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お注射のお時間です!
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【その医者、まじない使い】
日暮 ねむる
は診察室の扉の開く音に、はたと目を覚ました。
「……ううん? お客さんかな?」
「え……? 日暮?」
寝惚け眼で見た診察室の入り口に立つ客――もとい患者の姿に、ねむるは見覚えがあるような、ないような、微妙な感じがした。
「……あれ? どこかでお会いしたことがありましたっけ?」
患者――カルテに
八神 修
と書かれた、ねむると同世代に見える少年は、少し驚いたように目を見開くと、それからすぐに何かを納得したように首を振った。
「……いいえ。すみません。人違いだったようです。少し、個性的な看護師さんや患者さんが多くて、気が動転していたみたいで……」
「ああ。なんかみんな凄いみたいだねぇ……」
ふぁああと欠伸をかみ殺しつつ、ねむるは他人事のように言った。
「特に金髪の看護師さんのでっかい注射器を見たときは、驚きのあまり目を見開いたよ……」
「ああ。あれは凄かったですね……。色々な意味で」
二人は揃って「ふぅ……」と息を吐く。
「さて、それじゃあ改めて。睡眠外来の日暮です。みなさんの睡眠を眠るためのお手伝いをさせて頂きます。よろしくね」
「よろしくお願いします。先生、じつは最近肩が凝っていて、あと胃腸の調子も少し……」
修は静かな口調で、そう状況を説明する。
「そうですか。まあ、僕にはぐっすり眠ってもらうサポートしかできないけどね」
「え……?」
ねむるはしれっとそう言うと、また欠伸をかみころしながら、すぐそばにあったポットに手を伸ばす。
「じゃあ、おまじないの準備をするから、まずはこれでも飲んでいてよ」
と、熱々のホットミルクを注いで修に手渡す。
「……ありがとうございます。ところで、マッサージとか、湿布とかは使わないんですか?」
「……ん? やってもいいけど、男同士でそれをやると隣の隣の診察室から
何か
が飛んでくるかもしれないよ?」
ねむるが、ちらと修の背中に目をやる。
そこには、すでに狩人の目をしたピンクの看護師(♂)――
ミッシェル・ナイスゲイ
が仲間に入れて欲しそうにこちらを見ている姿が。
「それでもやるというなら、マッサージぐらいはするけど――」
「――いえ、やめておきます」
何やら寒気を感じたらしい修が、断言口調で言った。
コンマ1秒の速さで断言した修の姿に、何もないと悟ったのか、ミッシェルはそのまま音もなく去っていった。危機一髪である。
「うん。それじゃあこっちに来て、横になって、目を閉じてもらえる?」
特にミッシェルの動向は気にせず、ねむるは奥の畳の部屋に用意した布団に修を寝かせた。
「それではこれからよく眠れるようになるおまじないをします。おでこに手を当てるので、感触を感じたらゆっくり三回深呼吸してみて。数え終える頃にはぐっすり眠れていると思うからさ」
「わかりました」
修は疑う様子をみじんもみせずに素直に従った。
(おや、随分と信頼してくれているもんだね……。初めての人は大抵疑ってかかるものなのにさ)
そのことに少し嬉しくなりつつ、ねむるは自身の持つ特別な力で患者さんを眠らせてあげる。
「これでよし。目が覚めた頃にはすっかり疲れがとれているはずさ。後は――」
ねむるは患者のために、高さや硬さを調節した世界で一つだけの枕の用意を始める。肌触りの良い生地に、高品質のビーズを詰めて丁寧に。
そして、
「――おや、目が覚めたかい? これで治療は終了です。それからこれは僕からのささやかな贈り物だよ」
と、目を覚ました修にできたてホヤホヤの枕を手渡した。
「ありがとうございます。凄いな。ほんのわずかな時間眠っていただけなのに、疲れがすっきりとれたみたいだ。やはり睡眠とは大事なものなんだな」
「うん。それはよかった」
感心したように呟く修に、ねむるも鷹揚に頷いた。
「それじゃあ。また眠れなくなったら来て下さい。お疲れ様でした~」
そして、ねむるはすっかり快復した様子の修を見送って、また次の患者が来るまで、ベッドでゆっくりと横になりはじめるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月25日
参加申し込みの期限
2016年04月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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