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進路相談、君等の道 【2,3年生限定】
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●普通科:2年1組
【
朝海 瑠歌
の場合】
本日、午前中は進路についての個人面談のため、2~3年生は自習になっている。午後からは本校卒業生を招いて、講堂で木天蓼大学の学校紹介の予定だ。
牛瀬先生に呼ばれて教室に入ってきたのは、トップバッターの
朝海 瑠歌
。
教室には先生のみ。このクラスの生徒たちは別室で自習だ。
窓際の机がふたつ、向い合せに並べてあり、瑠歌は先生の向かい側の席にふわりと腰を掛けた。
「どうぞよろしくお願いいたします、先生」
「おう。朝海瑠歌……2年1組の学級委員か。進路志望は『木天蓼大学、経済学部』、志望理由は『一人立ちしたいから』……ちゅうことだが」
牛瀬先生は瑠歌をちらりと見る。
「朝海さんの進路希望のポイントは、経済学を学びたいっちゅうより、一人立ち、ちゅうことかな?」
「そう……なのかもしれません。いま現在、親の会社を手伝っていて、将来は継ぎたいと思ってはいるのですが……親が敷いてくれたレールをなんとなく走ってるようでこのままじゃ何も変わらないんじゃないか、自立できないんじゃないかと思うんです」
「朝海、朝海か……朝海財閥のお嬢さんやったな」
「ええ」
「そうか。ワシなんかにはわからん苦労もあるんやろうなあ」
「先生、どうやったら一人立ちできるでしょうか」
「せやなあ。それはまず、朝海さんが、自分がどういう風になったら『一人立ち』したと感じるのか……そこをもう少し考えたらええんとちゃうか?」
「私が、どういう風になったら『一人立ち』なのか、ですか……」
「せや。親の会社を継がんと、違う職業に付いたら一人立ちなのか。経済学を学びたいちゅうことは、会社でも興したいちゅうことなんかな? そうしたら自分が社長になったら一人立ちなのか? いやいや、やりたいことがあって親元にいてその夢が叶う、ちゅうこともあるかもしれん。それは先生にはわからん。自分の胸に訊くしかあらへん」
「私の胸に……」
「せや。状況と悩みは自分でもわかっとるようやから、あと大事なのは、『夢』やないかな」
「夢、ですか。『一人立ち』と『夢』って、関係あるんですか?」
「関係ある気がする。ワシはな。ちなみに今の成績なら木天蓼大学は問題ないで。まずは自分の心と向き合ってみぃ」
「はい……やってみます。あの、ところで、進路と関係ないのですが、先生にお伺いしたいことがあるんです」
「なんや?」
「最近、寝子島や学校で、不思議なことが起こることが多いように思うのですが、現在の一年生が入る前からこんな不思議な現象って起こっていましたでしょうか?」
先生は、彼女がなぜそんなことを聞くのか首を傾げつつも、
「最近不思議なことが多いんか? あんまり気づかへんなあ。こんな学校に長くいるせいで、多少の変は変と思わんようになってしもうたのかもしれん」
と答えてくれた。
瑠歌としてはろっこん現象について情報収集できればと思ったのだが、今のところひとである牛瀬先生にはピンと来なかったらしい。
去り際、瑠歌はもうひとつ、先生にお願いしてみる。
「あの、夢が特にないので、皆様との相談の様子を観察させていただいて、夢を見つけてもよいでしょうか?」
「いや、そりゃダメやろ。プライバシーとかいろいろあるで」
「そうですよね。では失礼致します」
内心、面白い事がないか見ていたい、なんて思っていた瑠歌は舌の上で残念! とつぶやく。
その場はあっさり引き下がったものの、そっと扉の影に身を隠す瑠歌なのであった。
【
笹暮 真秋
の場合】
笹暮 真秋
は、気怠い空気を全身に纏いながら教室へ入ってきた。
彼の特徴といえばぬいぐるみと毎日文字が変わる変Tシャツ。本日のぬいぐるみは、つぶらな瞳の赤い丑さんで、肩にちょこんと乗せている。そして、変Tシャツの本日のお言葉は『ウナギ弁当』。
あまりのインパクトに、牛瀬先生もうっかり『ウナギ弁当君』と呼びかけてしまったくらいである。
実を言うと、彼の変Tシャツは職員室でも密かな話題になっており、今日の文字はおかしかった、とか、あれを見てるとお腹がすく、とかいう先生方が続出中なのである。なので、牛瀬先生は進路相談の前にこんな雑談をしてしまった。
「今日はどうしてまた『ウナギ弁当』なんや?」
すると真秋は眠たそうな目で先生を見て、
「……牛瀬先生」
それから自分の肩のぬいぐるみを指差し、
「……丑」
そしてTシャツの『ウナギ弁当』を差して、
「……丑の日はウナギかなーと」
と言った。
どうやらぼんやりと言葉遊びになっているらしい。弁当、は何なのかわからないが。
「ところでだな、笹暮君。進路希望調査票なんやけど」
先生が話しかけるも、真秋は大あくびをしている。
「白紙やったな。なんも考えてへんのか? それとも書かれへんかったんか? 将来どうしたいんか、なんとなくでもええから、ワシに話してみてくれへんか」
先生は身を乗り出して真秋に話しかけるが、肝心の真秋は目がとろんとしてきて上瞼と下瞼がコンニチワしている。眠りに落ちる直前、真秋が残した一言は、
「……まだ決まらないし、決めるのも面倒くさい」
だった。
牛瀬先生はふう、とため息をついた。笹暮真秋、変Tシャツの件とは別に、生活態度がよろしくないと教育指導の先生方から少しばかり目を付けられているのだということを、先生はこのとき思い出していた。
「ウナギ弁当君、君みたいな子はなあ、器用に生きたらあかんで。これ、っちゅうの、なにかひとつでええ、見つかるとええなあ」
牛瀬先生は、真秋の寝顔にそう語りかける。真秋は……聞こえていただろうか。
「それにしてもウナギ弁当か。ウナギ、随分食べてへんなあ」
思わず、グゥとなる牛瀬先生のお腹。先日、
末っ子のつかさくんがやらかしたあれやこれやで金欠
な牛瀬家の愛妻弁当に、ウナギが入る日はしばらくあるまい。そう思うと尚のこと腹が減ってくる。
先生はおもむろに黒マジックペンを取り出すと、ウナギの「ナ」の字に縦線を一本書き足して『ウナギ弁当』を『ウサギ弁当』に変えてしまった。腹の虫が幾分治まった気がした。
それから、扉の方に向かって、「おおい、1組学級委員!」と呼びかける。
焦ったのは扉の影に隠れていた瑠歌だ。名指しとあっては出て行かざるを得ない。
「いい写真撮れたかー?」
ううう、そこまでお見通しとは……。面白い事があったら写真にとって弱みを握ろうという少々腹黒いことを考えていた瑠歌だが、撮れた写真は、先生が変Tシャツに落書きをしているというもの。何かに……使えるのだろうか。
「笹暮君寝てもうてな、悪いが保健室かどっか、眠れるところに連れてってやってくれんか?」
「は、はい」
後ろ暗いところがあるため瑠歌は断れない。
「あとなー、もし起きたら、Tシャツの字は進路相談中に寝たバツや、ちゅうといてや」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月26日
参加申し込みの期限
2013年05月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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