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公園のベンチの端に黒猫が丸くなって眠っている。夢でも見ているのか。尻尾が左右に振られた。
反対側の端には等身大の黒猫、
綾辻 綾花
が座っていた。猫の耳が付いたパーカーのフードを被り、手にした
メモ帳
に黒猫の特徴を書き込んでいく。
綾花の手が止まった。黒猫が目を覚ました。間延びした鳴き声のあと、尻尾を立てた状態で悠然と公園を出ていった。
「黒猫のお姉さん。少し質問してもいいですか」
「私に質問ですか?」
賢そうな顔立ちの少年が側に立っていた。ジャンパーのポケットに手を入れると単語カードを取り出した。その場でパラパラと捲って『捲土重来』と書かれた四字熟語を綾花に見せた。
「お姉さんにはわかりますか」
「えっと、読み方は『けんどちょうらい』で、意味は絶望的な状況から盛り返すことです。これでいいですか」
「はい、結構です。大変、勉強になりました。では、次の問題にも答えてくれますか」
少年の口調が少し早くなる。綾花は自然な笑みで、どうぞ、と明るく返した。
『滂沱』
出された漢字を見て綾花は頷いた。
「読み方は『ぼうだ』ですね。意味は二つあります。涙を止めどなく流すこと。それと降りしきる雨のことです」
少年は眼鏡の中央を何度も押し上げる。鋭くなった眼を綾花に向けた。
「お姉さんは物知りですね」
「何でも知っている訳ではないです。ただ、本は好きでよく読んでいます。それと高校では図書委員をしています」
「だから漢字には詳しいのですね。納得しました。でも、それでも少しくらいは知らない漢字があるのでは。例えばですね」
血走った眼で少年は単語カードを矢継ぎ早に捲った。その様子に綾花は思案顔となる。
――わざと間違えて答えたほうがいいのかな? 少しヒントを出してみましょうか。
綾花は少し大きめの独り言を口にした。
「簡単な漢字の読みは苦手かも……」
少年の手付きが緩やかになった。どこか表情にも余裕が窺える。その中で選び出した漢字は『黒子』であった。
「この漢字は読めますか」
「これは『くろこ』でしょうか」
一瞬、少年の鼻が膨らんだ。口元に微かな笑みが浮かぶ。
「舞台の上にいる黒い姿の人ではありませんよ。この漢字は『ほくろ』と読みます」
「そうなのですか。知りませんでした」
「そういうこともありますよ。では、僕はこれで」
少年は機嫌よく歩き出す。
――くろこも正解だけど、ほくろと見分けがつかないから黒衣のほうがいいかな。
そんなことを思いながら綾花は穏やかな表情で少年を見送った。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月17日
参加申し込みの期限
2016年03月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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