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寝子島高校
進路相談、君等の道 【2,3年生限定】
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●芸術科:2年8組
【
青野 海仔
の場合】
青野 海仔
は淡々と、
「『木天蓼大学』希望だ。なぜならば『芸術学部もあり、引き続き大学でも絵を学びたい』からだ。ついでに言えば寝子島からはあまり離れたくはない」
と言った。
「その先は何か考えてるかしら?」
「将来どうするかまだ決めかねている」
決めかねていることを、さほど苦にしている風もなく、海仔は答える。
沙穂先生は、海仔の答えにとても共感した。だから、海仔に
「若林先生が同じ年頃はどうだったのだろうか? 是非とも参考に聞いてみたい」
と聞かれたとき、間髪入れずに「おんなじよ」答えた。
「私もおんなじ。高校生の頃、将来のことあんまり考えてなかったなー。私も絵やものづくりとか好きで……実家が呉服屋だったせいもあるけれど、美しいものってやっぱりいいなって思ってたわね。それでなんとなく芸術方面に進みたいなーってのはあったけれど」
「ふむ」
「美術部に入っててね、学校より美術室に入り浸ってることが多かったの。お昼前の授業なんか、よくサボってたわ。美術室で早弁したりねー」
「今とあまり変わらない、……と言わないか?」
「今は、授業はちゃんと出てるわよ。先生だもの」
それ以外の時間は控え室でのんびりしていることも多いけれど。
授業をサボって沙穂先生の控え室で過ごすことを「さほる」と言うらしい、というのは、公然の秘密である。
「それで『さほる』生徒に寛大なのか……」
沙穂先生はあはは、と笑って、「これ、オフレコね。真似しちゃだめよー」と少しだけ先生の顔を覗かせた。
けれどきっと、授業をサボって沙穂先生の部屋に行けば、一緒に「さほ」ってくれるのだろう。
【
安本 マコト
の場合】
「ちょりーっす、沙穂せんせー」
現れた
安本 マコト
はあっかるい声でそう言った。それから机の上のツツジを見つけて。
「わ。これ、綺麗じゃん」
やっぱり27歳女教師とか最高だ、と思う。きっと牛瀬先生なんかはこういうことを思いつかないだろう。
「気づいてくれてありがとう。じゃあ、進路希望教えてね」
「あー、はい。進路希望先は『今は特に無し』。『夢とか目標を探してるとこだから』」
「いい加減ねぇ。本気で考えた?」
「やだなーマジだってチョーマジに書いたって。だってさー将来の目標も無いのに『とりあえず大学行く』みたいな感覚で進路決めてもダメっしょ?」
マコトはすこしだけ声のトーンを落とした。
「俺だって真面目に考えたんだよ。でも、今は将来何になりたいとかどんな仕事したいとか、そういうのが全然見えて来なかった」
普段チャラチャラしている男の子の真面目な本音がちらりと見える。
だが、マコトはまたカラッと明るい調子になって、沙穂先生に話しかけた。
「つか、俺って何の仕事に向いてると思う?」
「ええー? 明るくて社交的なのが取り柄だとは思うよ? だから話す仕事とか向いてそうとは思うけど……あんまり参考にしないでね。すっごい適当に言ってるから」
「沙穂せんせーはさー、子供の頃の夢って何だった? 教師になるのが夢で、その夢を叶えた感じ?」
「ううん。全然。私は割となんとなく教師になっちゃったのよね。なんとなく芸術系が好きで美大に行って、なんとなく教育課程の単位取ったから受けた教員採用試験に受かっちゃって。実家の呉服屋継ぐよりは教師かな、と思って教師になっちゃった」
「俺、小学生ん時はさー、アイドルになるのが夢だったんだー。テレビの中に憧れる時ってやっぱあるじゃん?」
「うん、あるある」
「でもさ、大きくなるにつれて分かったんだけど、ただ憧れてるだけで本当になりたいわけじゃなかったみたいでさ……」
「ああ、なんかわかるわ」
「俺、まだ働いた事も無いから今バイト探してんのよー。この1年で遊んだり働いて色々経験して、俺は結局何がしたいのか、それを探したいんだ」
「そんなこと言ってただ遊びたいだけじゃないの?」
沙穂先生は頬杖をつき、くるくるっと悪戯っぽい眼差しを向ける。
マコトは大げさに両手を振って。
「べ、別に遊びまくりたいから理由作ってるわけじゃないってマジマジ」
「あっはは、失敬。疑ってないわ。ま、いいわよね、そういうのも」
「やっぱり? 実は俺、座右の銘は『今を生きる』なんだ。とにかく今を楽しく生きるってのを大事にしたくってさー。進路のことは3年になってからでもいいかなーって」
「あ、それ、大事よね。今を楽しく。今を生きる。私もそうありたい」
そのとき、沙穂先生のお腹がぐうとなった。
マコトと沙穂先生は顔を見合わせて笑ってしまう。
「お腹すいたわね。進路相談もあなたで終わりだし……さほって、早弁、しちゃおっか?」
「マジ? ラッキー!」
こうしてふたりはちゃっかりお弁当を広げながら、なんてことないことをだらだらおしゃべり。
これも楽しく今を生きる――でしょ?
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月26日
参加申し込みの期限
2013年05月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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