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【その医者、神の指先】
水守 流
は「らっ倫」病院の誇る伝説(自称)の『整体医』である。
(なぜ自分が医者になったのか、そもそもどうしてこの病院で働いているのか、記憶が曖昧だが――大丈夫だ、問題ない)
全然大丈夫じゃない気もするが、本人がそう言うのであるからきっと大丈夫なのだろう。
さて、そんな流が診察を担当する第二診察室に訪れたのが、食い友の
本居 陽毬
であった。
「で、どこが悪いんだ?」
流は車輪つきの椅子を軋ませながら、陽毬にそう訊ねる。
「あ、うん。じつはねー、なんか最近、ネットとかの見過ぎのせいか、姿勢が悪くなっちゃってさー」
「ほう」
言われてみれば、と流は改めて陽毬の姿勢を見やる。
確かに言ってるそばから陽毬の姿勢はすでに猫背気味であった。
「で、その結果、なんだか最近肩やら首やら腰やらがもうバッキバキなのよねー。なんか常に頭と腕が重いっていうか、だるいっていうか、動かしにくいっていうか……」
「なるほどなるほど」
流は聞き取りをしつつ、カルテにさらさらとメモを取っていく。
「今はどんな感じだ?」
「んー、頭と胸の重さが、変な風に首とか肩とか背中にのしかかってきてる感じ!」
「……ほう」
その言葉に、思わず流の視線が陽毬の顔から胸のあたりへと下りていく。
なるほど。陽毬の胸は確かに肩に負担がかかりそうなぐらいにボリュームがあった。
(……って、いやいや! 何を考えてるんだ、俺は! 整体医が、患者の身体に劣情をもよおすことなどあってはならんだろっ!)
流がボサボサ髪の頭をぶんぶんと振って、煩悩を振り払う。
と、そのとき、そんな流の顔を覗き込むようにしていた陽毬がにやりと口元に笑みを浮かばせて、
「……水守君のえっちぃ」
「……!? な、ち、違うぞ、本居、俺は断じて、そのような不埒な感情は……!」
「あー、はいはい。そういうことにしておいてあげる。それじゃ、水守せんせー、マッサージよろしくお願いしまーす!」
元気良く立ち上がると、陽毬は流が勧めるよりもはやく診察室のベッドの上に横たわった。
(むぅ……。俺、もしかして遊ばれてる?)
医者であるはずの自分が完全にイニシアティブを奪われている状況に、流はなんだか悔しい思いをする。
「……よし! ここは俺のゴッドフィンガーに任せておけ!」
名誉挽回とばかりに、流は意気込みも強く陽毬のもとに移動して患部に指先をあてる。
「……ほう、これはなかなか凝ってますねぇ」
実際に、流はマッサージの名手だ。
年相応の煩悩はあれど、ひとたび施術の態勢に入れば、欲望に押し流されるようなことはなく誠実に真面目に治療行為を進めていく。
が、しかし。
(おお、なんか実家で親父やお袋をマッサージした時とちがって、揉み心地がやわらけぇ!)
いくら伝説(自称)の整体医になりきっていたといっても、中身は高校生男子の流である。
その指先に触れた身体の柔らかさに思わず煩悩に頭が支配されかける瞬間も少なからずあった。
まして、
「……んっ……う、ん……あー……凝り固まっていた筋肉が……ほぐれてくぅううっ……」
「……っ!?」
至近距離で艶っぽい吐息とともに、セクシーな声を上げられてはドギマギせずにはいられなくなるのも無理からぬことだろう。
(くっ……! 落ち着け、俺……! 鏡のように澄んだ水面のごとき心を保てっ! そう、我が心、明鏡止水……!)
流はそうして自らの欲望と戦いながら、懸命にマッサージを続けていく。
その一方で、
「……あーあああ……気持ちいいいー……」
陽毬はすっかりその心地よさに身を委ね、気がつけばすっかりいい気分で眠りについてしまったのであった。
そして、
「……うーん、もう食べられないよ……むにゃむにゃ……え? もう終わったの?」
「ああ。施術完了だ。どうだ、本居。調子は治ったか?」
気がつけば、流は陽毬の柔肌をたっぷりと堪能してしまっていた(注:仕事はちゃんとしています)。
「うん! 美味しいものを食べてる夢もみられたし、コリもバッチリ解消されたよ!」
陽毬は羽でも生えたかのように身軽に肩や腕をまわしながら言った。こうかはばつくんだ!
「そうか。なら、よかった。調子が悪くなったら、また何時でもサービスするぜ」
そう言った流の整体医ぶりはなかなか様になっていたが、その鼻の下はもう完全に伸びっぱなしなのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月25日
参加申し込みの期限
2016年04月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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