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ゴルフ場『ごくらくカントリークラブ』(1)
年老いたおじいちゃん天使の、しわだらけの手のひらの上で輝いた黒い欠片を見ると、どこかぼんやりとした
ロミー・クーパー
の目も、少しばかり見開いた。
「石の欠片ちゅうと、こいつじゃろ。悪魂石? とかなんとかいうたかの、なんぞ綺麗なんで拾っといたんじゃ」
「……うん。ボクたち、それを探してるんです……」
その石がいかなるものであるのかは、天界の人々も何となーく、知ってはいるようだ。
けれど彼ら、どうにものんびり屋が過ぎるようである。渡してくれませんか? とお願いしてみると、
「ふむ、そうじゃの。ここはひとつ、ワシらと勝負して、勝ったら渡しちゃる! っちゅうんはどうじゃ?」
「おっ、そりゃあ良いわい。おおい、ねこたちや! この子らにクラブやら何やら、貸してやってくれんかのう?」
「はいニャー、わっかりましたニャ!」
と、仲の良さそうな幾人かの老天使が揃ってうなずくと、キャディを務めているらしいねこたちが、あっという間に準備を整えてくれた。
ロミーは、ねこたちがうんせ、うんせと運んできてくれたクラブケースの中身を覗き込み、
「ゴルフなら……ダディに教えてもらってるから、できるけど……」
次いで、上空を見上げる。
何しろここは、天界のゴルフ場。その名も『ごくらくカントリークラブ』である。コースはいくつもの浮遊する島々から構成されており、見慣れたそれとはあまりにも違いすぎる光景だ。こんなところでまともにプレーができるのかと、不安はある。
けれど、それでも。
「……うん。おじいちゃんたち……ボク、やってみます」
顔を揃える
城山 水樹
、
恵御納 久隆
も、
「ゴルフとかやったことないけど、頑張るしかないわね!」
「私も付き合わせていただこう。よろしくお願いいたします」
「うむ、みんなで楽しくやろうじゃないか! はっはっは」
郷に入っては、郷に従うのも良いだろう。彼らはそれぞれにクラブを握り締め、不可思議なコースを見据えた。
いつの間にやら、老天使たちに混ざって一緒に楽しんでいる、
雨宮 草太郎
。言わずと知れた、寝子島高校の校長先生である。なぜだか不思議と、異様に、背中に生えた白い翼が似合っている。
「ほっほっ。ほっ!」
雨宮先生が、すぱんと小気味良い音とともに放ったショットは、ぷかぷかと浮かぶ白い雲の上を、ぽふん、ぽふんっと跳ねて、小島のグリーンの上へ。
「……! 雲の上を……」
「先ほど、天使の皆さんに教えていただいてねえ。こういうのも、このコースの醍醐味だそうだよ。いやはや、楽しい夢だね、ほっほっほ♪」
ならば、とロミーは、じっと周囲を観察する。父親からは、こう教わっていた……コースを良く見なさい、と。
ややあって、綺麗なフォームで振りかぶり、すぱんっ! 放ったロミーのボールはなんと、島と島の間にかかる、綺麗な虹の上をてんてんと跳ね、やはりグリーンの上へ! お見事な腕前である。
「あら、さっそくコースの特色を利用してるのね! よーし、私も負けてられないわねっ」
気合を入れる水樹は、ゴルフは未経験だ。知識もまったくのまっさら、超・初心者である。
それでも彼女が底抜けに明るいのは、
「ビギナーズラックってあるじゃない? もしかしたら、私だっていい線いくかも……ねっ!」
奇跡を信じて、しゅば! 鋭く振るったクラブの軌跡はなかなかに美しいものの、水樹の打ったボールは、島から離れた見当違いの空中へ。
「しまった、ヘンなとこに飛ばしちゃった! ……あら?」
が、そこは天界のゴルフ場である。その名はダテでは無かったようだ。
「え、ええっ? 何か、大きな鳥が私のボール、くわえて飛んで……あっ、コースに戻してくれた! ラッキー♪」
「おお、ありゃフェニックスじゃの!
「天界にゃ、あんな神鳥の巣がいくつかあってのう。毎日この時間になると、ここらを散歩しとるんじゃ」
「お嬢ちゃん、運が良いのう!」
はしゃぐ水樹の隣で、ごう、と翼に炎を灯した大きな鳥が悠々と飛び去っていくを見上げ、久隆はぽつりとつぶやいた。
「……これは、一筋縄ではいかんな」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
151人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月01日
参加申し込みの期限
2016年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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