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一日閑話
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【午前中】
ビニール袋が左右に激しく揺れている。太股に当たってはシャカシャカと音を立て、雨粒を周囲に弾いた。
袋を持つ
アレクサンドル・ナボコフ
は、雨の中、寝子島海岸付近の道を走っていた。
コンビニから自宅への帰り道だ。少しの距離で油断していたのかもしれない。それに外出時はまだ曇り空だった。
買い物中に天気の変化に気づいて慌てて外に出たが、空を見ると、今日の雨は強くなる気配がした。
ようやく飛び込んだ自宅の軒下で息を整えると、彼はポケットに手を突っ込もうとする。
——ここに鍵を入れた筈だ。
しかし分厚い革ジャンは濡れた手の侵入を簡単には許してくれず、思ったより時間がかかった。
……いや、無いのだ。確かに入れた筈だが、見つからない。
帰ってくる途中、もしかしたら行き道かもしれないが、どこかに落としてしまったのでは。
そう考えると煙草を取り出した時のことが思い起こされた。あの時も狭いポケットから小さな箱を取り出すのに苦労したじゃないか。
きっとあの時だ!
喉奥からしみじみと、ため息がこぼれた。
このまま弟が帰宅するのを待とうと玄関扉に背中を預けたが、数分静かにしていると、脳裏に今朝の記憶が蘇った。
弟は「今日は帰りが遅くなる」と言っていたのだ!
万事休す……。追い込まれた彼はすっかり諦めることに決めた。
降りしきる雨は、止むどころか強くなっている。それは冬の空気を更に下げ、外にいる者の体温を奪っていく。
このままここに立って風邪を引いてはたまらないと、彼は携帯電話の検索機能で『鍵屋』を調べ始めた。
そうして暫く、やってきたのが
渥美 ニナ
だった。
* * * * *
ブロンドヘアとレディッシュヘアが、神妙な顔つきで対面していた。
「あー……ソーリー、アイドントスピークイングリッシュ……」
互いの異国的な顔立ちを観察した数秒後、ニナはこう第一声を切り出した。
(あちらの方かな。うーんもっとちゃんと英語勉強しておくんだった)
「すみません不勉強で……」
ニナが頭をさげる正面で、アレクサンドルは「んん?」って怪訝な音を出した。
「英語で話すべきなのだろうか? 英語はそこまで得意ではないのだが……」
ブロンドヘアから思い切り日本語が飛び出た事に、ニナは——自分も今まで同じような勘違いされてきているのにと——顔を一気に赤くして、「ありがとうございます!」ともう一度頭を下げた。
「改めまして、鍵のあつみです。本日は家の鍵を紛失……なくされてしまったのことですが」
「どうにかならないか?」
弱り切った客の声を受け取って、ニナはにこりと笑顔になった。
鍵をなくした客への対応に大事なのは、まず最初に「もう大丈夫ですよ」と安心させることだ。
「こんな寒い日に締め出されるなんて冗談じゃないですね」
「ああ——」
ニナから気さくな言葉をかけられて、アレクサンドルは安心したのか、取り出した煙草に火をつけた。
客が存外リラックスしていると分かると、ニナは屈んで作業を始めた。
集中しようとすると、吹いてきた風がそれを妨げる。
(うう、寒い。さくっと片づけて、ナポコフさんにも暖まってもらいましょう。
さて。普段はナボコフさんを守ってくれる頼もしい門番ですけども、ちょちょいと通して貰いますよ……と。)
「はい、開きましたよ!」
解錠は少しの時間で終わったが、アレクサンドルは合鍵の作製もニナに依頼していた。
店に戻ったニナは、アレクサンドルと雑談しながらキーマシンで新しい鍵を作った。
(最初は溝のないまっさらな鍵でしたけど、これからあちらがあなたの仕事場です。よろしく頼みますよ)
完成した鍵に心の中で声をかけて、サンマさんのキーホルダーを付けた。
「これの代金は?」
「いいえ、サービスです。寝子島へようこそ!」
アレクサンドルの家の門構えは、何かの診療所のようだった。だとしたらこれから彼とは長い付き合いになるかもしれない。
ニナはそう予感して、にこやかに挨拶した。
「何かお困りでしたらお気軽にお電話くださいね」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月02日
参加申し込みの期限
2016年05月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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