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夕暮れどきは、
桜 月
にとって散歩の時間だ。
しかし今日はあいにくの雨なので、星ヶ丘寮の自室で過ごしている。
彼女の鉛筆がスケッチブックの上を滑り、頭の中にある朧げなイメージが固まっていく。
さらっと描き終えると、色鉛筆で着彩した。
この後にパソコンに取り込んで修正することもあるが、イメージを固めるのは手書きの方が月は自分に合っていると感じられた。
服飾のデザインはまず何よりも生地ありきで起こされる。生地から作るのは莫大な金がかかるので、それをやるのは一部のハイブランドなどだけだから、服飾デザイン画は絵として綺麗である必要はない。この業界にはデザイン画すら描かないデザイナーも存在するのだ。
月が鉛筆と色鉛筆が自分の画材にふさわしいと感じているのなら、それは間違いではなかった。
スケッチブックの数枚が埋まると同時に掌と指先に疲労が溜まると、一息ついた瞬間に急激な喉の渇きが押し寄せた。
「————」
いつものように自分のメイド——友人でもある——を呼ぼうとしたところで、彼女が休暇なのを思い出す。
仕方ない。
月はゆらりとキッチンへ向かった。
不慣れな手つきで淹れた紅茶の味は、イマイチだ。それどころか、月は彼女が淹れてくれる味を思い出して
「全然美味しくない」とマイナス評価を下した。
茶葉はいつもと同じ高品質なもので、ティーカップもソーサーも、いつもと同じものを使っているのに、こんなにも違うものなのか。
月は俯いてカップの中を見つめた。そこに写る自分の顔は、頼りなげに眉を垂れていた。
なぜだろう。一人で淹れて、一人で飲む紅茶は、苦い味がする。
寂しさがそう感じさせるのかもしれない。月は最後の一口をぐいっと飲み干して、再び机に向かった。
ぱらりと新しいページをめくって、机の上にある生地見本に目をやる。
布の切れ端に指をすり、月はデザインが頭に降りてくるのを待った。
「……うん」
誰にでもなく頷いて鉛筆を走らせる。いつものように頭の中には完成図が浮かんでいたが、一つ違っていたのは、『彼女』がそのドレスを着ていたことだ。
何枚描き続けても、ドレスは彼女のものだった。
今までも、いくつかの自作のデザインを着てもらっている。下着モデルのお願いも取り付けていて、それは既に部屋に届いていた。
(今度着てもらおう)
そう考えたところで、月はいったん鉛筆を置いた。
今あげたデザイン画のなかで、どれが彼女に一番似合うだろう。また作って着てもらって——。
(その時に私も一緒に色々と着てみようかな。既存のブランドでも楽しそう)
アイディアが湧いた途端に、頭の中におぼろげに浮かんでいた彼女の声が、笑顔がはっきりと輪郭を持った。
すると不思議と胸にあった寂しさが、端から消えていく。
月は早速服や下着を手配しようと、椅子を蹴るように立ち上がった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月02日
参加申し込みの期限
2016年05月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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