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子供達のイタズラ
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赤いジャケットの裾がはためく。人々の合間を縫って
山田 勘三郎
が疾走する。何かを予感したのか。瞬時に横に跳んで電信柱に潜んだ。
「危ねぇ」
勘三郎は前方に鋭い眼を向ける。鷲鼻と相俟って獲物を狙う猛禽類と化した。
前方、赤信号に止められて人だかりが出来ていた。最後尾に若い男女が寄り添っていて、一方が横を向いて喋り始めた。
「やっぱり妹じゃねぇか」
見間違いではなかった。勘三郎は息を整えて電信柱を離れた。瞬間、横から手が伸びてきた。
「誰だ、って子供かよ」
「はい、そうです。漢字について教えて貰いたいのですが」
「この俺に漢字だと」
少年が伸ばした手には単語カードが握られていた。言葉に嘘はなかった。
「聞く相手が悪すぎんだろ。この俺が――」
勘三郎が目を剥いた。凄まじい形相を目の当たりした少年は、そうですか、と気落ちした声で一歩を踏み出す。
止めるかのように勘三郎が少年の肩を掴んだ。
「あの、僕に用ですか」
「用があるのはおまえだろ。この俺がどんな問題でも答えてやるぜ!」
「お兄さん、断りましたよね」
「断るわけねぇだろが! 俺は頼れる兄貴だぜ!」
勘三郎は横目で大声を上げる。視線の先には妹がいた。隣の男子と一緒にこちらを見ていた。
――完全に気付かれた。逃げることもできねぇぞ。ここは最後まで男らしい俺を見せるしかねえ!
内心の焦りを少年が知るはずもなく、では、と訝るような目で単語カードを開いた。
『獅子女』
「……ああ、これな。よくネタで使われる漢字だよな!」
勘三郎は少年の首に手を回して豪快に笑った。瞬間、耳元に口を寄せて、何が知りたいんだ、と早口で聞いた。
「読み方をお願いします」
「そうか、そうだよな! この漢字なら、そうに決まってるぜ!」
引き伸ばすような会話で思考を巡らす。
――おいおい、なんだよ、これは。日本語じゃねぇだろ!
待てよ、日本のものじゃないのか!? 獅子のような女なんだよな。ライオンのメスか?
勘三郎は少し弱い口調で言った。
「ライオンとか、そっち方面だよな、確か」
「胴体はそうです。お兄さん、やりますね」
「当然だぜ!」
言葉の勢いとは裏腹に内心は混乱の度合いを深めていた。
――胴体は、ってなんだ!? 頭は違うのか? どんな生き物なんだよ!
……魔法のランプが欲しい。それでスフィンクスを呼び出して、出来の悪い頭を食いちぎってもらって、別の賢い頭と取り換えたい気分だぜ。
朦朧とした意識で心の声が漏れた。
「……スフィンクス」
「正解です。難問だったのですが」
少年は悔しさを滲ませる。勘三郎は驚きながらも喜びを噛み締めた。
若い男女は朗らかな顔で横断歩道を渡っていった。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月17日
参加申し込みの期限
2016年03月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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