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\ オーバータイム!/
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子供達のイタズラ
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朝靄に煙る参道商店街を
小島 海美
が笑顔で突っ走る。上は子供用の赤いダウンジャケット。下はピンクのショートパンツで風を物ともしない。脚に纏わり付く冷気を片っ端から蹴散らしていく。
「おはよう!」
人に出会う度に海美は大きな声で挨拶をした。年配者は皺の中に埋もれる目で、おはよう、今日も元気だね、と返した。
「いつもげんき!」
走りながら手を振って答える。
前方の左手に公園が見えてきた。一気に駆け込んだ海美はツインテールを左右に振った。
「はやくきすぎたかも」
約束した友達は来ていなかった。海美は公園の隅々まで目を向ける。
「だれかな」
奥のベンチに眼鏡を掛けた少年が座っていた。やや頭を下げて手の中の物を見ているようだった。
海美は走り出して少年の前に滑り込む。
「おはよう!」
「ん、おはよう」
少年は顔を上げる。海美の姿を目にして、すっと目を細めた。
「はじめまして、わたしは小島海美です! おにいちゃんはだれですか!」
「僕は木島ヨシタカだよ」
ヨシタカは眼鏡の真ん中を人差し指で押し上げる。海美は更に近づいた。
「ヨシタカくんは、ここでなにしてるの?」
「単語カードに書かれた漢字の読み方や意味を聞きたくて、人がくるのを待っていたんだよ」
「じゃあ、わたしがこたえるね! なんでもきいてよ!」
海美は自信に溢れた声で言った。対してヨシタカの反応は鈍い。渋々といった様子で単語カードを捲った。
「じゃあ、この漢字の読み方を教えてくれるかな」
開かれたところには『跳梁跋扈』と書かれていた。海美は一目で頷く。
「よめないです!」
「そうだね。僕の問題の出し方が悪かったよ」
ヨシタカは真剣な表情で単語カードに当たる。その末に探し出したのが『去来』であった。
「これはどうかな」
「上はわからないけど、下は『くる』だ!」
「よく知っているね。この場合は『らい』と読むんだよ」
「そうなんだ! ヨシタカくん、もっとおしえて!」
海美の目の輝きにヨシタカは押し切られた。単語カードをジャンパーのポケットに収めると、ベンチの前にしゃがむ。目に付いた枯れ枝をペンに見立てて『青』と地面に彫り込んだ。
「これは読めるかな」
「あおだ!」
「正解だよ」
ほっとした表情でヨシタカは拍手を送る。海美は照れたように笑うと、次の問題を愛らしくせっついた。
イタズラとは程遠い。二人だけの勉強会は、しばらく続くのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月17日
参加申し込みの期限
2016年03月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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