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ナイトクラブ『Cocytus』(2)
天使ではなく、悪魔の翼。背に羽ばたくそれを眺めて、
花風 冴来
は悦に入る。
「白い翼より、私には、こちらのほうがお似合いよね」
鴉の濡れ羽のように艶やかな黒翼を、そして冴来自身の美貌を、悪魔たちはこぞって空々しい美辞麗句を並べ立て褒め称えるものの。冴来はそれらを、つれなく一蹴。
「薄っぺらい称賛なんていらないわ。ワインを用意したら、下がって頂戴」
程なく。高貴な女王を前にそうするように、うやうやしく捧げられたグラスを気の無い様子で取り上げ、ひと口。
初めてのワインの味……フルボディの芳醇な香り、独特の渋みに、すぐにも心地良い酩酊を覚えた。
「お前も巻き込まれたのか? 災難なこったな」
「……あら。ジニーさん」
ジニー・劉
。冷たくも美しい冴来に取り入ろうと、たかる悪魔たちを目線と手振りで蹴散らすと、隣の席へ腰掛ける。
「バーテン、俺にも何かカクテルを。こんなバカ騒ぎ、シラフじゃやってらんねーよ」
「ふうん、そう?」
「そうさ。酒は強くねーんだがな……」
彼はそこで、冴来もまた酒に酔っていることに気付いたようだ。彼女は、ほんのりと朱に染まった顔を傾けて、
「ねえ……ジニーさん。私、退屈なの」
「魔界なんてところに放り込まれて、それもこんな場所で、そう言うのか」
「そうよ。ねえ、私のことを、楽しませて? この退屈を追い払ってよ。ねえ、ジニーさん」
「やれやれ。我がままなお姫様だ……まるで、悪魔だぜ」
カクテルを一気にあおった彼へ、冴来は、妖艶に微笑んでみせた。
女嫌いもずいぶんマシになったものだ、とジニーは思う。ダンスフロアでのエスコートも、なかなかに堂に入ったものだ。
と、少しばかりの自画自賛に浸っていたら、腕の中から冴来が見上げて、悪戯っぽくつぶやいた。
「ジニーさんも、ちゃんと男の人なのね」
「……ああ?」
「ふふ、冗談。怒らないで……だって貴方といると、こんなにも安心できるから」
一回りも年下の少女にそんなことを言われると、どうにもむず痒くはあるものの、悪い気はしなかった。
「ま、俺じゃ練習台にもならねーが。彼氏とでも踊る時の、心構えくらいにゃなるだろうさ」
「……ふふ。そうね……」
どちらも魔界の酒、それに仄暗くも蠱惑的なこの空気に、大いに酔っていたのだろう。
重低音が響く激しい曲も今は聞こえず、周囲の悪魔たちすらも視界からは消えていき。目に映るのは、互いの瞳だけ。
「どうせ、起きたら忘れる一夜の夢だ。火遊びしたって、罰は当たらねーよ」
「ええ。この夢が覚めるまで……一緒にいてね? ジニーさん」
ふたりは時に取り残されたかのように、静かなチークを。いつまでも。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
151人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月01日
参加申し込みの期限
2016年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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