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浅井幸太の受難 ~挑め!年末大セール!~
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一方、コスメ&ザッカエリアにて化粧品を揃えるのは
尾鎌 蛇那伊
だ。
会計を終えた彼のショップバッグの中に、余計なアイテムは一切ない。
(幽霊の正体見たり枯れ尾花、じゃないけど、今は神魂の影響下にあると分かっていれば抵抗は容易いわね)
と、早々にmiao内が神魂の影響下にあることに気づいた蛇那伊。
正直なところ、いつもより少し余計に化粧品を買ってしまいそうになりはしたが、
(原因がわかってるんだから、今のアタシにはその手の誘惑は一切効かないわよ)
という具合で、彼は見事に神魂の影響に抗い切っていた。
神魂が怖くないとなれば、折角miaoを訪れたのにこのまま帰るのは少し勿体ない。
「化粧品の補充も済んだし、さて、何しようかしら?」
頬に手を当てて蛇那伊は寸の間思案し――ふと、ある人物の顔を思い出した。
(そういえば、浅井先生も来るって言ってたわね。まだいるかしら……様子を見てみましょ)
そんなことを思って、メンズファッションエリアへと足を進める。
すると、蛇那伊の耳にふっと声が届いた。
「風雲児、これはどうだ?」
「うん? うーん、悪くはない……のか?」
見れば、そこにはチェックシャツを手にした
浅井 幸太
先生の姿。
行動を共にしているらしい
風雲児 轟
は、そのシャツを前に難しい顔をしている。
シャツのセンス自体は悪くないために、明確な判断をしかねている様子だ。
じゃあとりあえずと、浅井先生はシャツをカートへと入れてしまった。
(あちゃー、完全に神魂の誘惑に負けちゃってるわね……)
轟も奮闘しているようだが、ブレーキ役は多い方がいいだろう。
浅井先生たちの元へと歩み寄って、蛇那伊はしゃなりと小さく手を振ってみせた。
れっきとした男の蛇那伊だが、何故だかこの場への違和感が半端じゃない。
「浅井先生、アタシもお手伝いするわよ~」
ともあれ、蛇那伊の登場に見るからにほっとした顔になる轟。
「助かるぜ。あんまりファッションには明るくないんだよなぁ」
「ならアタシに任せて頂戴。えーと、選ぶ服の用途は女性とのデート用よね~」
「いや、だから、でっ、デートというわけでは……!」
さらりと零された言葉に過剰反応する浅井先生へと、蛇那伊は眼差しを鋭く光らせる。
「そんなことより、お相手は男前なタイプだし、あまり男々した装いしても先生じゃ霞んじゃうわよ」
「うっ……!」
「そうねぇ。むしろ全体の装いは軽くして、要所要所をビシッと決めた方が良いんじゃないかしら?」
例えばと蛇那伊が手に取ったのは、スリムなシルエットのブラックデニムのジーンズだ。
「これならカジュアルだけどアレンジ自由だし、スタイルを大人っぽく見せてくれるわ」
浅井先生へと蛇那伊がジーンズを合わせてみれば、「おおー」と轟が唸った。
「と、いうわけで、これに合う物を探していきましょ。後は……」
あまり色々買うと、後々組み合わせで悩んでしまう。
だから買う数は減らすべしとの蛇那伊の助言によって、カートは一旦空にされたのだった。
あれでもないこれでもないとコーディネート談義に花を咲かせる男性陣。
その姿をレディースファッションエリアからこっそり眺める少女がひとり。
青物 といき
だ。
「にゃ、にゃにゃにゃ……あの気合の入りよう、やっぱり絶対デートじゃん! にゃーどうしよう!」
周りのきらきらしいはずの洋服たちすら目に入らないほど、あわあわしながら状況を見守るといき。
前日の部活にて浅井先生から軽く話を聞いたといきは、
(え、先生同士のデートってこと?)
という、ある意味では至極乙女らしい、盛大な誤解を抱いてしまったのである。
自分の気持ちには気づく気配すらないのに、浅井先生は高野先生のことを見ている。
そんな勘違いに基づく胸の痛みを抱えながらも、といきはmiaoへとやってきた。
勿論辛くはあったけれど、「miaoに行かないと!」という使命感のような思いが彼女を突き動かしたのだ。
そして、偶然を装って浅井先生に接触を……と考えているのだけれど、
(ううっ、中々出て行きにくい……)
といった具合で、もう随分と長いこと浅井先生の様子を観察しているのである。
だが、そろそろ頃合いかもしれない。
(今なら、自然に輪の中に混ざれそうだし……よし!)
といき、息を一つ吐いて物影からとび出した。
何気なく通りかかった風を精一杯装って、メンズファッションエリアの一団へと声を掛ける。
「あ、浅井センセ! おっ、いいジーンズ選んでるにゃ、素敵だにゃ」
「ん? 偶然だな、青物も買い物か?」
欠片も疑う様子はなく、屈託なくといきに笑い掛ける浅井先生。
「ええと、まあ、そんなところにゃ。センセは昨日話してた服を選びにきたのかにゃ?」
「そうそう、何でも大人っぽい服が欲しいとかで」
「だけど、あんまりカッコ付けすぎない方がいいと思うのよね」
面映ゆさにか言葉を詰まらせる浅井先生に代わって、轟と蛇那伊が答える。
その内容をふむふむと噛み締めて、といきはえっへん! と胸を張った。
「ふふ、それなら、寝子島陸上部のファッションリーダーがセンセをコーディネートしてあげるにゃ!」
宣言して手に取るは、シルエットが綺麗なごく淡いブルーのYシャツだ。
「センセいつもYシャツネクタイだし、着慣れてる物の方が着こなしやすいはずにゃ!」
「おおっ、確かに!」
「色合いもジーンズに合ってるし、Yシャツとジーンズなら間違いないわね」
といきがきらりと瞳を煌めかせれば、轟はぐっと拳を握り、蛇那伊も満足げに頷く。
「ちなみに、といき的にはこの上にメンズベストとかいいと思うにゃ」
「うん、デザインによるけどアタシもアリだと思うわ」
蛇那伊の同意を受けて、浅井先生へと問いを向けるといき。
「浅井センセはどんなのがいいと思うかにゃ?」
「うーん、どれも魅力的に見えるんだが……これとかどうだろう?」
浅井先生が広げてみせたのは、先ほどカートに入っていたベストだった。
ゴールドのスパンコールがギラギラしている代物である。
「成る程、一周回ってカッコよく……それはならないって流石に!」
轟の鋭いノリツッコミが、辺りに清々しく響き渡った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月10日
参加申し込みの期限
2016年03月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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