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【大晦日】シーサイドタウンでカウントダウン☆
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(……さーて、そんじゃだらだらする前に食堂で年越し蕎麦くってこねぇとな!)
出来上がった蕎麦の香りを嗅ぎつけたのか、食堂に降りてきたのは
水守 流
。正月くらい実家に帰ってこいと連絡はあったけれど、正直面倒くさい。今年は寮でだらだらーっと年越しをしたいものだ、と考えた彼は帰省せずに寮に残っていたのだ。
時を同じくして。
風雲児 轟
も自室で大きく伸びをしてグッと拳を握りしめていた。
「……よし、年末の勉強やら宿題は終わった! トレーニングも終わった!」
ぱたん、と教科書やノートを閉じ、立ち上がる。
「よし、これからは休憩だ!」
だだだ、と階段を駆け下り食堂へ。
「みんなぁ、もういくつ寝るとお正月だぜ!」
「あ、轟君。もういくつっていうか、明日だね~!」
あおいはふふふ、と笑って台所から顔を出す。
「おー、思ったより寮に残ってるやつらいるんだな」
流の声に轟は頷く。
「だな、遊びに来てるのもいるし、賑やかでいいな」
なんか手伝うことあるか? と台所を覗き込む轟。そして、あおいがつくったくろこげそばつゆを発見し、うっと言葉を詰まらせた。
(よくみれば七夜も手伝いをしてるみてえだなぁ……あれ、大丈夫か……?)
とりあえずあのつゆは食卓には並べないだろうから大丈夫と言えば大丈夫だろうが……。
「そうねえ、結構量があるから、皆の分をテーブルに運んでもらおうかしら」
トシコはおぼんに乗せた蕎麦を轟に手渡す。
「……よし、俺は料理できねえけど、せめてそれぐらいの手伝いはさせてもらうぜ!」
任せてくれよ、と轟は笑い、次々蕎麦を配膳していった。
「というわけで、蕎麦ご注文のお客さんは誰だ~?」
テーブルに着いた流がにこにこしながら答える。
「年越し蕎麦ちょーだいな」
「はいよっ」
「あ、生卵もつけてね! 俺、月見で食べるのが好きなんだ」
轟はキッチンを振り返りトシコに尋ねる。
「なまたまご!? トシコさーん、ある?」
「はいはい、今持っていくわね」
わいわいとにぎわい始める食堂。寮に残っている生徒は残らず食堂に集合し、年越し蕎麦実食である。
「それでは、いただきまーす!」
「……ところどころ怪しいお蕎麦がある気がするっちゃけど、気のせいでしょうか?」
倉前 七瀬
は謎の色をした蕎麦を見つけ、首をかしげる。
――多分それ、あおいが茹でた蕎麦だ!!!!!!!!!
なんで普通に茹でただけなのにそんな色になるんだ、と全員がその疑問を飲み込む。
「何事も挑戦ですし、せっかくだからこの怪しいお蕎麦をいただきましょうか」
もしかしたら美味しいかもしれませんしー、なんて言いながら、七瀬は蕎麦を取って食べる。誰もが固唾をのんで見守る中。
「うん、おいしくないですねぇ」
表情一つ変えずに、さらりと味の感想を述べた。
「だよねぇ、うーん、何がいけなかったんだろ……」
あおいは考え込んでいる。
(顔色一つ変わらないけど、七夜の料理を食べてもあんなにけろっとしているなんて……もしかして、七夜少し上達したのか?)
轟は勇気を出しておかしな色の蕎麦を手に取った。そして、一口。
「っ!?!?!?」
あまりの奇怪な味にもんどりをうつ。
残念。ちっとも上達しておりませんでしたとさ。
「んー! やっぱ年越しとくればこれだよなこれ! それじゃいっただっきまーっす!」
トシコから生卵を受け取った流はご機嫌で蕎麦をすする。
「こんばんはー!」
その時、食堂にぱたぱたとやってきたのは
本居 陽毬
。
「おや、本居確か帰ったんじゃなかったのか?」
流は、寝子島に住んでいる伯母の家に帰省すると言っていたはずの陽毬がここにいることに少し驚いて首をかしげる。
「うん、そうなんだけどなんか伯母さんちに貰い物のミカンが山盛りあるみたいで、食べきれないからお友達や寮に残る人に配ってきてあげてーって頼まれたんだよね」
伯母さん一家は家業の和洋菓子店の年内最終営業日で忙しいし、これくらいのお手伝いはしないとね! と陽毬は笑う。
「へーい差し入れだよーん★」
彼女が持ち上げた袋の中には大量のみかんが詰まっている。
「へー……そうだったのか。まあいいや、せっかくだしお前も蕎麦食いながら年越ししてこうぜ」
座れよ、と流は陽毬にとんとんと自分の隣の席を叩いて見せる。
「蕎麦?」
「そ、トシコさんのお手製の」
「何それ食べて帰らなきゃ! 多分伯母さんちでも出るけど! 別腹!!」
食い友たる彼女にその誘いを断る理由などどこにもない。
「おばちゃーん、蕎麦まだある?」
「あるわよ、今持ってきてあげる」
トシコはすっと立ち上がって蕎麦を器に盛ってくれた。お蕎麦を受け取るのと引き換えに、陽毬はみかんの袋を食卓テーブルにどんっと置く。
「わああぁい! お蕎麦だぁ」
幸せそうな顔をして、陽毬は両手を合わせ元気にいただきますと叫んだ。
「ん? 本居は蕎麦に卵入れないのか?」
ずるずるーと蕎麦をすする陽毬に、流は首をかしげる。
「えっ、生卵あったの?」
大きく頷く流。
「月見蕎麦で食うと美味いんだぜ? これでかしわも入ってりゃ完璧! パーフェクトって奴さ」
ごくん、と生唾を飲み込む陽毬。そこへ、トシコが申し訳なさそうに眉を寄せて言った。
「ごめんね、それ最後の一個だったのよ」
「えっ、トシコさんが謝ることないよ!?」
ずるる、と陽毬は蕎麦をもう一口。
「うーん、美味しい」
「ふふ、気に入ってくれてよかったわ」
(しかし、ソバってあんまり食べた気がしないよね……)
胃袋ブラックホールの陽毬にとって蕎麦などおやつ程度の物(語弊アリ、誇張アリ)。ちら、と流の蕎麦を見ると、その上にはまだトッピングのエビ天が。
――しゅっ!
「!?」
「油断大敵っ☆」
「お、俺のエビ天がぁぁああ」
嘆きの声をあげるもすでにエビ天は陽毬のお口の中。
好きなものをあとに取っておくとたいていこういうことになる。
「えへへ、ごめんごめんって。みかんあげるから、ねっ」
「おお、そういえば蜜柑! デザートが増えたのはラッキーだぜ! そんじゃ遠慮なく一つもらうな!」
細かい事をいつまでもぐだぐだいっても仕方ない、とばかりに、流はみかんに手を伸ばした。
「そろそろ食べ終わったころですね、お茶を淹れましたよ」
綾花が人数分のお茶を淹れて配る。
「わー、綾花ちゃんありがと~!」
あおいがふうふうと熱いお茶に息を吹きかけながらすする。
「飲んだら、テレビみよっかな~」
「いいねぇ! あ、私あれ見る! 『笑っちゃダメダメ』」
串田 美弥子
はどこからか出したケツ叩き用のスポンジバットを高く掲げる。
七瀬はその様子を見つめ、ぽつりと呟いた。
「いやー、あれでお尻なんて叩かれたら痛そうです。笑わないように気をつけないとですね」
轟がグッと拳を握る。
「……よし、じゃあ俺は笑わない事に挑戦するぜ! 串田、俺の尻をぶっ叩けるかな!」
「叩くよ! めっちゃ渾身の力で叩くよ!」
キャハキャハと番組開始前から既にハイテンションな美弥子。
「その代わり、串田が笑ったら俺もこれから作るハリセンで叩かせてもらう!」
「おおう!」
「て事で厚紙を用意するぞぉ!」
どこかから厚紙を探し出してきた轟はせっせとそれを折り、とても丁寧な美しいハリセンを作り上げる。そして、自分の手で一度鳴らして見せた。
――すっぱぁああああん!
「め、めっちゃいい音……!」
生徒たちから感嘆の声が上がる。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
寿ゆかり
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
34人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月08日
参加申し込みの期限
2016年03月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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