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大寒波! ハムスターの進撃!!
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【寝子ヶ浜海浜公園】
「うわぁ、つるつる滑るよ~」
岡野 丸美
がのんびりとした悲鳴を上げてつるりと転んだ。
それでも、ころころに着込んだ服のお陰で無事怪我一つしていない。
そうして辿り付いたのは、ぞぞぞと道路一面を占拠して流れるハムスターの群れだった。
「ハムちゃん、凄いたくさんいるねぇ」
何とかモニュメントの見える位置まで到達して、このハムスターの半分くらいが、サンマさんの元へ向かっているのかと思ったら、それは丸美にとっても、何ともぞっとしない光景で。
「まずは、石像に近づかなくちゃ……! ほらほら、ハムちゃん、お菓子だよ~」
そして、丸美はモニュメント周りのハムスターの気を引く為に、個別包装ではないスナック菓子を少しずつ、地面にばら撒き始めた。
「(普通のハムちゃんなら、遠くのサンマさんより目の前に降ってきたおいしいお菓子をまず食べるよね!!)」
効果は抜群だった。モニュメントの周囲の塊三分の一位が、一斉に丸美の元へ向かって来る。
「ほらほらおいで~。ハムちゃんは行動ももっとハムちゃんらしく可愛くしてくれなきゃやだよ~」
ひょいひょいとお菓子を撒きながら。しかし、ここで予想外の出来事が起こった。
近寄って来た群れが、お菓子が足りないとばかりに、一斉に丸美の足からわさわさとよじ登って来たのである。
「わ、わ……た、助けて~」
自分の足を箒で払う。引き付けた量がとにかく多かった。いつか払うのも追いつかなくなるだろう。
のんびりとした悲鳴を上げてハムスターによじ登られながら、丸美は何とかモニュメントの後ろ側近くまで歩み寄る事に成功した。
だが、
「(ハムスター像は確かに可愛いけど……像にしては、本物っぽすぎて、ちょっと何かが物足りない、もう少しキモカワ成分が……)」
そんな考え事をしている間に──群がり続けるハムスター達は、ついに丸美の肩までよじ登る事に成功していた。
「うひゃあぁ」
緊迫感も何もない悲鳴が上がるが、もうこうなってしまうと箒で払う事も難しい。
こうして、寝子島海浜公園の約三分の一のハムスターを引き付けて、ハムスターボール状態となった丸美は、何とか呼吸だけは確保して、倒れてハムスターを潰す訳にはいかないと、よろよろと途方に暮れながら、立ちながら右往左往と動き回る事しか出来ない状態となってしまった──!
恵御納 夏朝
は、桜花寮からここに来るまでの間に、アイスバーンが巡らされた危険をあえて承知の上でキャットロードのお店に向かっていた。
切り離された空間に、人こそいないが、開いた店から対ハムスター対策で使えそうなものを集める。
人がいないとはいえ、世界が元に戻った時、商品だけが消えている可能性が無いとは言い切れない。せめても、と思いその分の金額だけはカウンターに置いて来た。
「このままじゃ、近づけない……」
丸美の活躍により大分ハムスターが後ろへ流れている事に不思議ながらも安堵を覚えながら、それでもまだ地面に歩くのに邪魔になる程度にいるそれらに向かい、夏朝は購入した香りの強い香水を進行方向に撒き散らした。
ハムスターが、一斉に逃げていく。
まさしく効果は覿面だった。
氷点下で堂々と動くハムスターであっても、その情報は視覚よりも嗅覚や聴覚で動いているのではないかと、ハムスターについて調べを付けた結果だった。
香水を撒いた場所を歩くハムスターはいない。
どの程度の持続時間かは分からないが、夏朝は香水をばら撒きながら、一気にモニュメントへの進路を確保していく。
「おいっ、こっち人が少ないって聞いたが、大丈夫か!」
夏朝が、モニュメント自体に香水を掛けたところで、他の寝子島マリーナのメンツから別行動を取ってこちらに来た、
龍目 豪
が姿を見せた。
「あ、ありがとうございます。何とかここまで来たんですけど……今、石像の壊し方について考えていて──」
「よし、任せろ!」
そう告げると、豪は屈み込んでモニュメントに両手を回した。
「ファイトー!」
豪のろっこん“軽いぜ!”発動。
それは、掴んだ物の重さがゼロになる──そのまま、豪はモニュメントを軽々と持ち上げた。
夏朝が驚きに目を見開く側ら、
「これを地面に叩き付ければ──!」
豪は、気合と共にモニュメントを思い切りレンガの床に叩き下ろした。
しかし、それは砕くには至らず、力が分散された結果が見て取れる白い罅が、モニュメントの一部を欠けさせるだけに至った。
「何度か打ち付ければ行けそうだが……!」
「──思いついた! もう一度、お願いします!」
「お、おう!」
夏朝の言葉を受けて、豪が再びモニュメントを軽々と持ち上げる。
それに合わせて、夏朝は最初は像に貼ろうとしていた、ろっこんのトリガーとなる猫のシールを、自分に向かって何枚も貼り付ける。
「こっちがジャンプしたのと同時に降ろして下さい!」
「ああ!」
ここまでの指示があるという事は案があるのだろう。豪は理解して、モニュメントを持ち上げたまま待機する。
夏朝は一回深呼吸して、ろっこん“重く軽く”を発動させた。こちらも任意操作が可能な重量可変系のろっこんだ。
自分の体重をこれでもかという程軽くして、そのままの脚力で一気に高くジャンプする。
「うおお!!」
合わせて、豪が勢い良く空に掲げたモニュメントを振り下ろす。
そこに、空から夏朝がモニュメントのハムスターと台座との間に手を添えて、そのまま一気に指先に摘まんでいた猫シールを自分に貼り付け、自体重を爆発的に重くした。
振り下ろす力に、夏朝の重さで石像が加速度的な速さで地面に打ち据えられる。
「…砕け散れぇぇぇ!」
そして、夏朝が手を掛けていたハムスター像の部分と、石柱部分が見事に分離するように二つに折れた。
「……成功……!」
「なるほど、繋ぎの弱い所を狙ったのか」
豪が納得して声を上げた瞬間、周囲のハムスターは一気にして、そのモニュメントもろとも姿を消した。
ハムスターまみれから、一気に広々とした風景を目の当たりにする。
「よ、よかったよ~。助かった~」
ハムスターに囲まれて、既に窒息し掛けていた丸美が、その姿と共に息をついた。
「これで2個目か……後は、サンマさんと寝子島大橋」
かじかむどころの寒さではない。これ以上の移動も無理だろう。
先程より一際寒くなった青空を仰いで、豪は願う様に呟いた。
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担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月11日
参加申し込みの期限
2016年04月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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