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大寒波! ハムスターの進撃!!
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【異常気象だけなら普通の範囲@テオの仕事】
これで学校に行くというのは難しい。
仙藤 紫
は早々にその寒さに見切りをつけた。この大寒波、テレビでも交通網マヒなどの情報が次々と報道されている。
既に大学のAO入試に合格している紫にとっては、大学側に悪い印象を与えない範囲であれば、学校の休みもそんなに切実な問題ではない。
神魂の影響がひしひしするが……今日は本でも読みながらゆっくり過ごそうか。
敢えてそう無理に思い起こし、本棚から一冊の本を手に掛けようとした時、
流れていたテレビから、奇妙な着ぐるみ──ではなく、立派なサンマさんが。
今度は、大量のハムスターに襲われ掛けて、道路を滑って逃げ出していく光景。
「テオ……」
紫は思わずこめかみを押さえて呟いた。思い切りフツウが死守されていない。むしろ全力でスルーされている。
紫は、声にならない声で、そのテオの仕事ぶりに心重たい沈痛な面持ちを向ける。
そして──不意に、テレビから人が消えた。
テレビも放送事故の様に何も映さなくなった。やっとテオが空間を切り取ったようだ。
しかし、既にハムスターの群れという怪異に巻き込まれていたサンマさんが無事という保証はどこにもない。
「………………」
もう嫌な予感しかしない。しかも、見てしまった以上、ここで見捨てるにはあまりにも後味が悪すぎる。
紫は小さくため息をつくと、ありったけの衣類を着込んだ防寒対策の上で、物置からハンマーと登山用の滑り止めの付いた靴を引っ張り出して外に出た。
道路はつややかに凍り付き、予想通り、とてもではないが自転車での移動は行えそうにない。
事件を解決するには大元を叩くのが一番。
サンマさんは誰かが助けるだろう、それよりもこのままでは時空が切り分けられたとはいえ、寝子島が完全な氷土と化してしまう。
それならば、いっそ──そう理解した紫は、自宅から一番近い寝子島大橋のモニュメントへと足を向けた。
「寒い寒い……このまんまじゃみんな凍っちゃうよぉ」
桜花寮で寒さに震えていた
岡野 丸美
は、ふと付いていたテレビで大変なものを見た。
偶然とはいえ見てしまった、アレ。
「あれはハムちゃんかなぁ……サンマさんもかわいそう……
どうしよう、何だかまたおかしな事になっちゃったねぇ」
普段から、言葉に幸せオーラを纏わせているかの様な丸美の様子からも、今回は色んなものへの多大な心配と不安が伝わってくる。
「でも、私も一肌脱がなきゃ……いや、脱ぐんじゃなくて、いっぱい着て出かけるんだけどね」
そうして学生服の上から着込むに着込んだ衣類の数々。丸美は、衣類により、まるまるのころころになって寮を出た。
手には買いだめしておいた大量のお菓子の入ったビニール袋。
向かったのは、寮の裏手にある掃除道具置き場。
「ショベルと……箒。少し、申し訳ない気になっちゃうけれども、借りていってもいいよね? 緊急事態だもん。
……一番近いのはシーサイドタウン……頑張って歩かなきゃ」
そして、丸美は必死に歩き始めた。
アイスバーン対策を何もしていない為に足元がつるつる滑って何度も転ぶが、まんまるに着ぶくれした衣類に助けられ、何とか怪我無くその場から歩き進んでいく──
旧市街の建物は、猫鳴館程ではないが一際冷える。
そんな最中で紫と同じ光景をテレビで見ていた
御剣 刀
は、突然の衝撃でしばし完全に硬直した。
刀はその地面すら見えない状況にしばらく思考ごと停止してから、やっと旅に出ていた意識が戻って来た事を自覚する。
「……。
ああ、うん──
この寒さの原因かは分からないが、あの胡散臭いモニュメントは壊そう。そうだな、壊そう」
同じ言葉が二度出る程、思考が見事に停止していた。
そして、テオが空間を切り分けたのかと思われる様子で、テレビの映像が切れる。
そうしてやっと戻って来た頭。
それだけのインパクトが、ハムスターが集まっては、うにうにと道路に動いていた映像にはあった。
急いで、何とかガスが生きている事も確認して、冷蔵庫に入れていたミネラルウォーターを温めて、湯たんぽと飲み物としての効果を期待し、ペットボトルに移していく。
なにしろ、屋内にいてこの寒さだ。外に出れば息が白くなるでは済まないだろう。
軽く半分凍りついていた庭への戸を開けて、外の様子を確認すれば、見える範囲だけでも地面は艶やかに満遍なく凍り付いていた。
「これ普段の靴じゃ危ないな……」
とっさに判断した刀は、一時しのぎの博打に、要らない布の類を靴に巻きつける。
要らない布を巻いて滑り止めにする。参道商店街がぎりぎり開く時間帯でもある。そこで運が良ければスパイク付きの登山靴が手に入るかも知れない。
「それじゃあ、ルヴィア。ちょっと行ってくるからな。
……急にこんな気温になったら寒いだろう」
そう言うと、刀は机の向かい側にちょこんと座る“ルヴィア”と名付けられている精巧な作りのビスクドールにふかふかのタオルを包み込むようにとその体に掛けた。
「寒い……寒い……
猫さんとお布団入ってたい……」
恵御納 夏朝
は寝言とも独り言ともつかない、そんな曖昧な自分の言葉で目を覚ました。
一旦、布団の中にもぐってから、その異様な寒さに慌てて目を覚ます。
「なんだろう、これ……!」
急いで、凍ってしまっている部屋の窓をこじ開ける。
開けた勢いで目の前をつららが降って来て、夏朝は思わず息を呑んだ。
「(他にも同じ様に危ない目に遭っている人がいるかも……!)」
そう思うと気が気ではない。夏朝は一気に携帯を持ち出し、SNSで今の寝子島の状況を調べる。
──道路は根こそぎ路面凍結して交通網はほぼ麻痺。ハムスターはサンマさんを追い掛けている様子。
街中に車はほとんど走っておらず、人も殆どいない。
原因と思わしき白いモニュメントは、
寝子島大橋と、寝子島海浜公園、それと寝子島マリーナの3箇所。
「手近な像を壊しに行かないと……!」
そう思ってからの夏朝の行動は早かった。
きっちりとかつ裏起毛でふかふかの冬服を厚着に着替える。
そして、この状況下では何処でろっこんが役に立つか分からない。
その発動のきっかけとなる猫シールを、ポケットや袖など隠し持てるところに手当たり次第に仕込んでいく。
そして、ねこったーで聞いた近づくハムスターを振り払う為用の毛布を羽織った。これならばほぼハムスターを無傷に近い形で払う事が出来るだろう。
ネットで見た限り、道路はアイスバーン状態だ。それならば、とネットで調べて、靴の上から厚手の靴下を無理やり押し込むように履き込んだ。
これならば、布が水分を吸収する為に、氷上の水分で滑るようなことだけは避けられる。
こうして夏朝は確かな感覚を感じつつも、想定以上の寒さを感じながら、その外の静寂な世界へと歩み出た。
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担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月11日
参加申し込みの期限
2016年04月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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