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楽しい絵本の読み聞かせ会
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【それぞれの制作風景】
ちょきちょきちょき。
八神 修
の手元でハサミは翻り、丈夫な厚紙がやがて形を作っていくのは、一台の車です。
「……よし。こんなものか」
その形に合わせるように、切り抜いたイラストをぺたんと厚紙へ張り付けて、同じようにして作ったものの横へと並べました。机の上には、ずらり! 並んでいるのは、いろいろな形の車。なかなかに壮観な光景です。
いつもなら図書室で、みんなと一緒に……あるいはリーダシップを発揮して、ぐいぐいとみんなを引っ張っていったりする修ですけれど、今回は自宅でひとり、黙々と作業。その眼差しも、真剣そのものです。
「これも、子供たちのためさ。楽しみながら、考える力や学習意欲、社交性を高めるんだ……ほら、楽しそうだろ?」
興味深そうな子猫に、厚紙に張ったパトカーのイラストを見せてやると、ふにゃあ。鼻先を寄せて、くんくんくん。足元では、これまた興味を持ったのでしょうか、犬やら猫やらがずんずん寄ってきまして、わんわん、にゃあ、にゃおん!
賑やかな彼らにほっこり、微笑みながら、修は作業を続けます。
古本や雑貨のお店、『天動商店』には、絵本もまた置いてあります。ちょっぴり古びて、表紙は色あせていたりしますけれど、それでも親子連れのお客は仲良くそれを手に取って、にこにこといかにも楽しそうにそれを眺めています……そんな光景がつまりは、
天動 記士郎
に、読み聞かせ会への参加を決めさせました。
外部参加の窓口であるという寝子島高校の司書教諭へ連絡を取ってみたところ、ぜひどうぞ、お待ちしています、なんて快く歓迎してもらえたもので、記士郎ものんびり気質なりに、張り切って絵本作りに取り掛かることにしました。
(さて、問題は、どんなお話にするかですね……)
古い絵本を嬉しそうに小脇に抱え、おかあさんと手を繋いで帰っていく子どもを、店先で手を振り見送ってから。記士郎はエプロンのポケットにいつも入っている、白蛇の鱗を指でなぞります。途端、彼の瞳に映るのは、上空で渦を巻く気流や気圧の移り変わり……ひゅうと吹く風に形を変えていく、白い雲。
(……うん。そうですね。こういう景色だったら、書けるかも……)
記士郎は店へと戻り、商品の入っていた空の段ボール箱をいくつかと、絵の具を引っ張り出すと、さっそく制作を始めました。
「ヌフフ……」
かりかりかり。エンピツが机を走る軽やかな音に混じって聞こえる、何やら怪しげ~な笑い声。
紙の上へさらさらさらり、かりかりかり……瞬く間に描き出されていくのは、可憐な女の子。ヌフフフ、なんて低い含み笑いとは裏腹に、そのタッチは何とも繊細かつ緻密でありまして、お見事な腕前です。
鯖江 連司
はそうして、画用紙に可愛らしい小さな女の子を描くと、ひと呼吸。すう、はあ……と大きく息を吸って吐いて、集中力を高めたら、
「ヌオオオオッ!!」
カッ! と両の瞳が大きく開き、うなる指先、疾走する鉛筆……ががががが、がりがりがりがり!!
凄まじい勢いで、迸るパッションを机に叩きつけた後に、ふう、と肩の力を抜いたなら。紙の上の女の子には、あっという間に、眼鏡がかけられておりました……女の子自身も大変に可愛らしいのですけれど、眼鏡だけそれにも増して、何だかすごい描き込みよう!
(……この絵本で、目の悪い人にとって眼鏡がいかに大切な物であるか、子どもたちに教えたいでござる。眼鏡をかけている子どもがいれば、眼鏡をかけるのは恥ずかしい事ではない! と、強く背中を後押ししてあげたいのでござる……)
かりかりかり。作業を続ける連司の大きな背中は、決意に満ち満ちておりました。
子ども好きな人、あるいは絵本が好きな人なら、『しずくのみや』という名前を聞いたことがあるかもしれません。寝子島に活動拠点を置く絵本作家は、その愛すべき故郷も何度か作品の題材にしていて、島の子どもたちやおかあさんたちには、きっと馴染みのある名前だったことでしょう。
三夜 雫紅
はかたんと愛用の水彩色鉛筆を置いて、うーんっ、と伸び。
「ふふ。みんな、喜んでくれたらいいわね~」
いつもは出版社にお任せする製本作業も、今回は手作り製本キットで、雫紅が自分で行いました。ぽむ、と手を置いた表紙に描かれた女の子の上には、やんちゃな子どもたちのために、水や汚れを弾くブックフィルムを張ってあります。
ねこったーで募集を見かけた時、雫紅はその催しにとても興味を惹かれたものの、プロの作家がそうした場へ参加するに当たっては、もちろん心配もありました……けれど、いつもお世話になっている各出版社の担当さんたちは、揃って太鼓判、了承してくれました。それは素晴らしいことですね! なんて、嬉しいコメントまで添えてくれたのです。
「さ、読み聞かせも頑張らなくっちゃ~♪」
子どもたちがにこにこと笑ってくれるところを想像して、雫紅もにっこり、微笑みました。
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担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
恋愛
定員
20人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月13日
参加申し込みの期限
2016年03月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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