this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
天使と悪魔のロマネスク
<< もどる
1
…
28
29
30
31
32
…
66
つぎへ >>
大悪魔『エローチカ』(3)
エローチカの鞭は、鋭い。かすめれば肌を引き裂き、絡みつけば茨のような棘が肉に食い込む。黒翼を広げ華麗に宙を舞いながら、そんな武器を振りかざす姿には確かに、大悪魔の威厳といったものが満ちていたことだろう。
しかしながら、今日はどうにも、相手が悪かった。風を裂くように鋭く鞭を振るっても、
「痛いっ!? ああ、でもこんなグラマラスボディを眺めながら、美しいお姉さんにしばかれるなんて、これも悪くはないなあ……!」
「な、何か喜んでるんだけどコイツー!?」
痛いのは痛い……が、エロが絡むとこの上なく強いのが、下心という男である。びしばしと鞭を見舞われても、そのたびダイナミックに揺れるエローチカの胸をアオリ視点で見上げながら、彼は何だかうっとりとしていた。
本来、彼女の鞭は添え物のようなもので、最大の武器たる淫靡な幻覚は、
「ハニートラップですか。私も使うことはありますよ、男は特に、盲目的になりがちですからね……とはいえ」
「今は、通じませんよ! 誘惑は全て、私たちが振り払ってみせます!」
悪魔の指先からほわほわほわんと広がるピンクの波動は、ナタリアや優芽がそれぞれの手腕を発揮し、ことごとくに霧散していく。
もっともこの場には、諸々の理由で端から幻覚が通用しない、頼もしい面々もいた。
「くっそ。くっそ……!」
苦々しく歯ぎしりしたのは、
黒兎 都
。
「唐突に天界とかに呼ばれて、ヌコ天国だ! って喜んだのも束の間……今度は何? 魔界? ヌコどころかキモイ生き物ばっかりだし、地獄みたいだし……最悪かこれ!」
彼女は憤っていた。大変にご立腹であった。とてもエッチな幻覚どころでは無いほどに。
「頼むから、後生だから、ヌコ天国に戻してください……最悪リアル寝子島送りでもいいんで……ヌコを、うちにヌコとの触れ合いを……!」
「いや、そんなこと言われても……」
その手に掴みかけた、ねこパラダイスでの幸福なひと時を逃したばかりか、魔界などという場所に放り込まれた先では、何だか露出の高い巨乳女がぶるんぶるんと、その肉感ボディを揺らしている。嫌味なまでに。
「…………OK分かった」
ばさり。ささくれた気分を体現するかのように、黒く染まった翼をひと打ち、大ジャンプ。
「荒事なんて得意じゃないけど、ヌコ天国に戻るためだ。全力でいかせてもらうの」
「ちょっ、何であんたも、あたしの幻術が効かないのよー!?」
「知るかし! とりあえず、なんとなくそのたゆん蹴っ飛ばさないと気が済まん!」
という宣言通りに、都は思い切り、エローチカの豊満バストを蹴りつけてやった。
「きゃあんっ!? い、痛いじゃないの……」
「……おや。そんなに可愛らしい声も出せるのかい」
「!?」
ゆらりと、背後へ近づく影。只者でない空気を察したのか、エローチカはすぐさま鞭を振るい、後方を鋭く薙ぎ払う……が、
「な、あたしの鞭を、素手で……!?」
「傷つくことを恐れず掴み取れば、後は力比べ。他愛も無いね」
……
尾鎌 蛇那伊
! ただし、今日の彼は化粧を落とし、男物の香水の香りを漂わせ、オネエ口調も封印。ダンディ・モードの蛇那伊は、鍛え上げられた肉体がまぶしい、凛々しい美丈夫といった趣きであった。
彼はにっと挑戦的に笑み、
「幻覚の類は見飽きたし、そんなものはいつだって、鋼の精神で跳ね退けてきた。私には通用しないよ」
「きゃあっ……!?」
溶岩石の岩肌へエローチカの肩を押し付け、壁ドン! おとがいへついと指を這わせて、至近へ顔を近づける。
「悪い子猫ちゃんだ。そんなに火遊びがしたいのかい……?」
「え、あ、その、あたしその……」
間近でささやく、ダンディ・ボイス! 筋肉質な肉体から放たれる強烈なメンズ・フェロモンに、エローチカは頬を朱色に染めて、しどろもどろ。
加えて、高久、あやめが周囲を囲み、
「こんな美人がいるなら、魔界も悪くは無い。せっかくの出会いだ、争い合うより、君の魅力をもっと堪能したいものだな」
「……僕の秘密を……誰かに喋られるわけには、いかないんです。嫌だと言うなら……力づくで、黙らせてあげましょうか……?」
ずい、ずずい。迫る男たちは、今にも唇が触れそうなほどに近く。
多くの人々を手玉に取ってきたのだろう大悪魔ではあったが、それだけに、こうまで受け身に回ることは、初めてであったのかもしれない。
「さあ。どうするんだい? まだ抵抗するのかい、それとも……」
「あたしは、あの、その……あ、あたしは、だ、大悪魔で……その……!」
蛇那伊のダメ押しに、少女のようにしばしもじもじとした後。
「……きゅうっ」
エローチカは茹ダコのように真っ赤にのぼせ上がり、失神してしまった。
「ああ……大悪魔の威厳が、すっかり台無しよ。このあたしが、まるでウブな小娘のようじゃない……」
目覚めた悪魔は、すっかり戦意を喪失したらしく、がっくりと肩を落としたが、
「へへー、お姉さん! 楽しい夢を見せてくれて、ありがとうなぁ! ぬいぐるみがたくさんで、嬉しかったよぉ」
瑠樹のこれでもかと真っ直ぐな純粋さには、目をぱちくり。無意識にほわわわわんと発動したろっこんも相まって、もはや完全に毒気を抜かれてしまったようだ。
それに、
「お姉さんッ!」
ずずいと距離を詰めた下心には、びくりとひとつ肩を震わせつつ、
「俺が隊長を務める『桃色破廉恥小隊』は、己の秘めた欲望を、全力で解放するための部隊なんです! お姉さんの力があれば、隊員たちの欲望を、もっともっと爆発させることができます!」
しゅば! 彼は土下座して懇願した。
「普段は人に言えず、隊員たちと活動する時にだけ欲望を解放することができる、引っ込み思案な隊員たちもいるんです……そんな彼らのために! ぜひ! お姉さんの力を、貸してくださーーーいっ!!」
「……はあ……何だか良く分からないけど。負けちゃったし、もう何でも良いわ。好きにして……」
「本当ですか!? やったーーー」
エローチカ、うっかりPEC入隊を了承!
どうにかこの場は収まったようで、都はほうとため息ひとつ。
「ああ……早くヌコ天国に戻りたい……」
今は遠い、天界への凱旋を夢見つつ。彼女はまったくもって何とはなしに、もう一度、目の前で揺れる巨乳を蹴とばした。
「きゃあんっ!?」
「無駄乳見せびらかしよってからに」
<< もどる
1
…
28
29
30
31
32
…
66
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
天使と悪魔のロマネスク
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
151人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月01日
参加申し込みの期限
2016年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!