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12月の★ハッピーバースデー
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★
神木 直樹
と
エスカルゴ・臼居
のBD(夜)
誕生日。みんなが自分をお祝いしてくれる1年に1度の日。
クリスマス・イブ。世間的に華やかに盛り上がる日。
これが重なった奇跡の人
エスカルゴ・臼居
は今日も絶賛引きこもり中だった。
(どうにもこうにも節目の年になっちゃって……)
ディスプレイの明かりに照らされながら、暗い部屋でエスカルゴはふうと溜息をついた。
リアルでは20歳になった。高校は留年中。誕生日の今日、聞いたのは遠い親戚からの、心にもない他人行儀で耳障りな祝いの言葉。本当に祝って欲しい唯一の身内からの反応は、なかった。
(悲しい、なぁ)
デスクにぽてんと顔を伏せる。何とも生きにくいリアル。……誕生日が楽しみだったのは、いつまでだったっけか。
虚ろな目でふと画面の時計を見る。その目が「あ」と見開かれた。
「―――時間だ!」
エスカルゴはカチャカチャとキーボードを叩き、あるログイン画面を出す。IDとパスを入力しエンターキーを押すと画面が変わり……。
エスカルゴが部屋から消えた。
そこ
は、仮想空間だった。そして、引きこもりのエスカルゴの大事な大事な居場所だった。
もれいびだったらネットの中にダイブ出来てしまうMMO。ネットなのにリアルで不思議なその空間では、エスカルゴは誰とでも問題なく喋る事が出来た。
その空間でエスカルゴは仲間達と落ち合った。実は彼らはこの世界で、ある人物と待ち合わせをしていたのだ。どうやらまだその人物は来ていないらしい。
と、突然彼らの横に男の子が出現した。
「こんばんは、エスカルゴさん」
「N-cat……いや神木氏!」
この仮想空間の創設者。そして管理者でもあるN-catこと
神木 直樹
が笑顔で立っていた。エスカルゴは直樹に歩み寄る。
「ごめんね、夜に。昼間はリアルが忙しいかと思ってさ」
「大丈夫だよ。気を遣ってくれてありがとう」
その言葉を聞いて、エスカルゴと仲間達は微笑み合う。そしてうんと頷き合った。
「よぉーし、それじゃあ」
エスカルゴの音頭の下、せーので彼らは口を揃えて言った。
「「「お誕生日おめでとうございます!!!」」」
え、と直樹の瞳が驚きで丸くなった。
そう、今日はエスカルゴと同様、直樹の誕生日でもあったのだ。以前の自分みたいに振る舞えるこの居場所を作ってくれた直樹。エスカルゴは内緒で彼の誕生日をお祝いしたいと計画していたのだ。
―――どうやら、大成功みたい!
それでね、とエスカルゴは持っていたタブレットを取り出す。彼が操作をすると、パッと見知った顔が次々に映り、お祝いのメッセージが流れ始めた。
「これ……」
「うん、来られなかった奴ら。みんな神木氏をお祝いしたいって」
「俺らからもプレゼントです!」
一緒にメッセージを見ていた仲間達も直樹にたくさんのアイテムを渡す。仮想空間の物だが、みんな気合いを入れて作ったようだ。
「そして俺からは、これを」
最後に、エスカルゴが直樹の前に出した物。それはオルゴールだった。綺麗に細工されたその箱を開けると、ハッピーバースデイの曲が流れ始める。
「あれ、この音……?」
直樹が気が付いた。エスカルゴが照れながら頭を掻く。
「うん、音源はリアルのもの。……何だかそうしたかったんだ」
どうしてかな、とエスカルゴは呟いた。そんなエスカルゴを見て、直樹は優しく微笑んだ。
「ありがとう。……凄く凄く嬉しいよ」
ほんとに嬉しい、ありがとうと直樹はみんなにお礼を言う。そして夜空を見上げた。
「そろそろなんだけど……」
「え?」
エスカルゴがつられて上空を見た時、視界に白い物がちらちら混じり始めた。
「雪……?!」
仲間達も驚いて空を見上げる。仮想空間に突如しんしんと雪が降り始めた。
「エスカルゴさんも誕生日だったよね。おめでとう。―――せっかくだから雪を降らせちゃった」
ここ限定だけどね、と直樹がペロリと舌を出す。うぉー、すげー! と仲間達が走り出した。
ホワイトクリスマスとなった仮想空間で、エスカルゴは直樹と2人立ち尽くす。
何という縁だろう。同じ日に生まれた2人。元引きこもりと現役の引きこもり。そんな自分達が仮想空間という世界で2人並んでいる。
エスカルゴは雪を振り仰ぎながら静かに言った。
「神木に出会えて、僕は嬉しい」
……産まれてきてくれてありがとう。沢山の感謝を込めて、僕は。
直樹は静かに微笑んでいる。雪が2人を温かく包む。
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担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
25人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年02月16日
参加申し込みの期限
2016年02月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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