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- 00月00日生 00歳
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楽しい絵本の読み聞かせ会
【みんなでがんばろう！】
「ふふー！ 絵もお話も、小萩が書いちゃうのです。これはもー、面白いに決まってます！」
本日もゴーイングマイウェイ、本条 小萩ちゃん。何しろいつもまんがを描いている彼女のこと、絵本もまた同じ要領で、さらさらさら！ 絵を描くのは慣れたものです。
ちなみに、ノリにノッて描いているのはもちろん、
「小萩の書くお話と言えば、これしかありません！」
ご存じ『スーパーレジェンド伝説ko-ha-gy』、その外伝でありました。
「本条さんも、絵が上手いんだね」
他の皆さんの挿絵やイラストに興味津々な天之川 麗仁が感心して言うと、小萩はふんすっと得意げ。けれど少しだけ、思案するように小首を傾げて、
「でも、やっぱりまんがとは、描き方が違いますねー。といっても、小萩の才能なら大した問題じゃないですけど」
「へぇ……少し、参考にさせてもらってもいいかな？」
「もちろんです！」
と、そこへ横から顔を出した、サキリ・デイジーカッター。
「本条さん、ちょっと聞いても良いかい？」
彼は先ほどから、何とも、こう……個性的な絵を描いていらっしゃいますけれど。まんがを描いているという小萩へ、
「こういうのは初めてなんだ。絵は良いとして、どうやって本にしたら良いのか、そのへんが分からなくてね。良かったら、教えてくれないかな」
「小萩は後で、芸術科の機材を借りて、きちんと製本するつもりです。一緒にやりますか？」
「良いのかい？ じゃ、お願いするよ」
まさしく『ko-ha-gy』よろしく、他の面々のフォローもありがたい、小萩ちゃんでありました！
みんなとは少し離れたところで、三宅 葉月は黙々と、ひたすらに作業へ没頭しています。
（……星の海……見上げる男の子。星の舟……）
誰かと会話を交わすでもなく、他の参加者とは一切のコミュニケーションを断ち……といったわけでは無いのです。
集中力の高まりとともに、葉月は自分の世界へとっぷりと没入。その中に垣間見た風景、登場人物や展開するお話を、ワンシーンごとに絵として描き留め、一文を添えていきます。彼女もまた芸術科の絵画専攻でありまして、色鉛筆で描き出す絶妙な色合いや濃淡は何とも、幻想的！
そうして絵を描く時など、葉月はしばしば外界をシャットダウンし、のめり込んでしまうことがありました。それが彼女の表現に、奥深さを与えているのは確かです。
とはいえ、いつものアトリエで思う存分そうするのとは違って、ここは図書室でありまして。
「うわ、三宅さんの絵もすごいなぁ……！」
といった、横合いからの日野 満の言葉にも、
「…………」
「……？ えーっと、この色使いとかね、絶妙だよね」
「………………」
「あの……その、絵がね。上手いよね……って……」
「……………………」
葉月はもう完全に、彼女自身の作り出す世界へとのめり込んでいて、一切反応ナシ！
がっくりと落とした満の肩を、椿 美咲紀がぽむっと叩いて、
「すっごく集中してて、気付かないみたいなのです。また後で見せてもらいましょー？」
「あ、ああ、そういう……おれ、無視されてるわけじゃないんだね？ 嫌われてるわけじゃないんだね？」
どこか触れがたい静謐な佇まいを漂わせて、葉月ただ一心に、色鉛筆を走らせ続けます。
毒島 虹子は鼻歌まじり、ふんふん♪ ふふん♪ 何とも楽しそう。
色鉛筆は踊るように軽快に、画用紙へとイラストを描き出していきます。芸術科の中でも、虹子の専攻は服飾ではありますけれど、そのデザインのためにと絵もまた勉強していて、出来栄えはなかなかお見事です。
画用紙にはたくさんの人々が描かれて、そのどれもが、いろんな職業の人が身に着ける制服や、特徴的な服を着ています。
「これは、可愛いね！」
ふと、ロベルト・エメリヤノフがそれを覗き込んで、嬉しい言葉をかけてくれました。
「うふふ、ありがとうございます。子どもたちの笑顔のためにと思うと、筆が乗ってしまいますわねぇ」
「うんうん、分かるよ。僕の絵本でも、みんながほっこりしてくれたらいいなぁ」
「心配いりませんわぁ、エメリヤノフさんの絵だって、とっても素敵ですもの」
なんて、にっこり。
いつもはちょーっぴり、黒いところもある虹子ちゃん。今日は他にも一緒に作業するお仲間がいることもあり、さすがに子どもさんがお相手ということで、そういった一面は控えめ、ふんわり柔和であります。
さらさらさら。さらり！ エプロンにコック帽をかぶった女の子など描いては、それを見てきらきら、にこにこと笑う子供たちを想像しながら。虹子はまたひとつ微笑を浮かべて、ふんふん、ふふん♪ 楽しげな鼻歌とともに、作業を進めていきました。
「ふふー！ 絵もお話も、小萩が書いちゃうのです。これはもー、面白いに決まってます！」
本日もゴーイングマイウェイ、本条 小萩ちゃん。何しろいつもまんがを描いている彼女のこと、絵本もまた同じ要領で、さらさらさら！ 絵を描くのは慣れたものです。
ちなみに、ノリにノッて描いているのはもちろん、
「小萩の書くお話と言えば、これしかありません！」
ご存じ『スーパーレジェンド伝説ko-ha-gy』、その外伝でありました。
「本条さんも、絵が上手いんだね」
他の皆さんの挿絵やイラストに興味津々な天之川 麗仁が感心して言うと、小萩はふんすっと得意げ。けれど少しだけ、思案するように小首を傾げて、
「でも、やっぱりまんがとは、描き方が違いますねー。といっても、小萩の才能なら大した問題じゃないですけど」
「へぇ……少し、参考にさせてもらってもいいかな？」
「もちろんです！」
と、そこへ横から顔を出した、サキリ・デイジーカッター。
「本条さん、ちょっと聞いても良いかい？」
彼は先ほどから、何とも、こう……個性的な絵を描いていらっしゃいますけれど。まんがを描いているという小萩へ、
「こういうのは初めてなんだ。絵は良いとして、どうやって本にしたら良いのか、そのへんが分からなくてね。良かったら、教えてくれないかな」
「小萩は後で、芸術科の機材を借りて、きちんと製本するつもりです。一緒にやりますか？」
「良いのかい？ じゃ、お願いするよ」
まさしく『ko-ha-gy』よろしく、他の面々のフォローもありがたい、小萩ちゃんでありました！
みんなとは少し離れたところで、三宅 葉月は黙々と、ひたすらに作業へ没頭しています。
（……星の海……見上げる男の子。星の舟……）
誰かと会話を交わすでもなく、他の参加者とは一切のコミュニケーションを断ち……といったわけでは無いのです。
集中力の高まりとともに、葉月は自分の世界へとっぷりと没入。その中に垣間見た風景、登場人物や展開するお話を、ワンシーンごとに絵として描き留め、一文を添えていきます。彼女もまた芸術科の絵画専攻でありまして、色鉛筆で描き出す絶妙な色合いや濃淡は何とも、幻想的！
そうして絵を描く時など、葉月はしばしば外界をシャットダウンし、のめり込んでしまうことがありました。それが彼女の表現に、奥深さを与えているのは確かです。
とはいえ、いつものアトリエで思う存分そうするのとは違って、ここは図書室でありまして。
「うわ、三宅さんの絵もすごいなぁ……！」
といった、横合いからの日野 満の言葉にも、
「…………」
「……？ えーっと、この色使いとかね、絶妙だよね」
「………………」
「あの……その、絵がね。上手いよね……って……」
「……………………」
葉月はもう完全に、彼女自身の作り出す世界へとのめり込んでいて、一切反応ナシ！
がっくりと落とした満の肩を、椿 美咲紀がぽむっと叩いて、
「すっごく集中してて、気付かないみたいなのです。また後で見せてもらいましょー？」
「あ、ああ、そういう……おれ、無視されてるわけじゃないんだね？ 嫌われてるわけじゃないんだね？」
どこか触れがたい静謐な佇まいを漂わせて、葉月ただ一心に、色鉛筆を走らせ続けます。
毒島 虹子は鼻歌まじり、ふんふん♪ ふふん♪ 何とも楽しそう。
色鉛筆は踊るように軽快に、画用紙へとイラストを描き出していきます。芸術科の中でも、虹子の専攻は服飾ではありますけれど、そのデザインのためにと絵もまた勉強していて、出来栄えはなかなかお見事です。
画用紙にはたくさんの人々が描かれて、そのどれもが、いろんな職業の人が身に着ける制服や、特徴的な服を着ています。
「これは、可愛いね！」
ふと、ロベルト・エメリヤノフがそれを覗き込んで、嬉しい言葉をかけてくれました。
「うふふ、ありがとうございます。子どもたちの笑顔のためにと思うと、筆が乗ってしまいますわねぇ」
「うんうん、分かるよ。僕の絵本でも、みんながほっこりしてくれたらいいなぁ」
「心配いりませんわぁ、エメリヤノフさんの絵だって、とっても素敵ですもの」
なんて、にっこり。
いつもはちょーっぴり、黒いところもある虹子ちゃん。今日は他にも一緒に作業するお仲間がいることもあり、さすがに子どもさんがお相手ということで、そういった一面は控えめ、ふんわり柔和であります。
さらさらさら。さらり！ エプロンにコック帽をかぶった女の子など描いては、それを見てきらきら、にこにこと笑う子供たちを想像しながら。虹子はまたひとつ微笑を浮かべて、ふんふん、ふふん♪ 楽しげな鼻歌とともに、作業を進めていきました。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2016年03月13日
- 参加申し込みの期限
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- 2016年03月20日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2016年03月20日 11時00分
