this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
年賀状準備中!
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
7
つぎへ >>
筆ペンを買いにきただけの月詠だったが、消しゴムはんこつくりのスペースに目を留める。
「消しゴムはんこか。作ろうと思うと意外と難しいよねー。一つサンプルでもつくろうか」
彫刻刀や消しゴムを見てつい創作意欲が刺激されるのは芸術家の性だろうか。
「サンプルは欲しいと思ってたんだ。そこの道具を自由に使ってもらっていいよ」
月詠のセンスを買っているマキナからもOKが出た。
「削りやすいよう大きな消しゴムを使うよ」
月詠はトレスペーパー、カッターや彫刻刀などを吟味し、カッティングマットの上に並べる。
「まず消しゴムに収まるサイズの絵を描く。申年だしデフォルメした猿の顔かな」
「上手ですね。私は何を彫ろうかな」
月詠の手際の良さに感心しながら、柳霞も考える。
「初めてだし、予備も必要かな?」
(手先の器用さには自信があるから、なんとかなると思うんだけど)
「紅林さんがどんなはんこを作るのか、楽しみだな……」
マキナも見にやってきた。
「お店の看板? あー頑張れば出来るかなぁ。店名のロゴマークのはんこは、おじいちゃんがお店やってた時代のがあるんだけど」
柳霞が考えているうちに、月詠は描いた絵をトレスペーパーに転写し、さらに消しゴムへと写している。
「こんにちは。旅鴉、来ていたのか」
八神 修
が顔を出した。
「消しゴムのはんこか。俺も版画にしようと思っていたところだ。猫の写真も考えたんだが」
それを聞いた柳霞が反応する。
「猫……看板も猫入れたら可愛いかも!」
それから、手が空いていたマキナに耳打ちする。
「あとさ、大切な人とそのご家族に送る年賀状は……やっぱり特別にしたいんだけど、お勧めのシールとかスタンプとかあったら教えて?」
「ああ、それならこれなんかどうかな……」
マキナがシールの中からいくつか選んで見せた。
「あ、可愛い! これもらうわ」
柳霞の脳裏に、年賀状の可愛いシールを見て微笑む恋人の顔が浮かぶ。
「そうそう、僕にも一枚送ってもらっていいかな」
マキナは柳霞にウィンクする。
「僕も、手作り年賀状を送るから」
「ええ、喜んで」
柳霞が微笑み返した。
「猫もいいが、年賀状だし俺は干支にすることにしよう」
修が手に取ったのは消しゴムではなくゴム板だった。
「手間はかかるが、作り甲斐はあるな」
修がイラストを描き始めた。猿が蜂を捕らえようとするマンガ絵だ。
「封侯図か」
見ていた月詠がつぶやいた。
「知っていたか。意味が分かれば二度美味しい仕掛けだ。素朴で暖かい絵が出来るといいが」
猿と蜂の絵は中国では立身出世を祝う意味がある。
「要は版画と同じだから。向きを指定するなら絵はその逆にすればいい。文字が入るなら向きには気をつけないと」
説明しながら、月詠は自分の作業を進める。
「残したい線の外側にカッターを入れ、さらに五ミリ離して刃先を斜めに入れて彫るんだ」
「なるほど」
月詠の説明に従い、修も作業を勧める。
「あとは周囲のいらない部分をカッターで削り、絵の中の白にしたい部分をくりぬいて完成だ」
月詠の猿の絵のはんこが完成した。
「調子出てきたのでもう少し作ろう。ハートとか、四つ葉クローバーとか。犬と雉と桃も作ろう」
「それはもしかして……」
思い当たった修に頷く月詠は、すっかり居座る気のようだ。
「私の居る場所が工房になる(キリッ
……というのは冗談だが。うん、道具と材料があるとね」
「俺ももうしばらくここで作らせてもらおう」
修も隣で作業を続けることにした。
「せっかくだから年賀状のディスプレイも作って提供しよう」
筆ペンも買った月詠は、早速スタンプを始める。
「ぺたっとぺたっとぺたりこー」
真顔で歌いながらスタンプを押す。
「わふー」
仕上がりを見て声を上げる、これも真顔で。
そこには桃太郎風の年賀状が仕上がっていた。
「スタンプと共にどうぞ」
月詠が言うと、
「さすがだね」
マキナがうんうんと頷いた。
その後、月詠の作ったディスプレイやはんこは小学生に大人気となったらしい。
ゴム版を彫りあげた修だが、今度はハガキに絵を書き始めた。
マンガ絵の猿が数匹楽しそうに遊ぶ様子だ。
ひらがなで『あけましておめでとう』と文字を入れる。
「なんだか気合が違うね」
マキナの囁きに、修は微苦笑を浮かべる。
「大切な人への年賀状だからな」
彼女のことを想うと心が温かくなる修である。
修はマジックとパステルで丁寧に着色し、仕上げる。
渾身の年賀状となった。
「居心地が良くてつい長居してしまったな」
その後家に帰った修は、最後に宛名書きとメッセージを1人ずつ手書きした。
「あおいにはなんて書こうか……」
悩んだ末、初詣のお誘いも書くことにした。
(何人かで一緒に初詣に行けたら、あおいも楽しいと思うから……)
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
7
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
年賀状準備中!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年02月22日
参加申し込みの期限
2016年02月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!