「
絵本の読み聞かせ……ですか?」
師走も押し迫った、ある日の図書室。寝子島高校で図書委員長を務める
日野 満は、司書教諭の
早川 珪から、こんなお話を持ちかけられました。
「うん、そうなんだ。以前にうちの生徒たちが、幼稚園へ
オリジナルの絵本を寄付したそうで、それがすごく好評だったらしくてね」
手作り絵本をプレゼント、という素敵なボランティアは、当の園児たちのみならず、親御さんや先生たちにまでも大変に評判が良かったそうでして。園長先生から、もう一度お願いできませんか? というありがたいご連絡をいただき、そのお鉢がこちらへと回ってきたのだそうです。
「
絵本を作るのに加えて、今回はそれを
園児たちの前で読み聞かせる、ってことですか。へえ、楽しそうだなあ」
自分たちの手作りした絵本で、子どもたちがきらきらと瞳を輝かせるところを想像してみますと、何だかそれだけでうきうきと、心が弾んでしまうようです。
「作業には、図書室を使ってもらっても構わないからさ。お願いできるかい?」
「分かりました、やってみます!」
そんなわけでして、二つ返事で引き受けた図書委員長は、さっそく段取りを考え始めます。
「さて、まずは人を集めて……ストーリーを考えて、絵をつけて……製本も……ぶつぶつぶつ」
「絵本作り!? 面白そうだにー!」
「ひっ!?」
ビビりな満を鳴かせつつ、後ろからひょっこりと顔を見せたのは、図書委員のひとり。本日も明るく楽しい、
七音 侑ちゃんでありました。
「な、七音さん。手伝ってくれるのかな?」
「うにっ、ウチもやるー! とっておきのお話があるんだにー、その名も……『
にゃにゃ音のお茶会』!」
早くもやる気満タン! お話の構想を語る、前向きかつありがたい助っ人の登場に、満も俄然やる気が湧いてきた様子。いつになく張り切って、
「ありがとう、助かるよー! よーし、それじゃ頑張っていこうか!」
「おーっ!!」
絵本作り+読み聞かせの素敵なボランティアは、こうして幸先の良いスタートを切ったのでした!
「子どもたちのために、頑張るんだにー♪」
墨谷幽です。よろしくお願いいたします~。
ガイドへは、七音 侑さんにご登場いただきました。ありがとうございましたー!
(もしこちらにご参加いただける際は、ガイドのイメージに関わらず、ご自由にアクションをかけて下さって構いませんのでー!)
このシナリオの概要
今回は、オリジナルの絵本を作って、それを子どもたちに読み聞かせて、楽しませてあげよう!というシナリオになります。
こばと幼稚園にて、オリジナル絵本の発表会が行われることになりました。
参加者は、自分でお話を考え、自分で挿絵を描き、自分自身で絵本として完成させて、それを子どもたちの前で読み聞かせてあげることになります。テーマなどは特に定められておらず、子どもたちが楽しめる内容なら、どんなものでもOK! とのことです。
絵本は販売したりするわけでは無いので、多少絵がヘタクソでも、画用紙をホチキスで留めただけの簡単なものでも、とにかく気持ちがこもっていれば大丈夫。
(ただ、お話は子どもにも分かりやすいもののほうが良いかも?)
ガイド本文では寝子島高校の図書室のワンシーンを描写させていただきましたけれど、何らかの形で助っ人をお願いされたとか、話を聞きつけて、ねこったーでの募集を見かけて~などなど、寝子校の生徒さん以外の方も、もちろん大歓迎! 子どもたちに喜んでもらいたい、という方なら、どなたでもお気軽にどうぞ!
アクションでできること
アクションには、どんな本を作るか、どんな風に作るか(誰と、どこで、作業工程など)、どんな風に発表するか、等をお書きください。
なお、リアクションは、前半で制作風景、後半で発表会の風景を描写させていただく予定です。
●1.作る絵本の内容
作りたい絵本の内容を教えてください。
○タイトル
○ストーリーの流れ
○どんな挿絵?
○製本方法(手作りでカバーを作って紐でとじる、業者さんに頼んでキッチリと、など)
上記は例ですので、内容が伝われば、表記方法は書きやすい形でどうぞ。
ストーリーはあくまでオリジナルで、良くある定番のお話などはNGとなります。
既存のものをモチーフにアレンジする、といった形なら大丈夫です。
なお、複数の方でひとつの絵本を作る場合は、グループアクションを組んでいただいた上で、内容を分割して記述していただいても構いません。その際は、『GA【グループ名】』などで、共通の分かりやすい表記をお願いいたします~。
●2.作業場所、作業工程
作業期間は、概ね一週間程度になります。
【1】寝子島高校の図書室 ※寝子校の生徒さんのみ
【2】その他の場所
上記のいずれかをお選びいただいた上で、その作業風景がどんなものかをお書きください。
おひとりで作業するのはもちろん、みんなでワイワイと、ツッコミ入れたりアドバイスしたり……ハプニングが起こったり。どんな形でも構いません。
●3.発表会での様子
完成した絵本は、こばと幼稚園の教室に集まった園児たちの前で、読み聞かせをしていただきます。
発表はひと組ずつ、順番に行います。
ノリノリでオーバーアクションな身振り手振りを加えつつとか、引っ込み思案でおどおど、園児たちに「聞こえないよ~」とか言われながらも頑張ったりとか。それぞれに、ご自分らしい形で楽しんでみてください。
その他、上記と合わせて、
・子どもたちへの思い
(子どもは大好き、子どもはちょっと苦手だけど頑張る、母性本能全開、などなど)
ご参加にあたっての心情的なところなどもお書きいただけましたら、参考にさせていただきます~。
その他
●参加条件
特にありません。どなたでもご参加いただけます。
小学生のちょっぴりお兄さんお姉さんも、社会人の方でもOK。
●舞台
絵本の制作は、寝子島高校の図書室や、それぞれご指定いただいた場所で行っていただきます。
発表会は、シーサイドタウンにあるこばと幼稚園の教室にて行います。
●NPC
○日野 満
寝子島高校の図書委員長。
(密かに)作家志望なので、自分でもお話を考えてみたい気もしつつ、今回は取りまとめとサポート役に回っています。
○早川 珪
寝子島高校の司書教諭。
図書室での作業をお仕事がてらに見守ったり、何かしらアドバイスをしてくれたり。発表会にも顔を見せるつもりのようです。
●備考や注意点など
※今回のシナリオには参加していないPC、及び上記に明記されていないNPCに関するアクションは基本的に採用できかねますので、申し訳ありませんが、あらかじめご了承くださいませ。
以上になります~。
それでは、皆様のご参加をお待ちしております!