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浅井幸太の受難 ~挑め!年末大セール!~
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羽生 碧南
もまた、miaoへショッピングに訪れたひとりだ。
お目当てはレディースファッションエリアのセール……なのだが、碧南はどこか浮かない顔。
「はあ、今回もウィンドウショッピングどまりかな……」
実際に服を見る前からそんなことを考えてしまうのは、碧南が身長180cmの高身長女子だからである。
その身長がこういう時には災いして、気に入った服はサイズが合わないことが殆どなのだ。
「私も、乙女ゲーの主人公が着るようなかわいい服が着たいんだけどなぁ……」
ほんわかと愛らしい印象の碧南である。
彼女の愛する乙女ゲームのヒロインみたいな格好だってその雰囲気にはそぐいそうなものだが、サイズが合わないという厳然たる事実は、いかんせん本人にはどうしようもない。
「この間見かけたあの服だって泣く泣く諦めたし……ううっ」
そういったことがしょっちゅう起こるものだから、ついついため息も口をついてしまうのだ。と、その時。
「……あれ?」
フードコート前に差し掛かった碧南は、見知った顔をそこに見つけてふと足を止めた。
美味しそうに炒飯らしき物を頬張っているのは、
高野 有紀
先生。
バスケットボール部に所属する碧南からすれば、部の顧問としてよく馴染んだ相手である。
碧南、思わず高野先生のテーブルまで駆け寄ってぺこりと頭を下げた。
「こんにちは、先生。先生もお買い物ですか?」
声に顔を上げた高野先生が、偶然の遭遇に寸の間目を丸くしてすぐに相好を崩す。
口の中の炒飯を飲み込んで、高野先生は機嫌よく口の端を吊り上げた。
「偶然だねぇ、羽生。先生もってことは、羽生は買い物だね」
いい物は見つかったかい? と問いを零す高野先生へと、
「私は今来たところなんです」
と、碧南は応じて微笑んでみせる。
「そうかいそうかい。私は見ての通り食事中さ。美味いよ、この炒飯」
言って、また炒飯を口に運ぶ高野先生。
葱油の香りが碧南の鼻孔を心地良くくすぐった。
見れば、テーブルの上には他にも数多の料理がいかにも美味しそうに鎮座している。
「んー、美味い!」
炒飯を味わう高野先生の幸せ顔に、碧南の喉がこくと小さく鳴った。
(わ、私も何だか食べたくなってきた……!)
ちら、と立ち並ぶ店舗に視線を巡らせる。
どの店のどのメニューも、碧南の食欲を誘って止まないものだ。
(どれもこれもおいしそうで目移りしちゃう! や、ヤバい……!)
ふっと眼差しを逸らせば、今度は高野先生と目が合った。
高野先生が、碧南の気持ちを察してかニッと白い歯を零す。
「良かったら相席するかい?」
トドメのようにそう言われて、碧南はこくりと頷いた。
「は、はいっ!」
そうと決まれば、もうありとあらゆる料理やスイーツを食べまくるのみ!
世で言うところの乙女である碧南だが、そこはバスケットボール部の一員。
その食欲は、当然のようにその辺りにいる男子よりも旺盛である。
鉄板の上でジュウと音を立てるステーキランチに、セルフのさぬきうどんには天ぷらを山盛り乗せて。
こってり濃厚な白味噌豚骨ラーメンも特大サイズのピザも、次々と碧南の胃袋の中に消えていく。
「カロリー? そんなの朝から晩までぶっ通しで練習すれば一発で霧散雨消するわよ!」
後のことは考えないとばかりに箸を進める碧南の言葉に、違いないと高野先生は笑った。
ファッションエリアからの撤退を図った
後木 真央
は、フードコートを訪れていた。
「ここなら全購入しても財布も胃袋も何とか……ってアレ?」
メニューのここからここまで全部という豪快な注文を済ませ、ある程度気持ちが落ち着いたところで、真央はようやっと同じフードコート内にいた高野先生の存在に気が付く。
真央の瞳が、再びぴかりと煌めいた。
何せ、高野先生に会えたら、
浅井 幸太
先生から聞いた話を全部暴露してやろうという算段だったのだ。
部活用のジャージは、激しく運動している以上すぐに破れて当たり前。
(当て布してがーっと縫ってそれでもどうしようもなくなったら買い替える物なのだ。今回のはただのデートの口実なのだ、真央ちゃんしらけちゃうのだ~)
という次第で、浅井先生の肩を持ってやるつもりなど、それこそ欠片もない真央である。
「有紀ちゃんセンセこんにちはなのだ~」
相席お願いしますのだと言い添えて、真央は先客である碧南の隣に腰を落ち着ける。
真央の分の大量の料理がドカッと置かれ、テーブルの上がより一層賑やかになった。
「有紀ちゃんセンセ、真央ちゃんも練習用予備ジャージほしいのだお店教えてほしいのだ」
「うん? お店?」
首を傾げる高野先生に、真央は言葉を重ねる。
別に幸太ちゃんセンセが振られてもいいのだ、と思っているのでその口は滑らかだ。
「幸太ちゃんセンセと穴場のスポーツショップデートするって聞いたのだ」
真央の衝撃発言に碧南が目を丸くして――当の高野先生はいかにも可笑しげに噴き出した。
「カカカカ! デートとは、誤解にしたってまた話が大きくなったもんだねぇ。誰に聞いたんだい?」
「昨日幸太ちゃんセンセがみんなに言ってたのだ」
ふぅんと笑う高野先生は、何やら真央の話を面白がっている様子だ。
次のからかいのネタにするつもりなのかもしれない。
実際は浅井先生本人からデートと聞いたわけではないが、真央には浅井先生の名誉よりも大切な物がある。
「有紀ちゃんセンセ、真央ちゃんにもスポーツショップ~」
真っ正面から強請られて、高野先生は「仕方ないねぇ」と苦笑した。
「その代わり、浅井先生みたいに口を軽くしたら駄目だよ。穴場ってのはそういうもんだからね」
「ラジャーなのだ! 真央ちゃんは幸太ちゃんセンセとは違うのだ!」
笑顔を輝かせる真央の言い様に高野先生がくつと喉を鳴らした、その瞬間。
「高野先生、少しいいですか?」
上から降った声に、顔を上げる3人。
にこりと微笑んでそこに立っていたのは、高野先生に会いにやってきた
八神 修
だ。
「いいよいいよ。何だい、私に何か用事かい?」
「用事というか、買い物に来たら先生の姿を見かけたので」
嘘は一言も言っていないと、修は笑顔の向こうに思う。
実は、浅井先生のために高野先生の好みをリサーチしにきた修である。
「服なんですが、何を買おうか悩んでしまって。高野先生はどんなアイテムがいいと思いますか?」
参考までにとさりげなく付け足せば、「そうだねぇ」と高野先生は唸った。
「私は服のことはよくわからないけど、本人に似合ってるのが一番だと思うよ」
なんて、朗らかに返ってきたのはそんな答えで、
(うーん。これはあまり参考にならなさそうだな……残念だ)
と、修は胸の内だけで嘆息し、「ありがとうございます」と爽やかに笑みを返す。
「それじゃあ、俺はこれで」
「いいのが見つかるといいね。健闘を祈るよ」
手をひらひらと振って見送られ、修は急ぎメンズファッションエリアへの道を戻った。
(修ちゃん怪しかったのだ、幸太ちゃんセンセのスパイかもしれないのだ)
そんなことを思う真央の、じとっとした視線が背に刺さるのを感じながら。
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担当ゲームマスター
巴めろ
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月10日
参加申し込みの期限
2016年03月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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