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子供達のイタズラ
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旧市街にある公園のベンチに
天動 記士郎
が座っていた。スラックスを穿いた両足を軽く前に投げ出し、両手はブラウンのジャケットのポケットに突っ込んでいる。脱力した姿で顔を空に向けていた。
「良い天気ですね~」
空に微笑み掛ける。変わらない表情でぽつりと口にした。
「お客さんは来ないですが~」
開店休業状態の自身の店をそれとなく儚む。
急に姿勢を正した。ベンチの横に置いていた缶コーヒーを手に取る。プルタブを起こしてから軽く飲んだ。深い笑みを浮かべつつ、紙箱の菓子を摘まんで口に入れた。小気味良い音を立ててじっくりと味わう。
緩やかに息を吐いた。自然に顔が上を向く。
「午後のお仕事、がんばりますかね~」
そこに身体の大きな男の子が走ってきた。記士郎は元気な子供の様子に笑みが零れる。缶の飲み口に唇を押し当てて大きく傾けた。
機を逃さず、男の子はその場で奇妙な顔を作る。極端に眉を上げた状態で薄目となり、口をタコのように突き出した。
「口がコーモン」
力む男の子の姿に記士郎は微笑んだ顔で噴き出した。周囲に飛び散るコーヒーの飛沫は菓子の紙箱まで濡らした。
記士郎はジャケットの胸ポケットからハンカチを摘まみ出す。手や顔を拭って男の子に目を向ける。
「私の至上の一時を、よくも台無しにしてくれましたね」
「言葉がわかんないけど、なんか怒ってる?」
微笑んでいるように見える記士郎に男の子は首を傾げて聞いてきた。
「もちろん怒っていますよ。飲み物や食べ物を粗末にしてはいけません」
「ふいたのはそっちだし」
「まあ、そうですが。行動で噴かせたのはそちらです。口を尖らせてタコでは無く、コーモンって、そ、それは、反則です」
記士郎の声が揺らぐ。思い出し笑いを必死に堪えて肩が小刻みに上下した。男の子は自信を深めて、よっしゃ、と言って拳を固める。
「兄ちゃん、ありがと! 自信がついた。この感じでがんばるよ!」
「それはよかったですね。いえ、この場合は全然よくないので、その自信は……手遅れですか」
男の子は手を振りながら公園を飛び出していった。
「仕方のない子供ですね」
柔らかい表情で記士郎は濡れた菓子を摘まむ。特に躊躇うことなく、口の中に放り込んだ。音を立てないで味をしっかり確かめる。
「微かなコーヒー味が意外といけますね」
口元を緩めた記士郎が立ち上がる。空に向かって大きく伸びをした。
「お仕事、がんばりますよ~」
声にもそれなりの決意が表れていた。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月17日
参加申し込みの期限
2016年03月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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