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放課後の空き教室には、夕日が差し込んでいた。その輝きをスポットライトの如く浴びながら、片腕を空へ向かって広げ、片手を胸に——。
「やっぱり僕は、美少年ラブだね!」
ロベルト・エメリヤノフ
がオペラ歌手のように愛を叫ぶと、紅緒は怯む事なく「詳しく」と新しいページをペン先で軽く叩いた。
「そもそも僕は美しいもの、可愛いものが大好きなんだ。
美少年の数だけ多様な魅力があるから一言では表せないけど……長所も短所も愛おしく思えるよ!」
「待って」と紅緒は走らせていたペンを止めた。
「あなたの仰る『美少年』の定義とは? 外見かしら? 内面かしら?」
「気が強くて誰の手にも届かない完璧な子……これが理想」
「孤高——。他人を寄せ付けない人物は、不思議と人を惹きつけますわね。ぶつけられる感情が尊敬と妬みのどちらかに振り切る事が多いようだけれど。
自分を重ねて見上げるからかしら。あなたはどう? ロベルトさん。理想の美少年は、自分に求める理想と重なって?」
「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」
ロベルトはページを埋めていく紅緒の達筆を見下ろしながら、薄く唇を歪めた。「けどそんな子、そういないからね」
窓の方へ向いた彼の表情を、強い光が覆い隠す。紅緒はそれを破るように強い目を向けてきた。ロベルトは叶わないなと首を横に振った。
「いや前はいたんだけど、今ではすっかり変わって理想から離れちゃった。
まあ人は変わるものだから、仕方ないけど」
「『少年』なら尚更ですわね。永遠に『男』に成長しないのであれば、それは人形か、既に人格が壊れているかどちらかよ」
そんなものを理想としているのだとしたら、ロベルトも相当難ありなのかもしれない。思わず探るような目つきになった紅緒へ、ロベルトは笑って返した。それは誤魔化しに感じられたが、紅緒はそう悪いとは取らなかった。
彼の芸術家らしい感性は、彼の魅力の一つだ。他人が口を出して解決するようなものでもないだろう。
「ところで今特定のパートナーはいらっしゃるの?」
いないわね。と同義の声で言われて、ロベルトは眉を下げた。見抜かれているのは今迄の会話か、それとももっと前なのか——。紅緒の完成された鋭さとオブラートを持たない子供のようなストレートな言葉に答えは笑い混じりになった。
「そういえばいないな。あー…えーっと…欲しいとは思ってるよ?
もしかしたら既に出会ってる人の中に将来のパートナーが居るかもしれないね」
「少年が?」紅緒は問い直した。
「さっき精神の話しをしたけれど、実年齢としては何歳までが少年? 中学生……、例えば
イリヤ・ジュラヴリョフ
の年齢でも?」
「え? イーリャ?」
ロベルトは一度驚いた顔をしたが、
「そうだな。背が高いのが残念だけど……可愛いよね」と答えた。
声で背中を撫でるような妖しい色が見えて、紅緒は少し考え込んだ。イリヤの性的指向はどこにあるのだろう。そもそも彼は他人を愛するのか。とりあえず今は会話の途中だから、深く想像しない。しない方が良い相手だ。
「でも時々……」ロベルトは声を潜めた。「こんなことを言うのはなんだけど、主導権を握られてる気がするよ! ……ちょっと悔しいな」
その言葉に紅緒は得心して「お気をつけあそばせ先輩、あの中学生はサディストかもしれませんわよ」と冗談を飛ばしてペンを置いた。
「——あなたの理想は、人間に向けるには残酷ですわね」
これは非難ではなく、ただの感想だったが、次の言葉は友人としての心配だ。
「誰かにのしかかられたいのかしら。でもそのままだと重さで疲れてしまうのではなくて?」
「……僕自身も自分がどういう人間かうまく説明出来ないな。でも確実に言えるのは、僕は美少年が大好きだってことさ」
ロベルトは話しを「まぁ、こんな感じ」とまとめて終えた。
彼が去っていくと、紅緒はもう一度書き込んだものを読み返し、『探求』と『欲求』の文字を書き加えて暫く見比べていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月21日
参加申し込みの期限
2016年05月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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