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【かるた】わんだふる・ゑきさいてぃんぐ・かるた大会
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春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山
拓郎が、自陣右手の札を素早く払った。覚えている15枚のうちの一枚だ。数少ない取れる札を取れて、拓郎は安堵した。
「有名なやつだから……覚えやすかったです、はい」
知っている歌が少ないので、自陣の札は知っているものが自分の前に来るように並べている。相手陣の札も、取り始める前にどこに覚えている札があるかを確認しておいた。
「取る速さなら、負けないから……あとは、いかに早く、見つけられるか……」
拓郎は、試合前に煉に言われた言葉を思い出し。気合を入れ直す。
須崎 蒼志
は長い腕を伸ばして、それぞれの陣地の札の位置と距離感を確認していた。手元に近い札は確実に取れるよう、該当する語呂合わせを思い出しておく。
飯がかかっているので、本気―――ここではマジと読む―――で目の前の一枚一枚に、真剣に集中している。
恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ
相手陣の左端、比較的遠いところにあったが、蒼志はリーチを生かしてきっちりと札を押さえた。
「裏の鯉に……裏の鯉って食えるのかな……。……腹減った。焼肉もいいけど和食もいいっすね」
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を 一人かも寝む
朧が場所を覚え直した直後、タイミングよくその札が読まれた。すかさず手を出して、狙い札を勢いよく払う。
「なんとなく、離れて寝る寂しさっていうのが共感できるんよ」
「外に泊まるときとか、ですか……?」
拓郎が朧に尋ねた。
「うーん……ま、そんな感じさね」
試合はほぼ互角のまま、後半戦を迎えた。
「―――腹、減ってきた……」
空腹のあまり、集中力に限界が来つつある蒼志は、陽太の方をちら、ちらと見続ける。
(飯、楽しみにしてますからね……)
陽太も、すぐに蒼志の視線に感づいた。
(あ、コレは集中しすぎてお腹すいたってサインだなぁ。春彦君もそろそろそうなりそうだし……よーっし)
蒼志の意図を察した陽太は、ついに「勝つための奥の手」を発動させる。
「ここで踏ん張って勝ったら、某有名店の限定スイーツもおごるわー」
「―――! 某有名店スイーツ、だと……!」
効果はてきめんだった。春彦も、普段眠そうな目をしている蒼志も揃って目をかっと見開いた。彼らの心―――というか腹―――はここで決まった。
「この勝負、ぜってぇ勝ぁーつ!」
前のめりになる春彦。一方、蒼志はあることに気づく。
「はっ……。もしや、早く取れば取るほど試合も早く終わって、早く飯にありつけるんじゃないっすかね……」
蒼志は、春彦にアイコンタクトを送る。とっとと取って早く終わらせよう―――蒼志の意思を受け取った春彦も、真剣な面持ちで意味深に頷く。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
三城 俊一
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
バトル
定員
1000人
参加キャラクター数
79人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年06月04日
参加申し込みの期限
2016年06月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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