぎのTVショウ
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
81人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年07月23日
参加申し込みの期限
2016年07月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年07月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!