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氷の森『クリスタルフォレスト』(1)
「きれー……!」
ぱたぱたぱた。小さな翼で浮かびながら、
夢月 姫
が飾らず素直な感想を漏らせば、隣を行く
桃井 かんな
も、
「……うん。きれーかも」
そう言って、控えめにうなずいた。
さく、さくと踏みしめる地面は、うっすらと積もった雪で、まるで真っ白な絨毯のよう。林立する樹々はそのどれもが透き通っていて、きらきら、日の光にきらめいている。
曇りも汚れも無い、美しい氷でできた森。この場所を教えてくれたねこによれば、『クリスタルフォレスト』、と呼ばれているそうだ。
そんな氷の樹と同じくらいに、透き通ってきらきらとした瞳を大きく見開きながら、
「すごーい……! あっでも、欠片も探さなきゃね。あっこんせき、あっこんせきー」
姫がまぶたを伏せ、探すべき石を頭の中に強く思い描いてみると……もわもわもわ。矢印の形をした霧が現れて、便利なろっこんが方向を指し示してくれた。
「これで迷わないよ! 一緒にいこー、かんなちゃん!」
「……うん、姫ちゃん」
むぎゅっと手を繋いで、ぱたぱたぱた。ふたりの少女は氷の森を行く。どこを見ても氷の樹は美しく、それでいてどれも形が違っていて、見ていて飽きることは無かった。
それに、
「わー、見てみて、あの空! オーロラだ、すっごくきれー!」
「ほんとだ……ちょっと、すごいじゃん」
氷の森にはちらほらと雪が降り、ほんのりと冷えるものの、ふたりはそれもあまり気にならないようで、意気揚々。頭上でゆらゆら、虹色の帯を翻すオーロラに見守られながら、繋いだ手を大きく振って、寝子島小学校の校歌など元気に歌い、さくさくと雪を踏みしめながら。霧の矢印に導かれて、マイペースな少女ふたりは、森の奥へと進んでいく。
そうしてしばし歩みを進め、やがて森の中心部あたりへたどりついた姫とかんなを出迎えたのは、どうにも少々、不思議な光景だった。
「あ、こっちこっちー」
かまくらだ。氷の森へ唐突に、ぽっかりと丸いかまくらが鎮座しており、その中では何やら派手な格好の綺麗な女性と、それに
ユキ・ナカミチ
がにこやかに手を振っていた。
姫はかんなと顔を見合わせ、くりんと小首を傾げて、
「……? おねーさんたち、何してるの?」
「はいはい、いらっしゃーい。あなたたちも、石を探しに来たのかな?」
かまくらの作者であるというユキの話を聞くと、件の石の欠片のひとつが、この近くにあるのだという。
「ただ、ちょっと取るのが難しいところにあってね~」
「そうなのよ。テオくんったら、もう少し違うところに落としておいてくれたら良かったのに、よりによって私の氷像の上だなんて」
「あ、こちらはこの森に住んでる、冬の神さまです」
派手な女性は、この氷の森を築き上げたという、冬を司る女神であるらしい。
何でも芸術家気質の彼女は、自分自身をモデルにした大きな氷像をこしらえたものの、悪魂石の欠片がたまたまその上に乗っかってしまったらしい。ユキはそれを取り上げるため、かまくらで神さまを接待しつつ、許可を求めていたところだったそうだ。
話を聞いた姫は、こくりとうなずいて、
「そうなんだ。それじゃ、私とかんなちゃんも手伝いまーす!」
「うん、ありがと! 今男の子たちも挑戦してるから、手伝ってあげてね」
「な、なるべく壊さないようにお願いするわね? すごく良く出来たから気に入ってるの、ねっ?」
「はーいっ! いこっ、かんなちゃん!」
にこにこ、手を振るユキと心配そうな冬の女神さまに見送られて、ふたりもまた氷像のもとへ向かった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
151人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月01日
参加申し込みの期限
2016年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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