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9 猫な守護霊
桜花寮を出ると、冬の冷たい空気が頬を撫でる。この時期は、太陽が出ていてもぽかぽかしているとは感じない。だが、大きめの猫帽子とマフラー、コート、ズボンを身に着けている
恵御納 夏朝
は、装備の温もりを感じながら歩き出した。
猫パペットの
ハルくん
を左手にはめて住宅地を散歩していた夏朝は、いつもより通りを歩いている人が多いような気がして「あれ」と思う。
(……観光客さんかな?)
とはいえ、そこまで気にも留めずに気ままに歩く。
(……あれ? 僕の後ろに……何かいる?)
自分に注がれる視線を感じたのは、寝子島小学校の前を通ったときだった。
振り返ると、道の真ん中を歩いている橙白猫と目が合った。自分の後を追っているのだと直感的に感じ、立ち止まる。
猫は、茶白猫の茶を橙色にしたような毛並みをしていた。小柄で、遠目にも毛がふわふわしていることが分かる。尻尾はちょっと短い靴下猫だ。
「みゃあ」
猫が一声鳴く。その声がまた、ものすごく可愛かった。
「可愛い……!」
聞こえた声から、『夏朝ちゃんの守護霊だよ』という言葉が伝わってきた気がした。試しに近付き、中腰になってたずねてみる。
「橙白猫さんは、僕の『守護霊』さん……で、あってる?」
「うみゃん」
猫が頷いた。……ように見えた。言葉が通じているのだろうか。
「名前……何て言うのかな?」
「……みゃあ?」
猫は首を傾げた。
「……可愛い……!」
左手に嵌めたままのハルくんを差し出してみると、橙白猫はそれが友達かのようにほっぺをすり寄せた。右手で撫でてみると、すべすべふわふわの体に触ることができた。猫が自分を受け入れてくれたのだと、夏朝は分かった。
持っていた猫じゃらしでじゃらしてみる。
「みゃあみゃあ」
橙白猫は嬉しそうにじゃれてきた。もしかしたら、ずっと夏朝と遊びたかったのかもしれない。遊んでいるうちに、猫の足の裏が見える。肉球はきれいなピンク色だった。
(そうだ、ハルくんに守護霊は……)
ハルくんにも守護霊がいるかもしれないと周囲を見回してみる。だが、他にこちらを見ている猫はいないようだ。
いつか、ハルくんが付喪神になれたなら。
(その時には、守護霊もついてくれるのかな?)
付喪神と守護霊なら、普段から交流もできるかもしれない。
橙白猫も加えて、散歩を続ける。寝子島小学校の正門前を抜けて、裏門側に周る。そこから寝子島中学校の裏門前を通り、来た道を戻る。
桜花寮まで戻ってきた頃には、もう夕方になっていた。橙白猫と一緒に自室に戻って仲良く過ごす。部屋で飼っている黒猫、
おはぎ
とも一緒に過ごしたかったのだが、生憎、姿が見えなかった。
「隠れてどこかで寝てるのかな?」
そっとしておくことにして、ハルさんと橙白猫と3人で楽しく時を過ごす。
「あっ……」
橙白猫の姿がすうっと消えたのは、時刻が0時を過ぎた時だった。遊んでいる途中で、不意に消えるという感じだった。猫自身にも予想外だったのではないだろうか。
「見えなくなっちゃった……」
でも、まだ猫の気配が部屋に残っている気がする。
きっと――
きっと、今も近くにいて、夏朝を守護してくれているのだろう。
「本当に、ありがとう……これからもよろしくね、守護霊猫さん」
――もう聞こえないはずなのに、部屋の中で「みゃあ」というあの猫の声がした気がした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
沢樹一海
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年02月17日
参加申し込みの期限
2016年02月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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