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大寒波! ハムスターの進撃!!
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【こちら星ヶ島マリーナより】
「月ちゃん、こっちですー!」
スキー装備の一式で寒さを完全ガード。携帯カイロをポケットに収めて手に暖を取りつつ、スマホ対応の手袋で電話を掛けていた
椿 美咲紀
が、その相手を遠く視界に確認して通話を切る。
しかし、それでも外気温の寒さは止まるところを知らない。日が昇っているにも拘らず、気温は更に確実に下がっている。
そんな、恐らく今もハムスターが溢れ出している場所より少し離れたところから、美咲紀は自分に比べ薄手に感じる着込み具合で、それでもその滑り具合までも利用して走って来る
常闇 月
に、驚きを隠さないまま手を振った。
「お待たせしました八神さん、椿さん」
月があれだけの運動をしても息を切らすことなく挨拶をする。
「ああ、おはよう。
ねこったーでは最低でもあと一人こっちに来て──」
「おっ、ねこったーのメンツはこれで全員か?」
そこには、探検部部長である
龍目 豪
の姿。先程は見事に足を滑らせた雪中行軍ならぬ氷上行軍だが、探検部の部長として足にはしっかりと、
八神 修
と美咲紀同様にスパイク付きの靴を履いている。
「龍目先輩、よろしくお願いします」
「ああ、よろしくな! で、作戦なんだが……」
ひとまずは暖を取ろうと、豪が地面が僅か凍っていない所を起点に、持ってきた荷物から焚き木をするべく用意する。
ライター、新聞紙、油──その手際も慣れたもので、寒さ以外は特に問題無い環境下で特に問題も無く火が付いた。その様子にその場の一同がほっとした表情を浮かべる。
早速、薪を囲みながらの作戦会議。
豪が、炎の向こう──遠く凍り付いた波止場の先に目をやった。
まだ遠いが、そこには今尚無尽蔵にハムスターを出現させている、白いモニュメント。
「ハム石像、あれが諸悪の権化。速やかに排除すべしなのです」
バッグから、この寒さで完全に痛んでしまった野菜くずを引っ張り出す美咲紀。
「まずは……ハムスターの大群をどうにかしないといけませんね。1匹1匹は愛くるしいですが、ここまで大群になると驚異を感じます──……野菜くず」
月が話を途中に不思議そうに美咲紀を見つめる。
「ええ、この寒さで尊い犠牲になった野菜達の無念を晴らすのです」
一瞬の悲しさを湛えてから、そして美咲紀から溢れる駄々漏れな真っ黒な微笑み。
「俺は接近せず、常闇と美咲紀が引き付ける間に遠距離から破壊を目指そうと思う」
荷物の中のライフル型のモデルガンを引っ張り出しながら、修が告げた。
「八神さん、私はハムスターの誘導には若干不向きかと」
月が修に少し思案してから進言する。
「群れに特攻して、ハムスターまみれになる事でしたら可能ですが……
一度ネズミの大群と遭遇して生きた心地がしなかったことが──いえ、ですが八神さんがそう言うのでしたら」
「い、いや、無理はしなくていい。それなら、もしモデルガンで破壊出来なかった時の援護を頼む」
一頻り作戦について話し合い、互いに納得した様子で頷く。
「これだけいれば、ここは大丈夫だな。
他が気になる──破壊は任せた!」
そして、そう告げて何かを探すかのようにその場を離れた豪と、別行動の石像破壊班として、美咲紀と月、修は動き始めた。
ハムスターが横に流れていく光景の中央で、美咲紀はこの寒波の間接的原因とでも言うべきハムスターに、傷んでしまって手遅れになってしまった野菜くずをばらまいた。
「さあお食べ」
波の様なハムスター達の流れが変わった。石像周辺に群がっていたハムスターも見逃さなかった。
全体が野菜くずへと向かって群がって来る──その、美咲紀が浮かべる、まさしく暗黒微笑と呼ぶに相応しい笑みを浮かべている事にも気づかず……
そして、美咲紀の総攻撃が始まった!
拾っておいた石を持って来ていたタオルでスリングにして、ハムスターを攻撃!
近くまで来ていたハムスターには、普段畑仕事で使用している巨大シャベルを振り下ろす!
──ハムスター達は、肉感的なクラッシュ音を立てながらも、音が立った瞬間にその姿を消していく……もし消えていなくては、その後のハムスターの様子には、らっ倫レベルの表現をやむを得なくされていた事だろう。
「こんな生ハムスターはただの害獣ですとも。
害獣は駆除しなくちゃなのです」
恐ろしや、食べ物(野菜)の恨み。
こうして、がっつんがっつんとあちこちで生ハム──もとい、生ハムスターがスプラッタな音を立てていく……
『美咲紀……できたら殺さないでくれ』
その様子をスコープ越しに見つめていた修が思わずその手を留めて、美咲紀に携帯を掛ける。
『害獣死すべし、慈悲は無い。です!』
まさに、子(己が育てた野菜)の仇とはこの事を言うのだろう。
沈痛な面持ちで、美咲紀への説得を諦めた修は、月へと掛けた通話をそのままに、再びモデルガンのスコープを覗き込む。
ライフルタイプのモデルガン。
スチール缶は難しいとはいえ、アルミ缶程度ならば容易く打ち抜ける破壊力を持っている。
ガードレールで銃を支える銃架として、狙いを澄まし──その強力な一撃を撃ち放った。
しかし、それは見事に石柱上の透明なハムスターの額に命中したものの、命中点を中心に拡散された細やかな罅となって残り、破壊には至らない。
それを見た修は、即座に携帯を手に月に通達する。
「常闇、行けそうか? 無理ならこちらのろっこんで──」
「──いいえ、大丈夫です。……心配には及びません」
美咲紀の恨みを一身に受けているハムスターの流れの側で、月はグローブに装着した特殊なギミックから引き出したワイヤーで、修が命中させたハムスター像が仰向けになるように引き倒した。
行動が一斉にてんやわんやになるハムスター達。
「えりゃーーーっ!」
その隙に像に駆け寄った美咲紀が、罅の入った一点に全力で巨大スコップを振り下ろした──
「ハムスターが、消えていく──!?」
石像が壊れた瞬間、その場のハムスターが一斉に姿を消した。
「なるほど、元凶を壊せば消える仕組みか」
修が納得する中、美咲紀と月が修の元へ戻って来る。
そして、ねこったーで寝子島マリーナのモニュメント破壊と、壊せばハムスターが消える事をツイートで置く。
その間に、ねこったーの履歴を確認していた美咲紀が、驚いた様にその中の一つに目をやった。
「あ、サンマさん確保です! でも、人が一人だけ……!」
「まずいな、寝子島海浜公園でも人が少なそうだと──」
ねこったーの情報に息を呑む中、別の所へ姿を置いていた豪が、スパイク付きの靴ながらも全力でこちらに向かって来た。
「見つけたぞ、2馬力ボートを2隻! これなら免許も何もなくても何とかなる!
──今日なら、雨が止んでて路面が凍ってるってことは、海もそう荒れてはいない。
海路なら滑る事も無い!」
豪の言葉に、全員が理解した様に頷いた。
「シュー君行きましょう! サンマさんが大変です!」
「シーサイドタウン自体も足りないのか──!
なら俺はこっちに乗るやつを降ろしたらそっちに向かう!」
豪が手慣れた様子でエンジンを掛ける
「……よし、こっちも何とかエンジンが掛かった!
これなら初見でも何とかなりそうだな」
火元は無くなったが、月が大量に持って来ていた携帯カイロを皆に配布すれば、それだけでも大分違った。
見てしばらく、どれをいじれば運転出来るのかを把握して、メンバーは急ぎ寝子島マリーナから、シーサイドタウン方面への海路を決行した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月11日
参加申し込みの期限
2016年04月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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