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ヒーローズ! ~ハイパー・ロッコーン大戦~
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敵が出現したとの報告を受け、政府側のエージェントたちも次々に市街地へと出動した。
戦場となった街の様子を見渡して、
屋敷野 梢
は緊張の色が混じったような声を上げる。
「皆さん、よろしくお願いします! は、初めてですが頑張りまーす!」
同行する仲間達へと頭を下げれば、肩に掛けた黒いバッグが一緒に揺れた。
そのバッグは、梢が政府側の治療スタッフであることを示している。
梢の様子に、共に出動したエージェントである
南波 太陽
がへらりと笑った。
「梢ちゃん、だっけ? サポートスタッフ見習いの?」
「は、はいっ!」
「いやぁ、いい返事ッスねぇ。モレイビーじゃないって上から聞いてるんで、気を付けて」
ありがとうございます! と再び頭を下げる梢の初々しい様子に、場の空気が少し和む。
太陽が、眼差しを
篠原 翠響
の方へと移した。
「翠響ちゃんも、これっくらい愛想があればいいんスけどねぇ」
軽口を叩かれて、しかし翠響は欠片も表情を動かさない。
翠響は太陽の言葉には応えぬままに、支給されたラムネ菓子を口に運んだ。
体内を突き抜ける感じたことのない感覚に僅か眉をひそめるが、それ以上の反応はしない。
「敵を発見、ただちに戦闘態勢に移行――攻撃を開始するわ」
言うや、翠響は伏せていた顔を上げて、二振りのナイフを手に風のように戦場へととび出した。
頼りない装備のようにも思えるが、翠響にはそれで充分だ。
翠響のナイフは、すれ違い様に次々と敵エージェントの命を刈り取っていく。
そこには戦いへの高揚も恐怖も、快感も嫌悪もなく、故に彼女の表情が温度を変えることもない。
ただ正確に敵を屠り、機動性を追求したレオタード型のボディスーツを血の赤に染めていく翠響。
表情一つ変えずに任務を遂行する翠響の様子に、太陽がひゅうと口笛を吹いた。
「『バトルドール』の異名は伊達じゃないッスね。これはオレも負けてられない的な?」
手の中にナイフを閃かせて、太陽はふっと口の端を上げる。
そんな太陽へと明るく声を掛けるは、
椿 美咲紀
だ。
「みなみせーんぱいっ。また後でなのですよ!」
「とーぜん! 美咲紀ちゃんも気を付けるっスよ~」
自分に懐いている少女へと、にっと笑顔を向ける太陽。
それに、美咲紀も向日葵のような笑みで応える。
視線を前へと戻し、パンと手を叩いた太陽の姿が掻き消えた。――ロッコーンの力だ。
「……それじゃ、私達も行くのですよ」
「は、はいっ! サポート頑張ります!」
梢ににこにことした笑顔を向けて、返事を聞くや美咲紀はふっと前を向く。
そこには、戦場があった。無数の血が流れ、多くの建物が崩落する地獄絵図が。
忌々しい、という感情が美咲紀の胸に湧いた。
それは――この事態を引き起こした『アーク』へと向けられたもの。
(理想がどうであれ、やっている事は破壊活動で人を傷つけるだけじゃない。物を壊しているだけじゃない)
他人を傷付けて、傷付いた本人や周りの人間がどんな気持ちになるのかを彼らは考えもしないのだろうか?
(自己チューな輩は大嫌いです。他人を困らせてせせら笑っているだけで何が理想ですか)
怒りを静かに胸に燃やし、美咲紀は救うべき人たちのいる場所へと歩を進める。
「ま、待ってくださーい!」
梢の慌てたような声とぱたぱたという足音が、その後を追い掛けた。
前を行く
泉 竜次
博士の背を見遣って、
七緒 璃音
は「はぁ」とため息を漏らした。
(秘密兵器が奪われた、ねぇ)
政府側のエージェントでありながら、そのこと自体にさほど興味のなかった璃音である。
けれど――前を歩く人がこれを機に動くとなれば、話は別だ。
振り返った泉博士が、少年のそれのような色を含んだ眼差しを璃音へと向ける。
「どうした、璃音。随分と足取りが重いな」
「どうした、って……だから、何故に泉さんが前線に立ちますかね!?」
璃音の言葉に、泉博士は軽い調子で声を投げた。
「俺は俺の責任を果たす。それだけの話だ……何か問題があるか?」
「別にそういうわけじゃ……エージェントとして優秀なのは知ってますしぃ……」
「何だ、歯切れが悪いな」
言って、少し笑う泉博士はやはり少年のようだ。
彼の笑顔は、璃音が幼い頃『ヒーローズ・プロジェクト』に拾われた時から何も変わらない。
けれど、璃音が彼と肩を並べられるようになったのと同じだけの時間が、彼にもまた平等に流れている。
「ねえ、泉さん。年寄りの冷や水って言葉知ってます?」
「璃音、子供はもう少し素直に物を言った方がいいぞ」
別に、俗に言う男女の関係というわけではない。
けれど2人は、そういう軽口を叩き合える程度には親しかった。
政府が誇る研究者と、いつからこんな言葉を交わす仲になったのかを璃音は思い出せない。
それくらい長い間、2人の『腐れ縁』という言葉では括り切れないほどの仲は続いていた。
「ともかく、年寄り扱いされる謂われはないぞ」
泉博士は、自分を年齢相応の人間だと認めたがらない節がある。
璃音は、再びのため息を漏らした。
相手のそういうある種意固地なところだって、璃音はよくよく知っているのだ。
(全く……そんなの、放っておけないっての)
胸中に想いを沈めたつもりが、泉博士がふと璃音の方を振り返った。
どうやら、思ったことが口に出てしまっていたらしい。
「璃音? どうした?」
「別に……勝手に心配してるだけですし」
「何?」
「イイエ、何でもありませんー」
呟きの内容までは捉えられなかったことに仄か安堵しながら、ひらと手を振る璃音。
「ま、いちおーウチもエージェントなんで、『アーク』相手に戦うかーって話です」
伝えるには恥ずかしすぎる本音は、胸の内にそっと仕舞い込んで。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月26日
参加申し込みの期限
2016年05月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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