this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
空飛ぶピラニア
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
10
つぎへ >>
【5】
「あーはいはい、ピラニアですよね、今更驚きませんよ!」
屋敷野 梢
は窓の外を睨みつけた。
窓にとめどなく飛んでくるピラニアに「どうせアレでしょ!」と悪態をつく。
「このピラニア、臆病だーとかあまり人には襲いかからないーとか、そーいう生態もぶっ飛んでるんでしょ!」
実際、ピラニアはイメージされているほど凶暴ではないらしい。
……のだが、明らかに梢を狙ってピラニアたちは飛んできている。
まあその、寝子島だし。
「あまり水をバシャバシャしなければ襲ってこないんですよ? とかドヤ顔で水にはいろうものなら、何故かイヤらしい所に噛み付いてくるんでしょ! やる前から知ってます! ためしません!」
まあその、ね? 寝子島だし?
「まー、この季節に台風で水没とか寒すぎなので、そもそも水には浸かりませんけど」
自宅の一階部分は浸水してしまったので、二階に避難してきたが、物事はあまり解決していない。
とにかくこのままでは、ここに立てこもることもままならない。
「今はお腹減ってませんけど、飲み物ないし……」
どれくらいこのままなんだろう、と考える。
いざとなったら、一階に溜まった水を飲料水とすることも視野に……。
「でも、お腹壊しそうですー。せめて蒸留したいですよね」
まぁ食べ物に関しては空からピラニアが降ってくるのでなんとかなると言えばなる。
ただどこから来たのかわからない得体の知れないものを食べるのには勇気が必要だ。
なるべくなら、口に入れたくない。
多分、というか、間違いなく電気も死んでるのでお刺身オンリーになりそうだし。
「あとお風呂! ……は我慢するとして、せめて身体は拭きたいですよね。ウェットシート的なもので」
ただそれもここにはない。
「やはり駅ビルで探るしかないのでしょーか……」
びゅうびゅうと吹き付ける雨と風。
彼女のろっこんを使えば、飛んでいけると言えば飛んでいけるが……。
この荒れ狂う風の中、蝶に変身してうまく飛べるかというと正直不安である。
というか、どこに飛ばされるかわかったもんじゃない。
「あ、むしろ飛ばされた先はピラニアのない桃源郷だったり!」
そう言いかけて、深くため息。
「……しないですよねー」
そんな時、ふと窓の外に何かが流れてくるのが見えた。
「! あれはもしや……天の助け!」
捨てる神あれば、拾う神ありとはよく言ったものである。
……まあ、この場合、捨てる神というのはあの猫だけども。
梢は窓を全開にすると、流れてきたもの目がけて、飛び出した。
***
ドスン!
ボート、もといふすまの上に落ちてきた何かのせいで、いおねは一瞬宙に浮き上がった。
慌てて、ふすまの縁にしがみつき、後ろ振り返る。
「な、な、なんなのですかー、あなたは!」
「ちょうど外に出たかったのですよー。助かりました」
てへへと笑う梢に、いおねは目を丸くする。
「勝手に助からないでください! 家にいてください! 定員オーバーなのですよー!」
「そんなこと言わないで。ほら、旅は道連れって言いますし」
別名、死なばもろとも、とも言う。
「このままでは地獄への道連れなのです!!」
水が濁っているのでよくわからないが、嫌な予感……。
見たくはない。見たくはないけど、一応……といおねは眼鏡の蝶番を人差し指と親指で挟んだ。
ろっこん<レントゲン・ラブ>の力で水の中がクリアに見える。
「ひゃああっ!?」
なんとなくそんな気はしていたけど、ピラニアに囲まれていた……!!
おまけにふすまは2人の女の子を支えきれず、沈みかけている!
「どうしてもっと頑丈な乗り物を用意しなかったのですかー」
「知らないです! こんな強引なヒッチハイカー想定外なのですよー」
やはり、アニマルパニックものには犠牲者が必要不可欠!
飛びかかるピラニアたち!
抱き合ういおねと梢!
万事休す……かと思われたその時、
すぱぱぱぱぱーーーーん!!!!
金属バットのフルスイングでピラニアは弾き飛ばされた。
ふすまの前に滑り込むように現れたゴムボート、その上にはさゆるの姿があった。
「……邪魔」
ボソリと言った彼女は、バットで次々とピラニアを蹴散らしていく。
「わ、わ、助けに来てくれたのですかー!」
「別に。風に煽られて、たまたまボートがこっちに流されただけ」
冷ややかにいおねを見つめる目から察するにその通りなのだろう。
ともあれ、なんとかピンチを脱することができた。
いおねと梢は急いでゴムボートに飛び移る。
すると、ボートにはバットやゴルフクラブ、武器になりそうな物が積み込まれているではないか。
「どうしたのです、これ?」
「スポーツ用品店から借りてきたのよ。このボートも一緒にね」
さゆるは無表情で、2人を一瞥する。
「一緒に行く気なら、それでもいいけど。手伝ってもらえると助かるわ」
「! も、もちろんです!」
「お、お手伝いするのですよー」
梢といおねは武器になりそうな物を手に立ち上がった。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
空飛ぶピラニア
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月24日
参加申し込みの期限
2016年05月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!