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【大晦日】シーサイドタウンでカウントダウン☆
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――その頃。
「というわけで早速視聴開始! さぁ、俺を笑わせられるかぁ!」
高らかに宣言し、唇を引き結んだ轟。早くケツバットしたいとばかりにうずうずしながらバットを構える美弥子。
テレビの中で、芸人がとんでもないところから出てきた。
「ぶっ」
「……ふふ」
「ぶぷぷ!」
デデドーン。
「風雲児、倉前、綾辻、あうとおおおおおぉぉぉお!」
ハイテンションで叫んだ美弥子はフルスイングでバットを振りぬく。
しぱーん!
すぱーん!
ぺしーん!!
「……あー、痛い!!
七瀬は叩かれた尻を擦りながら朗らかに笑っている。
「笑うなと言われると笑ってしまいますねぇ」
ふふ、と微笑む。
「……しまったぞ、俺! なんて初歩的なミスをしたんだ!」
轟はがくりと膝をつき項垂れた。
人は笑うまいと頑張れば頑張るほど笑いやすくなるものらしい。
つまり、今の轟そのものなのだ。
駄目と言われるとしたくなる。
いけないと言われるとやってしまう。人間の性というやつである。
「い、いたぁい」
綾花は叩かれた箇所を抑えながら、あおいの後ろに隠れる。
「まてまてー☆ キャハハ」
美弥子はキャッキャと笑っている。
「もう、美弥子ちゃんってば」
綾花はクスクスと笑って、はたとある事に気付く。
「笑ったら叩かれるなら美弥子ちゃんも叩かれるはずですよね?」
ニコッと笑って告げられた非情なセリフ。美弥子はさーっと血の気が引いた。
「ひえぇ」
「うふふふ」
すっぱぁん!
良い音を立てて美弥子の尻が叩かれる。
「しかし、頑張れ俺! この勝負、別に負けても問題ないんだが、なんとなく負けたくねえ!」
轟が叫ぶ。そして、ケラケラ笑っている美弥子の頭をハリセンで、しかしやさしめにぺしんと叩いた。
実は、このハリセン音は良い音が鳴るがそんなに痛くないのである。
「きゃーっ! あははは」
「はーっはっは! どうだっ! 参ったか?」
「あ、今笑った! 笑ったよね」
美弥子はニヤニヤしながらバットを構える。
「うおお、俺としたことが! くっ、潔く尻を差し出そう」
スッと後ろを向いて尻を差し出す轟。そこへ、大きく振りかぶって美弥子は元気にフルスイング。
「アッー!!」
「きゃははははは!」
その様子を見ておっとりとした笑顔を浮かべたままの七瀬。
「ふふ……いやあ、久しぶりに大笑いした気がしますよ」
えっ、と一同が顔を見合わせる。
――今、大笑いしてた!?
「……え、これでも大笑いしてますよ? そうは見えんでしたか?」
彼の大笑い、これなんだ!? ひょっとして今日一番の驚きだったかもしれない。
「はーっ、笑った笑った」
結局勝負はつかなかったが、お腹が痛くなるまで笑えたから良しとしよう。轟は笑いすぎて攣りそうなお腹を抑えながら大きく息を吐く。
「あ、紅白そろそろ終わりかな?」
倫理子は蕎麦を食べ終わった流れで部屋に戻ろうかと思っていたのだが、なんとなくタイミングを逃してしまっていて今に至っていた。
「フィナーレはやっぱり蛍の光だね、うたおうたお!」
あおいは伴奏を聞きながら体を揺らす。
『笑っちゃダメダメ』組のメンバーも紅白の方へ寄って、歌い始める。
「ほーたーるのーひーかーり♪」
美弥子はトシコと肩を組んでTVの中の出演者の真似をしている。どうしていいかわからずにぼんやりとしている倫理子の肩をぐいっと引き寄せた。
「ほらっ、倫理子さんも歌おう!」
「え……あ……」
戸惑いながらも、倫理子はすぅと息を吸って、歌い始めた。
「いつしか……年も……♪」
ノッてしまえば、意外と楽しい。あまり表情を変えない彼女が、少しだけ笑った気がした。
「さーっ、いよいよだぜ!」
轟はウキウキした様子で宣言した。紅白が終わると、TVには各地の寺が写り始める。
ゴォン、と鐘の音が響くのを聞きながら、生徒たちはわくわくと新年の瞬間を待った。
時計を見ながら、綾花がカウントダウンを始める。
「5、4、3、2、1……」
ぽーん、と時報が鳴った。
「あけましておめでとう!!!」
新しい年の始まりに、誰もが顔を晴れやかにしている。
「あおいちゃん、あけましておめでとう。今年もよろしくね」
隣にいたあおいに、綾花は改めて頭を下げる。
「うんっ、こちらこそ、よろしくね!」
倫理子は、ふわっと心が少しだけ軽く……温かくなった気がして薄く微笑む。
「今年もいっぱい色んなところに行こうね。まずは初詣かな」
綾花がそう言うと、あおいはうんうんと頷く。
「だねぇ、みんなで会えるといいね!」
着物を着て行くのも良いよねぇ、とか、甘酒飲みたいな、とか……方々から楽しそうな会話が聞こえる。
そうして、新しい年を迎えた生徒たちはまた新しい『楽しい事』を見つけていくのだろう。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
寿ゆかり
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
34人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月08日
参加申し込みの期限
2016年03月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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