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浅井幸太の受難 ~挑め!年末大セール!~
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年末セールのことを知りmiaoへと足を運んだ
宮祀 智瑜
。
彼女の目的は、ブックスエリアで編み物の本を買うことだ。
故に、その足は真っ直ぐに手芸コーナーを目指していたのだが、
「あっ、義弘先生!」
新刊コーナーに
桐島 義弘
先生の姿を見留めて、智瑜はそちらへくるりと方向転換。
本に夢中になっていた様子の桐島先生が、智瑜の声に顔を上げる。
視線がかち合えば、智瑜の胸に広がるのは大切な人に出会えた幸せだ。
「こんにちは、義弘先生。先生は何の本を買いに来たんですか?」
「ああ、私は……」
「あっ、待ってください! 当ててみます! えっと……料理本、とか?」
言って、正解は何だろうかと小首を傾げる智瑜。
桐島先生、智瑜の言葉に口元に手を宛がって、
「料理本か……料理本もいいな……」
なんて、ごく真剣な声音で音を零した。
そのまま、まさに目の色を変えてという感じで手近な料理本を手に取る桐島先生。
「わ、美味しそうですね」
傍らの人と同じ本を開いて智瑜が声を漏らせば、桐島先生はハッと我に返ったようで、
「宮祀は何の用事だ?」
と、智瑜へと彼女と同じ問いを返した。
「私は今編み物に夢中で、編み物の本を買いに来たんです。でも、色々な本があって悩んでしまいますね」
苦笑する智瑜の言葉に深く頷く桐島先生は、先ほど何気なく手に取った本すら棚に戻すのが惜しい様子。
そんな姿にさえほっこりと胸をあたためる智瑜の頭に、ふと名案が浮かんだ。
(そうだ、義弘先生にも選んでもらっちゃおう)
今度作る物の参考にしたいと思い、智瑜は桐島先生に尋ねる。
「先生の好きなデザインとか欲しい物ってありますか?」
「青系のシンプルな柄が好みだが……答えになっているか?」
「はい、ありがとうございます! ……あっ、先生、見てくださいこの本!」
智瑜が示したのは、新刊用の棚に並ぶ本日発売の男性ファッション誌だ。
「こういうの、今聞いた好みにぴったりじゃないですか? それに、先生にとってもよく似合いそうです!」
「成る程、確かに好みではある。ファッション誌……ファッション誌か……」
「それからこの本! こんなお家に住んでみたい!」
次に智瑜の目に留まったのは建築関係の本。表紙の写真は智瑜を引きつけて止まない。
智瑜ももうすっかり神魂の影響を受けていて、目に映る全ての本がきらきらしく見えるのだった。
「この絵本面白そうですね! あの本は表紙が可愛い! ……うう、素敵な本が多すぎて選べないです!」
「同意見だな。さて、どうしたものか……」
そう応える桐島先生は、智瑜が挙げた本を片っ端から腕に抱えている。
その様子に瞳を瞬かせた後で、智瑜はくすりと笑みを漏らした。
「あの、一緒にまわってもいいですか?」
智瑜の言葉に、桐島先生は「構わない」と頷くことで応じる。
そうして2人は、多数並ぶ書架を共にぐるりと巡った。
魅惑の本に溢れる中を、あれもこれも魅力的だと言葉を交わしながら進んでいき、
「うーん……義弘先生はどの本買いますか?」
智瑜がふと問いを投げれば、いつの間にか桐島先生の腕の中は本の山。
それでも桐島先生は新たに別の本にも手を伸ばそうとしていて、その本は智瑜の心も撃ち抜いた。
「いいですね、その本。次来た時は売り切れてるかもしれないし……悩みます」
どうしましょう? と持ち掛けられた相談に、桐島先生は思案顔を一つ。
そうして、どこまでも真面目な面持ちで言うことには、
「宮祀。本を読む、という行為には大きな意義がある」
とのこと。自分に言い聞かせているように見えるのはきっと気のせい……でもないかもしれない。
悩みに悩んで、結局智瑜が購入を決めたのは元々の目当てである編み物の本が2冊だ。
(先生は……)
と眼差しを向ければ、本の山は本の塔に進化していて。
あまりの数に目を丸くする智瑜に気づいて、桐島先生は決まり悪げに視線を逸らした。
多数のレディが行き交うコスメ&ザッカエリアにて。
八十八旗 信彦
は、感嘆と幾らかの憂いが混じったため息を漏らした。
「ああ……どのレディもなんて素敵なんだ……!」
神魂の影響かそれともチャラ男……もとい紳士の性分か、先刻から欲望の赴くままに女性に声を掛けては、不興やら顰蹙やらを買って買って買いまくっている信彦である。
周りの人たちが買っている物と違ってこちらは幾ら買っても手が塞がらないので、
「今のレディには俺の愛の囁きは刺激的すぎたのかな? よし、次のレディに愛を届けよう!」
という具合で、信彦は微塵もめげることなく目に留まったレディの元へと歩み寄る。
なお、冒頭のため息に憂いが混じっていたのは全てのレディには愛を運べないもどかしさからであり、ナンパ……もとい紳士的活動の失敗を嘆くものではない。
というかそもそも、本人は歓心を買いまくっているつもりなのだから強いぞ紳士。
「おー、せにょりーた。キミも、あれもこれも欲しいのにお金が足りないことを嘆いているのかい?」
掛けられた声に、レディが振り返る。
腕にノートの束を抱えたレディの見覚えのある顔に、信彦は瞳を瞬かせた。
「あれ? 貴子ちゃん?」
くいと眼鏡を上げるのは、同じ寝子島高校に通う
北風 貴子
だ。
貴子、鋭い眼差しで信彦を捉えて曰く、
「金銭的な問題を憂いてはいないわ。強いて言うなら、ノートを買い溜めにきただけなのに、他の物が気になって仕方がない自分の意志の弱さが嘆きどころかしら」
「……それってつまり、何か欲しい物があるんだね?」
信彦の言葉に、ぐっと言葉を詰まらせて貴子はふいと眼差しを逸らす。
その頬には、ほんの僅かながら朱が差していた。
少し珍しい表情を見たような気がして口元を緩ませ、信彦は言葉を続ける。
「そんな顔をしないでくれたまえ。そうだ、ここのお代は俺が持とう」
だから代わりにキミの笑顔を見せてくれないか? というとっておきの決め台詞を、
「結構よ。あなたにお金を出してもらう理由がないし」
と、貴子はぴしゃりとはね付けた。取り付く島もない。
だがしかし、そんなことで挫けはしないのが(多分)真の紳士である!
「ならせめて、キミの買い物に同行させてくれないか?」
「何で……」
「1人より2人の方が、本当に買うべき物の精査も捗ると思わないかい?」
駄目押しの言葉に、口元に手を当てて貴子は思案顔。
「それは……そう、なのかしら……?」
「そうそう。だから、一緒にショッピングデートを……」
「……買い物に付き合ってもらうだけ、よ」
しっかりと訂正されてしまったが、ともかく行動を共にできるとあって信彦的には紳士的活動は大成功だ。
「それで、貴子ちゃんの心を射止めた幸せなアイテムはどれだい?」
「気になる物だらけなんだけど……一番はこれかしら」
そう言って貴子が手に取ったのは、キャラクターがヘッドについたシャープペンシル。
しかし、そのキャラクターの良さが信彦にはわからない。
(でも……例え自分は素敵だと思っていなくても、レディが素敵だと言うのならそれはきっと素敵なはずさ!)
信彦、類稀なる紳士力で自分にそう言い聞かせる。紳士の鑑である。
そして、「どうかしら?」という顔でこちらの様子を窺っている貴子へと笑みを向けた。
(レディに気持ちよく買い物を楽しんでもらうのは紳士の義務だよね)
故に、ここは意地でもこのアイテムのいいところを見つけ出し褒めちぎらなくてはいけない!
「ええと……その、こ、個性的! そう、個性的なところが素敵だね! いいと思うよ!」
「本当に? じゃあ、やっぱりこれだけは追加することにするわ」
ありがとう、と音を紡いだ貴子の口元が仄か緩む。
常はとっつきにくい印象のレディが見せた柔らかな表情に、信彦も笑顔を返した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月10日
参加申し込みの期限
2016年03月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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