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【クリスマス】シーサイドタウンのクリスマスイヴ
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●借りサンタ競争(7):ゴールの後で●
【寝子電スタジアム:表彰台】
「賞品は……レストランのお食事券か」
白 真白
も受け取ったチケットを見て、今日ペアを組んだ白沢先生に聞いてみる。
「よかったらこれから一緒に食べに……
って、さすがに先生はまずいよね。
家族と約束とか、あったりするだろうし」
「あら、そんなことはないのよ。お誘いいただいて、とっても嬉しいわ。
ただ……今日は先生、何だか不思議と、お腹がいっぱいなのよね」
それはRatonのケーキ全種類、とか無茶な食べ方をこの先生がしたからなのだが、子供になっていた時のことは、やっぱり今回も憶えてないご様子。
「お食事だったら、私より誰か別の人を誘ってみたら?
ほら、例えばあそこにいるポニーテールの子とか」
と白沢先生が指差すのは、貸衣装屋で彼女も声を掛けた、
篠原 翠響
だ。スタッフさんから翠響も何かプレゼントを受け取っている様子だが、これも何かの縁。ペアカードの条件には偶々合わなかったけれど、あの女の子を誘ってみるのもいいかもしれない。
「でもね、先生、今日は何だか楽しかったわ。
年甲斐もなく走っちゃったりして……若い頃に戻ったみたいで」
最後に白沢先生はそう言って真白の両手をにぎり、今日の感謝を伝える。
「実は私、どうしてここにいるのか、まだ良くは分かってないんだけど」
「って、えええっ? 先生、知らずに走ってたの!?」
そしてこちらも、何とか無事にゴールまで漕ぎ着けた、
トワ・E・ライトフェロゥ
&
三谷 賢二
のペアだ。やはり拉致されるように、無理やり連れてこられたクチの三谷だったけど、
「Presentは、cakeデスネ!
half……はーんぶーん?するで
pairの人と分けるマス!」
賞品のホールケーキをトワにカットしてもらって、思わぬプレゼントにちょっと不意を突かれる。
「クリスマス……いつからプレゼントはこなくなったんだっけ、
なんてそう思ってたけど。ハハ、そっか俺にもあるんだな。サンキューな」
あれよあれよと成り行きに巻き込まれているうちに、何だか将来美人さんになりそうな女の子とも、こうして知り合えたし。やたら目つきの鋭い、お付きの人がついてるのは気になるけど……。
「しかし賞品がケーキって、お前、まだ食うのか……」
そのお付きの人
夜海霧 楓
は、トワに今日1日さんざん振り回された疲れで、ぐったりしているところ。確かこのちび姫、あのメイド喫茶でも色々飲み食いしてたよな、とか考えながら。
そんな夜海霧を見て、トワからも直々にお付きの人にご褒美が。
「Cake のこたのを、カエデと食べるデス!」
「いや……俺は甘いのは苦手だし、いらんから全部食え」
「カエデ食べない?ナラ、
トワに食べるさせる!マス!
あーーーー(※以下略)ーーーーーん」
「いや……お嬢様は口を開けて何してるんですかね。
やらんぞ。おう。
やらんからな」
最初はそっぽを向いて、そう頑張っていた夜海霧だったけど、ついにトワお嬢様の要求に屈して、イヤイヤそのひと切れを口に押し込んでやる。
「Delicious デス、ヨー! pairの人にもあげるデス!
あーんっ」
「ええっ、俺にも!? ちょ、恥ずいんだけど……」
今度は三谷にも、お嬢様からのご褒美があり、顔を赤くしながらもぐもぐする三谷を見て、トワもにっこり、ハッピーだ。
「Christmas は皆楽しいすごすデスヨ!」
「だー! ったく! これでいいのか!」
気が付いてみれば、今日もすっかりトワのペースだった。振り回されて、貧乏くじを引いてばかりの毎日、でも夜海霧はそんな日常をぼやきながらも、もはや慣れつつある自分を感じている。
そう、きっと。これからもこんな日がずっと毎日、
「毎日……いや、続いてほしくは、ねーなー」
「あれれっ? それで最後は……ワンちゃんとのペア?」
こうして、無事ゴールしたペアへの賞品贈呈のほとんどが終わり、そして最後に残った1組を見て、
夢宮 瑠奈
こと せれねが、怪訝な声を上げる。そこにお座りで待機していたのが、たれ耳のドーベルマンだったからだ。見て見てと言わんばかりに1枚のカードを口に咥えて、自慢げにその尻尾を振っている。
「あなた、どこかで見たような……あっ、アイザック君だ!」
確か、出場選手の
フィリップ・ヨソナラ
が連れていた犬だ。トナカイの角付き帽子を頭にかぶってキリッとしている所を見ると、自分も選手気分なのかも。微笑ましく思いながら、その犬が咥えているカードを、ぴらと せれねが受け取ってみると、そのヨレヨレのカードにはこう書かれてあった。
「あれぇ、……『本物のサンタ』?」
「どうしたの、まだ何かあった?」
ひと仕事終えた
栖来 衣夢
も、その横から一緒にカードを覗き込む。2人は知らなかったけど、これは元々、あの野々ののこが持っていたカードである。観覧車から空に落っことしたのを、めぐりめぐってこのアイザックが最後に拾ってくれたらしい。
「ほっほっほっ。ちょうどたまたま近くを歩いていたら、
このワンちゃんに服を引っ張られて、ここまで連れてこられてしまってねぇ」
その陽気な声に、せれねと衣夢はゆっくりカードから視線を上げ、その声の持ち主を見る。
アイザックの隣りに立っていたのは、いかにも典型的なサンタのコスプレをした、好々爺然としたおじいちゃんだった。白いたっぷりしたおヒゲに、ボンボン付きのサンタ帽、そして真っ赤なサンタ服。サンタと聞けば誰もが思い浮かべるような、じつにオーソドックスな格好だ。
その人物が、2人にニコニコと話し続ける。
「何でもここに来れば、この儂にもプレゼントを貰えるとそう聞いてね。
年甲斐もなくはしゃいじまったよ……ほっほっほっ。
いつもは配るばかりで、プレゼントを貰うことなんて、ついぞ無かったからのう」
そう言って、呆気に取られている衣夢とせれねから、最後に残っていたプレゼントを嬉しそうに受け取ると、その人物は走り回るアイザックと一緒に、浮き浮きした足取りでその場を去っていった。
しばらく、衣夢とせれねは、その人の背を呆然と見送るばかりで。
やがてどちらからともなく、互いの顔を見合わせる。そしておそるおそる、
「「ねぇ、もしかしてあの人って、本物の……?」」
その答えは、今日お手伝いを頑張った、この2人だけの秘密だ。
【大観覧車:ゴンドラ】
一方こちらは、観覧車に乗り込んだ
森 蓮
と
野々 ののこ
のお話の続きだ。
「わーーん、ゴールに間に合わなかったよー」
皆がゴールしていくのを、このゴンドラから眺めてじたばたしていた直後の ののこ。結局本物のサンタは見つからずじまいだし、お題のカードは落としちゃったしで、すっかり落ち込んで……
いるのかと思ったら、窓のガラスに貼り付いて、お目々をキラキラさせている。
「うきゃー! 見て見て蓮くん、宇宙だよ、うちゅうー!」
何事かと森も外を見遣れば、ゴンドラの外はすっかり宇宙になっていた。どーーん。ただの夜空ではありえない、ぐるりに広がる宇宙空間に囲まれて……まるでちっぽけな宇宙船に、ののこと2人で乗っているよう。ガラスの窓の下には、こちらに夜の面を向けた地球まで見える。
「宇宙まで見せてくれちゃうなんてこの観覧車、すっごい仕掛けだねー!
あっ、これもクリスマスの演出!?」
勿論、神魂絡みの現象に違いないが、ののこはこの不思議現象を、アトラクションの一部だと思っているようだ。森も特にその勘違いを正すようなことはせず、ぴょんぴょんゴンドラの中ではしゃぐ彼女を、優しく見守ってやる。
「私、1回宇宙に行ってみたかったんだよね〜」
「そういえば、ののこさんは宇宙に興味がありましたね」
期末テストの試験の後のこと
を思い出して、森がそう話し掛ける。
「うん! ふわふわ浮いて、すごく楽しそうだし!
でも、ここは無重力じゃないんだね〜」
「宇宙というと無重力を想像しますが、人工衛星のある高さは、
重力の8割程度が残っているそうです」
「ほえ、そーなの?」
とキョトン顔の彼女に、森が解説してやる。
「宇宙ステーションにいる人が宙を浮かぶのは、
飛行機が急降下すると中の人が浮くのと同じ現象だそうです。
人工衛星や宇宙ステーションは、横に移動しながら落ちているらしいです」
「えっ、落ちたら墜落しちゃうよ! ステーションの人、逃げて逃げてー!」
自分も空から落ちてきたくせに、そんなことをハラハラ心配する ののこ。
「大地が無限に長い平面なら、いつか地面に落下しますが、
地球は球なので、横向きの速度が充分速ければ、
地球の丸みに沿って無限に落ち続けるため、
地面に着くことなく、地球の周りを回るそうです」
「よく分かんないー!」
もうこのへんで、ののこの頭はパンク寸前だ。例えを使って、森がもういちど説明してくれる。
「世界一高い山から剛速球を投げたら、
世界一周して投げたところに戻ってくる……
と想像すると、分かりやすいでしょうか」
「あれえっ? ねーねー蓮くん」
「球を投げる速さが速ければ、
人工衛星の軌道の高さも高くなり、遅ければ低くなります。
陸上競技のトラック種目で内側を走るほうが外側より速いように、
高い軌道にある人工衛星の方が一周に時間がかかります。
だから宇宙では追いつこうと加速すると、
高い軌道に移って、逆に離れるそうです。……」
と、まだまだ森蓮の講義は続くのだが、その彼の服をののこが引っ張った。
「じゃあじゃあ、あそこで空を飛んでる人も、
ホントは飛んでるんじゃなくって、落ちてるの?」
言われて森も、ののこが指差す直下の地球を見る。こちらに夜の面を向けて回っている、その地球の1点から、極地の方に向かって。オーロラの光の帯を曳いて楽しげにソリを駆る、あの人の姿は──。
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1000人
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62人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年02月12日
参加申し込みの期限
2016年02月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月19日 11時00分
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