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★
リアーネ・ライニオ
のBD(
ニコ・ライニオ
/
ユリアナ・ライニオ
)
クリスマスでもあるその日、シーサイドタウンのライニオ家は、朝から活気に溢れていた。
「ふふ、どうかな?」
リアーネ・ライニオ
は、姿見の前でくるりと一回りした。母である
ユリアナ・ライニオ
が縫ってくれたお気に入りのフリルのワンピースと、ケープ型のコートがふわりと揺れる。
(ああ、すごく楽しみ!)
リアーネは鏡に向かってにこにこと笑顔だ。今日はリアーネの誕生日。これから母のユリアナと、父の
ニコ・ライニオ
と3人で一緒に、寝子島マリンパラダイスにお出かけをするのだ。
いつもお仕事を頑張ってるママ。そんなママも好きだけど、リアーネは本当は家にいてくれるママが1番好きだ。
(今日のお料理だって、すごーくすごく楽しみなの!)
リアーネはパタパタとキッチンに走り、可愛らしく声を掛けた。
「ねぇ、早くいきましょう!」
ひょいと覗いたその笑顔に、前日から仕込んでいた料理の最終確認をしていたユリアナと、その手伝いをしていたニコが振り向く。ニコが笑いながらリアーネを抱き上げた。
「また今日は一段と可愛らしいね、僕のリィ」
「じゅんび、おわった?」
抱き上げられながら小首を傾げるリアーネに、ユリアナが笑顔で言った。
「終わったわよ。お待たせ、リィ。さあ行きましょうか」
「うん!」
リアーネが元気よく答えた。ニコが下に降ろすとタタタッと玄関に走って行く。その後ろ姿を見ながらニコがそっとユリアナに耳打ちする。
「今日休みを取るのは大分無理をしたんじゃないかい?」
ユリアナがニコに笑顔で答える。
「どうしてもこの時期はコンサートが入ってしまうので、少しだけ無理はしましたけど……。大丈夫ですよ、私が今日を楽しみにしていたのですから」
2人はちょっと見つめ合い、ニコがそっとユリアナのおでこにキスをする。その様子を玄関から見ていたリアーネはいつもの事だと言わんばかりに腰に手を当てて声をかける。
「パパ、ママ、早くー!」
「……ああ、わかったよ」
愛娘の声にニコは片手を挙げて応えると、ユリアナと手を繋いで玄関に向かった。
寝子島マリンパラダイスはたくさんの人で賑わっていた。マリンパラダイスの魚達もこの人出に何だか張り切っているように見える。その人混みの中、リアーネ達親子は、仲良く3人手を繋いで歩いていた。
「……わあ、すご~い!」
大きな大きな水槽があるホールに出ると、リアーネは口があんぐりと開けて水槽に走り寄った。
大きなエイや大小様々な魚達、果てはウミガメからジンベイザメまで、それぞれが優雅に泳いでいる。そこはまるで海を丸ごと切り取って持ってきたかのようだ。天井から落ちる光は海底に差し込む光そのままで、地上の者を神秘的な海の世界に誘っていた。
ママ、見て見てとリアーネがユリアナの手を引っ張り水槽の前に連れて行く。仲良く指さしながら楽しむ2人の姿をニコは目を細めて眺めていた。
不思議なものだ。ニコは大水槽を振り仰ぎ感慨に浸る。結婚前のユリアナちゃんと手を繋いで歩いたこのマリンパラダイス。2人で見上げたこの水槽。君は何も変わらない。今も美しく、可憐なままだ。
(―――そして、僕にはもう1つ宝物が増えた)
ユリアナの横で無邪気に笑うリアーネ。そんな彼女を見てニコは幸せな気持ちに包まれる。
こうしてここに来ると様々なことが思い出されるけど、今日また新しい素敵な想い出が増える。それはリアーネ、君にとっても同様であって欲しい。素敵なものは、どれだけたくさんあってもいいのだから。
「―――どうしたの、パパ?」
可愛らしい声にハッとする。いつの間にかリアーネがニコのすぐ傍まで来て、彼を見上げていた。
「いや、ちょっと昔のことを思い出してた」
「むかしのことって?」
「うん、ママとのことだよ」
そう言ってニコはユリアナを見る。ユリアナはニコに少し微笑むと、リアーネの前に静かにしゃがんだ。
「……もうリィには教えてもいいかしら」
不思議そうにするリアーネに、ユリアナは話し始めた。
「ここはね、昔パパと一緒に来たことがある思い出の地なのよ。あの頃ママはパパとずっと一緒にいたくて、家族になりたくて」
ふとリアーネの瞳に遠い思い出の色が浮かぶ。
「……それが叶ってあなたという宝物まで授かった。私はとても幸せ」
ユリアナはリアーネの小さな両手をそっと握った。
「私とニコさまのところに来てくれてありがとう、リィ」
その言葉に2人を見守っていたニコの声が続いた。
「僕の娘に産まれてきてくれてありがとう、リィ。……そしてユリアナちゃんも」
ニコはユリアナとリアーネを同時に抱きしめ、2人の頬にキスをする。ユリアナが幸せそうに言った。
「ここは、3人の思い出の場所になるわね」
「わたしも?」
リアーネの言葉にニコが笑顔で答える。
「もちろんだよ! さあ、イルカのショーを見に行こう、リィ」
「うん!」
そしてまた親子3人、仲良く手を繋いで歩き出す。
(……これはあの頃憧れていた家族の絵と同じ)
ニコとリアーネ、それぞれの手を片方ずつ繋ぎながら、ユリアナは思っていた。
けれどもう憧れではないのだ。自分の手を握ってくれているのは、私の家族なのだ。
ユリアナは幸せな気持ちで、その両手の暖かさを感じていた。
楽しい時をマリンパラダイスで過ごし、彼らは帰宅の途についた。
帰りにケーキとチキンを買って帰る。ケーキはクリスマス用と誕生日用の2つだ。
予約していた洋菓子店
Raton
は大混雑。「お忙しいのにありがとうございます」と言ってケーキを受け取るユリアナの姿を見ながら、リアーネはわくわくしていた。
もちろん2つのケーキは1日では食べきれない。けれど、自分の誕生日をクリスマスと一緒にする事なく、きちんと祝ってくれるのがリアーネは嬉しかった。
「おうちでメルーがまってるよ」
お店を出て、リアーネはニコとユリアナの手を引っ張る。メルーは運動会の
借り猫競争
の時に保護した雌の子猫だ。
「おるすばん、さびしがってないかな?」
「そうだな、早く帰ってやろう」
「うん!」
ニコの言葉にリアーネは大きく頷いた。メルー、早く帰るからね。そして一緒にパーティだよ!
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担当ゲームマスター
KAN
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
25人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年02月16日
参加申し込みの期限
2016年02月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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