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【クリスマス】シーサイドタウンのクリスマスイヴ
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●借りサンタ競争(6):ゴール●
【大観覧車:ゴンドラ】
「エエ〜、蓮くんが本物のサンタさんなんじゃないのー!?」
一方、
野々 ののこ
のサンタ捜索の旅は、まだ続いている様子。
「でもでも! さっきの人が言ってたよ! 赤い服をよく着てる知り合いに会って、
『あなたはサンタさんですか?』って質問に『いいえ』って答えたら、
その人がきっとサンタさんだって!」
「いいえ、ののこさん、私は本物のサンタクロースさんではありませんよ」
もういちど言い諭すように丁寧に、
森 蓮
が答える。彼は普通に街を歩いていた所を、この ののこに取っ捕まり、自分がサンタだという誤解を解く羽目になったのだ。
「なーんだ、また違ったのかぁ……(しょぼん)」
「あの玄さんがどうして、そんな嘘をついてしまったのかは分かりませんが、
人が人を無意味に騙すことなど、ある筈がありませんからね。
きっと彼にも何か、深い考えがあったのでしょう(好意的解釈)」
ともかく、ののこが本物のサンタを捜しているのだと知り、今度は森の方が親切にも、彼女に協力してくれることになった。
という事情で今、ののこと森蓮は2人で、観覧車のゴンドラに乗っている。
「わあ〜っ! 高いとこからサンタさん探せばいいなんて、
蓮くん、あったまいいね〜♪」
「サンタクロースさんのソリは、9頭のトナカイが引いていて、
空を飛ぶそうです。高所で探すほうが見つかりやすいでしょう」
けれども ののこは観覧車がよっぽど珍しいのか、空の方にはちっとも興味を示さず、街の方ばかりを指差しては、歓声を上げている。森の方も特に、そんな ののこに本来の目的を思い出させるようなこともせず、ただこのクラスメイトがはしゃぐ様子を、微笑ましく見守るだけだ。
「蓮くんほら、寝子高が見えるよ! さっきまであそこでパーティしてたんだ〜。
手前で光ってるのはプールかな? 夜中にお友達と忍び込んだこともあったなー。
クマ先生に怒られて、後でみんなでプール掃除したりね、えへへ……」
そんなふうに、島のあちこちを指差し、この島に来てからの数え切れないほどの思い出を語るののこに、森も時折り相槌を打ちながらじっと、耳を傾ける。
「それでねー、……わわっ!?」
「どうしました、ののこさん?」
「隙間から、カードを落としちゃったー!」
てへぺろでそう答える ののこ、持っていた例のペアサンタカードを、ゴンドラの外に落っことしてしまったらしい。うっかりだ。ひらひらと空に舞うそのカードの行方を目で追っていた彼女が、
「……あれっ、あそこ?」
続いてまた素っ頓狂な声を上げたので、森も立ち上がって、ののこが指差す方角を見てみた。
「ほら見て蓮くん、シーサイドタウン駅のへんから、東の方に向かって」
「あれは……人でしょうか? たくさんの人が移動しているようですね」
駅の周辺は元々、人でごった返していたけど、この集団には別の特徴がある。みな一様に、赤か茶色の服を着ているのだ。だからこの観覧車からでも、その移動が目立ってよく分かった。
そして、その集団はまるで1つの生き物のように、ある意志を持って、どこかへ向かっているようだ。その行き先が寝子電スタジアムだと悟り、森とののこがゴンドラの中で顔を見合わせる。
「ののこさん、どうやらあれは……」
「うきゃぽー! あれは全部、サンタさんにトナカイさんだよ!
借りサンタ競争のみんなが──スタジアムに帰ってきたんだ!」
【寝子電スタジアム:ゴール】
「わわわっ!? みんないっぺんに帰ってきちゃった!」
ゴールで待機していた大会スタッフ、
夢宮 瑠奈
こと せれねが慌てて立ち上がり、ゲートから入ってきた集団の方に向かって、ぴょんぴょん大きく手を振る。
「みなさーーん! ゴールはこっち、こっちですよーっ!」
「よっしゃ呉井、行くぜ! ラストスパートだ!」
「だから走る、走るから! 春彦君、引っ張らないでぇぇぇっ!」
楢木 春彦
と
呉井 陽太
のコンビが仲良く(?)飛び込んできたかと思えば、その2人に肉薄するように、意外な速さを見せるのは、
白 真白
と
白沢先生
のペアだ。
「せっ、先生? 体型に似合わず速いねっ?」
「うふふ……私こう見えて、割とすばやく動けるのよ」
「トワも! トワも goal するデス!
ヒトリミの人も、ガンバル、ヨー!」
「Σ だからその呼び方やめてー!?」
そして
トワ・E・ライトフェロゥ
&
三谷 賢二
ペアは、周囲を寄せ付けないぶっちぎりの独走だが、それはトワたちが向かっているのが、ゴールとは全く真逆の方向だからだ。
「あーのー方向音痴ー! どこまで迷えば気が済むんだああっ!」
夜海霧 楓
が全力で追ってそれを連れ戻しに行き、一方で
篠原 翠響
は、まだペアを組む相手が決まらないのか、「オレが!」「僕のサンタになって!」と懇願する選手たちの集団に囲まれ、
「え〜、どうしようかな〜」
とのんきに迷っている様子。
「メリークリスマスですよ!」
何だかいつも追われている
北 玄
も、これが最後のチャンスと渾身のボケをかます。
「メリークリスマス、ローマ神話のディー・コンセンテスの1柱で、商業の神ですよ!
あと、水星とか、宇宙船の意味もあるですよ!」
「ククク……それはもうさっき、私があらかじめ突っ込んでおいたボケですなァ!」
「ヒドイですよ! もうイヤですよこの町長!」
その半裸の
中沢 リッカルド
町長に追われるように、北玄もまた、ゴールじゃない明後日の方角へ……。
そして、うさ耳サンタとしてこの場に借りられてきた
ミルカ・アハティアラ
も、
フィリップ・ヨソナラ
にエスコートされながら、すっかり様変わりしたスタジアムの光景に、目を輝かせている。
「すごい、あっちのゲートからもこっちのゲートからも、
トナカイやサンタの人がいっぱい、やってきますね。
なんだか寝子島中のサンタさんが、ここに集まってきたみたい……!」
あるペアは二人三脚のようにがっちり肩を組んで。またあるペアは、トナカイがサンタ役の女の子をお姫様抱っこしながら。そうやって、次々にゴールへと飛び込んでいくペアたちの様子を眺めながら、ミルカは最初に会ったお姉さんが言っていたことを思い出す。
「うきゃぽー! やっと本物のサンタさんに会えたよ!」
(きっと、ここにいるサンタさんみんなが、本物のサンタさんなんですね)
ミルカはそう思う。ペアになった1人のトナカイさんを、笑顔にできるなら、ただそれだけで。
フィリップもたぶん同じことを思ったようで、こちらににっこり、微笑みかけてくれた。
「ウサ耳サンタさん、僕達もあそこに行きましょう」
「はい、わたしたちも、最後までがんばってゴールしましょう!」
そうして2人も手を繋いでいっしょにゴールラインを通過し、その笑顔の人たちの仲間に加わる。
【寝子電スタジアム:表彰台】
「やれやれ……すっかり遅れちゃったわね」
「あ、衣夢ちゃん、おかえりなさい!」
続々とゴールしてくるペアを横目で見ながら、大会スタッフの
栖来 衣夢
も、スタジアムに戻ってきた。せれねが労いの言葉とともに、それを出迎える。
「ところで町長、こっちに帰ってきた?」
「来た、けど……何だかありえない格好をしてる人を追いかけて、
またスタジアムの外に、出てっちゃった……」
居たたまれずに、揃って目を伏せる2人。まあ町長も今日は特別な日でちょっと張り切っちゃっただけで、明日には正気に戻っているだろう。たぶん。
そんな訳で、不在のリッカルド町長に代わって、衣夢とせれねが賞品の贈呈まですることに。
「うぁーん、何とかゴール出来たよぅ」
まずは無事のゴールを喜び合っている、こちらの
楢木 春彦
&
呉井 陽太
ペアから。キツネサンタの呉井は、ただ街を歩いていた所を楢木に拉致……もとい、借りられてきた格好だけど、賞品まで貰えると聞いて、素直によろこぶ。
「おー、ゴールした全員にプレゼントあるのん?
町長さん、太っ腹だねぃ♪」
「そのっ、町長さんは、諸事情あって居ないんですけど……
でもおつかれさまでした、そしておめでとうございます!」
アイドルの笑顔と共に、せれねから贈呈されたギフトボックスを、2人で覗き込めば、
「やったー! 豪華ディナーペア招待券だぁ♪」
「うぉぉっ、やりぃ! しかもこれホテルブッフェの食い放題じゃんか」
と呉井と楢木が、いえーいとハイタッチで喜ぶ。
「ここの料理もデザートも雑誌で見て気になってたんだわー」
「マジか! 今度食いにいこうぜー」
「むしろオレは、これからスグでもいいんだけどねぃ♪」
「いや……流石に今日行くのは虚しいだけだろ……」
それはともかく、楢木が今日の良き相棒に、サッと感謝の握手を求めると、呉井もガッチリその手を握り返して、こう言ってくれた。
「オレも春彦君と一緒に走れてよかったわー、ありがとー♪」
「はい、あなたたちの賞品よ。うさ耳サンタにトナカイフード、
その衣装もよく似合ってるわね。2人で並ぶと本当にお揃いって感じ」
コスプレマニアなお姉さん、衣夢からそう褒められて、
ミルカ・アハティアラ
&
フィリップ・ヨソナラ
の2人も、顔を見合わせて嬉しそう。ギフトボックスを開ければ、その中身は、
「わあ、サンタとトナカイの人形のセットですね……!」
「サンタとトナカイ、ちょうど今の僕達みたいです」
「ふふ、ふたりでひとつずつ、今日の記念ですね!」
と可愛らしい人形を取り出して、こちらの2人も無邪気に喜び合う。
「どっちをもらいましょう? 難しいですね」
「ええっと、わたしがサンタでフィリップさんがトナカイですけど……」
最初は今日の自分の衣装と同じ、人形を手にした2人だったけど、やがてフィリップが、
「やっぱり交換して、僕がサンタさんのをもらいましょう。
そうしたらいつでも、ミルカさんのウサ耳サンタさんを思い出せそうですから」
「そうですね、自分の衣装と違う方の人形にしましょうか!」
フィリップの提案に、ミルカもお互いの人形を取り替えっこして、トナカイの方を大事そうに抱く。フィリップも受け取ったサンタの人形をもういちど眺めて、
「ゴールするまでも、お話しながらで、楽しかったですし、
これも素敵なクリスマスの思い出です……あれっ?」
そこでフィリップは、いつの間にかお供の愛犬の姿が見えなくなっていることに気が付いた。
「スタジアムの近くまでは、確かに一緒だったですが……
アイザック、どこにいったですか?(きょとん)」
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1000人
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62人
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シナリオガイド公開日
2016年02月12日
参加申し込みの期限
2016年02月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月19日 11時00分
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