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旧市街に
真鯉 びんとろ
の姿があった。黒いスーツ姿でベンチの中央に足を広げて座っている。
「ま、あれや。最近のたこ焼きやんなあ」
びんとろは掛けていたサングラスを指で押し下げる。たこ焼きが入った器を顔の前に掲げ、値踏みするような目を向けた。
「大玉は見栄えはええんやけど、表面がカリッと仕上がらん。食べればわかるんや」
爪楊枝で適当な一個を突き刺し、口の中に押し込んだ。白い湯気を吐きながら感想を口にする。
「ひょら、ほほっはほーりへ、ふはふはやろ、たほやひは、やっはー、小玉ひ、はひふへー」
目を潤ませて口の中のたこ焼きを飲み下す。それとなく目尻の涙を拭って表情を引き締めた。
「さすがは俺やんな。惚れ惚れするくらいのタコヤキストやで」
「少し時間をいいですか」
ジャンパーを着た細身の少年が声を掛けてきた。びんとろは全身を眺めた。ふと口元を緩めて言い切った。
「タコヤキストの俺に弟子入りしたいんやな」
「いえ、全く違います」
少年は冷静に返した。びんとろは身を固くして自身の腕を摩った。
「自分、その返しは寒いで。俺を極寒の地に投げっ放しジャーマンはやめてや」
「僕は漢字の読みを聞きたいのですが」
「おう、そうなんか。何でもコイや。アカン、自分の言葉で鯉の洗いを思い出してもうた。俺は魚介類全般が苦手なんや」
びんとろの震える姿を見た少年はたこ焼きに注目した。
「たこ焼きに入っているタコは平気なのですか」
「自分、わかってないなあ。たこ焼きのタコは普通のタコとはちゃうっちゅうねん。あれはたこ焼きの具に生まれ変わった別もんのタコなんや」
「でも、タコでは――」
そこで少年は口を噤んだ。埒が明かないと思ったのか。単語カードの『海豚』をびんとろに見せた。
「わかりますか」
「おうおう、バカにしたらアカンで。俺は魚屋の息子やで。海のもんに決まってるやろ。字でもわかるようになってるっちゅうねん。海の豚や。見た目でぴんとくるやろ。答えはジュゴンや」
少年は無言で単語カードを捲り、一つの漢字を選び出す。先程と同じようにびんとろに見せた。
『儒艮』
「なんや、この漢字は?」
「これがジュゴンです。さっきのはイルカと読みます」
「あ、うん。そうやんな。たこ焼きの熱に頭を焼かれてもうたみたいや。度忘れっちゅうもんやろ。おっと、そろそろ時間や。自分、勉強がんばるんやでー」
びんとろはたこ焼きを持ったまま、後ろ向きで器用に走り去った。
「勉強、本当に頑張ろう」
少年は目頭を揉むと別の方向に歩いていった。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月17日
参加申し込みの期限
2016年03月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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