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一日閑話
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“O”と“K”が強調された看板を通り過ぎながら、
鎌八 まもる
は息を吐いた。
「ふいー雨の日はどうも調子でないな」
オークレイ牧場は、彼のアルバイト先だ。
乗馬や搾乳など様々な体験が出来る施設なので、普段なら観光客がいるところだが、今日は雨の為に、動物たちも小屋のなかに入っている。
まもるは今日のアルバイトのシフトに入っていなかったが、牛と馬の世話をしようとまず牛舎へ向かった。
しかし——。
「うわ、完璧にされてる!」
牛たち外からの光を受けて、艶やかに短い毛を輝かせていた。どことなく顔も誇らしげに見えた。
(そうか、オレが来ない日だからオーナーがすませたんだな)
一頭に近寄ってみると、自分がまだあの牛用の櫛を扱いきれていないのだろうとはっきり分かる。
「流石だな……。ブラッシング技術でここまで変わるのか」
オーナーの技術を確認するように、一頭ずつ毛艶を確かめて、改めてここでは仕事がないと分かると、まもるは今度は厩舎へ行った。
こちらも完璧な仕事だ。
まもるがいつも見ているより、逞しく元気に見える。
「オレはやっぱりまだまだだな」
ため息と共に独り言を吐き出したが、落ちこんでもしかたない。
まもるは顔を上げて馬たちに近寄った。
「アンバー、オス!」
まもるが声をかけた月毛のメスは、挨拶などなかったかのようにツンと遠くを見たままだ。気位の高さは魅力かもしれないが、ねえねえそろそろ良いんじゃないの? と内心思ってしまう。ツンがあったらデレもあってもいいじゃない。
「ま、いつものことだがつれねぇよなお前は……」
肩を落として次に待っていたシルバーは、落ち込んだまもるを慰めるように優しく手をなめてくれた。
「シルバーはいいこだよな。……あのじゃじゃ馬の馬とは思えない気品だよ全く」
どこに耳があるかわからないので、最後の一言はぼそりとだ。
そして実際、直後に背後に人が現れたのだ。ヒェッと飛び上がって振り返ったところに立っていたのが、例の『じゃじゃ馬』ではなかったのは救いだった。
* * * * *
それから、まもるはオーナーの許可を得て、アンバーを外に連れ出すことになった。
天気は相変わらずの雨で、まもるは「こんな綺麗に仕上がってるのに」と遠慮したが、アンバーがなついてくれないと休みの日にまできた彼を慮ってくれたのだ。
「——はい、ありがとうございます。外から帰ったらオレ……、
いえ自分が仕上げなおします。ありがとうございます!」
勢いよく頭を下げてオーナーを見送り、まもるは早速乗馬の準備を始めた。
「よし、アンバーいくぞ!」
と、背に乗って声をかけたのだが、アンバーは微動だにしなかった。
「あーだよな、やっぱ言うこと聞いてくれな——」ぼやきの途中でアンバーが足踏みを始める。「わわわ」と姿勢を正そうとした瞬間、突如彼女が駆け出した。
「おいストップ!!」
の声は、勿論無視された。
降りしきる雨をきるように、アンバーは猛然と草の上をかけていく。
騎乗者は楽しいような、怖いような、とにかく激しい興奮状態にさせられる。
そして時折、振り落とされたり、引き摺られたり、手綱をまもるの手から引き抜いて置いていってしまったり…………。
本当に危険なことにならないのは、アンバーが分かってやっているからだろう。
バカにされているのか、じゃれているのか、オーナーのような技術をまだ持っていないまもるには分からないが、これで少しでも信頼関係が育まれたら良いなと願う。
そしてそう願った瞬間にもまた、まもるは振り落とされた。
引き離したアンバーは、遠くからしてやったりと嘶いている。
「いってて……」
顔を上げて泥を払うと、彼女の勝ち誇った顔がこちらを向いていた。まもるの口から思わず笑いがこぼれた。
まもるはアメリカの有名な西部劇に出てきてから使われだした、『頼りになる相棒』という意味の言葉を思い出していた。
あの黒いマスクのヒーローと相棒のように、アンバーと信頼関係が築けたら素敵なことだ。
(いつか相棒になれるかな。キモサベってのにさ)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月02日
参加申し込みの期限
2016年05月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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