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一日閑話
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【夜】
ミルクホールはピークタイムも終了し、客もまばらになり始めた。この時間カウンターを担当していた英二は、トントンと静かで規則的な足音を聞いて階段を覗き込んだ。
「お疲れ様です英二さん。お手伝い出来なくてすみません、この頃叔母様が——」
「受験生は勉強してなさい」
姿は見えないが康子の声が飛んできて、イリヤは「ほらね」と英二に苦笑する。すると今度はレナートが眉を顰める。
「お前は中学生なんだし、本当は手伝いもしなくていいんだよ」
「兄さんたちも中学生の頃からしてたのに?」
「俺らはいいの」
「何だよそれ!」
イリヤが憮然とすると、レナートは溜息を吐き出しながら首を横に振った。
「秋頃は兎も角、もう人手も足りてんだしいいんだよ。英二も今じゃ立派な戦力だし——」
レナートは英二の肩に肘をおいた。突然体重をかけられて英二はガクッと体制を崩したものの、驚きの声はあげなかった。こういう後輩いじりも、店での振る舞いも、どうすればいいか数ヶ月の間に学んできた。
持ち前の真面目の性格が功を奏して、レナートの言う通り、一般業務なら平均的水準を保てるようになっている。
それに武道らよく一緒になるアルバイト店員との関係も良好で、上々である。
英二は先輩に認められていると認識して、腰のあたりでこっそり拳を握った。派手に喜ばなかったのは、イリヤが不機嫌そうな顔をしていたからだ。
「マジで必要な時は言うから大人しくしてろ。……да?」
「Да,Ладно.(うん、分かったよ)」
イリヤはいまいち納得しきっていない顔で生返事をして、用事を続けた。
「リーセ起きたよ。そろそろ夕ご飯にしていい?」
レナートはカウンターを振り返って、在庫や食器の類を目視した。
「15分後かな。英二、良い?」
休憩をとっていいかと確認され、英二は快く了解する。夕食用の休憩時間になると、兄弟——客足によっては康子も一緒に——は自室に戻って弟と食事をとるのだ。
「今日のメニューは何?」英二が聞くと「茸パスタですよ」と、イリヤ。
「いいなあパスタ。今日の賄いなんでしたっけ」
英二の質問を通りすがりで聞いた武道が「こっちもパスタだよ☆」と小さい声で教えてくれた。その間にイリヤは叔母の頬にキスすると、英二に「おやすみなさい」と挨拶して階段をのぼっていった。
その後、カウンターに客が入っていない事もあり、英二は客が不快にならないトーンで、レナートに雑談を振っていた。
「そういえば、この間のカルタ大会、けっこう盛り上がりましたね。また何か皆でワイワイ遊びたいですね!」
「んー? そだね。店では暫くでかい休みないから無理だけど。上?」
レナートの声が下からくる。ピーク時に適当になっていた物を几帳面に揃えているらしい。
「もしくは、どこかに遊びに行くとかでも……」
「ああ、その方がいいかな。イーリャもたまには島外に行ってみたいだろうし」
「どこか良い所あります?」
質問を聞いたレナートは手を止めてすっと立ち上がり、ホールを向いたまま答える。
「そう言えば俺もあんま島外、出た事ねーや」
「そうなんですか?」
英二に覗き込まれて、レナートは顎を撫でている。
「やっべ考えると数える程しかねーわ。日本にきたころにおばさんに観光に連れ出して貰った時と、イーリャが昔日本に遊びに来た時に、おばさんと観光に連れてってやった時と」
「康子さんと観光ばっかりですね」
「や。だってアレよ? 趣味なし彼女なしって普通にこんなもんじゃないの? 英二は何か有んの? よく行くトコとか行きたいトコとか」
「個人的には童心に帰って、動物園とか行ってみたい気がしますが……、これは1人のほうがいいかな」
「良いんじゃね? 一緒に行こーよ」とレナートは反射で答えたものの、数秒後に我にかえった。
「英二と俺と——」
「——エリ先輩とイリヤくんですよね」
『童心に帰った男四人』が動物園ではしゃぐのを描いた二人は、互いの視線を気まずく外した。
食器の音と客の談笑する声が響くミルクホールの夜は更けていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月02日
参加申し込みの期限
2016年05月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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