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【クリスマス】シーサイドタウンのクリスマスイヴ
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●ホワイト・クリスマス●
【キャットロード:貸衣装屋】
雨崎 荒太郎
と
西野町 かなえ
のクリスマスデートが決まったのは、数日前のことだ。
「ほんとにごめんっ、バイトに部活にテストに忙しくて!」
雨崎は恋人のかなえに最近、2人の時間を作れていなかったことを詫びて、
「この埋め合わせは何でもするからっ」
そんなふうにすっかりしょげ返っている彼を見て、かなえの方は、
(随分と気にしてるみたいやね……
こーたんが頑張ってるの分かっとるから気にしないでええのに)
そうは思ったけど、でも2人きりで会えるのは、やっぱり かなえも嬉しいから。
「じゃあ24日、シーサイドタウンでデートしよ!」
そんなふうに、久し振りに2人で会う約束が決まったのだった。当日はもちろん、クリスマスイヴ。けれどこの日は、かなえにとって、また別の意味で大事な日でもある。2人が出会ってから初めてお祝いする、雨崎の誕生日でもあるからだ。
「よーし、クリスマスイブにこーたんとデートや!
こーたんの誕生日でもあるから、気合い入れてプレゼント用意するで!」
「店の手伝いしとったらギリギリになっちゃったでー、こーたんおまたせー!」
そして当日、そろそろ日も落ちて通りが薄暗くなってきた頃。ガラガラとリヤカーを引いて、かなえがキャットロードの待ち合わせ場所に現れた。
「あっお豆腐屋さんだー、お豆腐1つ下さいなーっ」
「はーい、まいどー♪ 今の時期だと湯豆腐がオススメやでー(プーパー♪)」
「Σ って、かなたんだった!? どうしたのーその格好?」
「約束の時間に遅れそうだったから着替えずに、
慌ててセールのサンタ服で来ちゃったでー……
昨日の夜ちゃんと服選んでおいたのにー(しょぼん)」
「あわてんぼのミニスカサンタだねー」
とはいえ、この格好のかなえも、すごく可愛い。内心のドキドキがばれないうちに、雨崎もすぐに近くの貸し衣装屋さんで、緑色の和風サンタ服をレンタルしてきた。
「サンタのお手伝いって感じ、これでお揃いだねっ」
「こーたんもサンタ服着るの?
よかった、1人じゃ恥ずかしかったんや、
それに……うん、そうやね、ペアルックやね。えへへ……」
照れくさそうに顔を見合わせ、さてこれからどこに行こうかとデートの行き先を相談する。雨崎がそういえばと、駅前で見た広告を思い出し、
「近くだと水族館いってないかなぁ、クリスマス仕様らしいねー」
「水族館! マリンパラダイスやね、ええね行こ行こー(ガラガラガラ)」
【大観覧車付近】
海寄りの道に出ると、少し風が出てきたので、
猫島 寝太郎
は自転車を止め、きつくマフラーを締め直した。雲の向こうで日も沈み始めたのだろう、だんだん周囲も薄暗くなってきた。
猫島は、Ratonでケーキを買った、あのお使いの帰り道。このぶんだと、旧市街の自宅に帰る頃には、すっかり暗くなってしまっているだろうけど、でもちょっと。彼には寄り道していきたい場所があったのだ。
「あっ……イルミネーションも点いたね〜」
日没を待っていたように、本格的にライトアップされ始めた、あの海のほとりの大観覧車。ちらちらと右手にそれを眺めながら自転車を走らせ、やがて良い感じのロケーションに着くと、猫島はいったんそこで自転車を降りる。
そしてスマホを取り出し、きらきらと回るその観覧車を写真に収めた。1枚、そしてもう1枚。
「この島に落ちてきた最初の雪の結晶、かぁ〜」
というのが、クリスマスVer.の観覧車のテーマなのだそうだ。今回のイルミネーションのモチーフは、雪と結晶。こうして猫島が眺めている間にも、観覧車の中心にぽつんと凝結したLEDの雪片が、次第に大きく複雑なパターンへと、成長してゆき……
やがてクライマックスに達した所であっけなく弾け、また無数の小さな結晶へとその姿を変える。そうやって離合集散と再生をドラマチックにくりかえすその様は、まるで雪と結晶のダンスだ。
この写真を、帰ったら家族に見せよう。きっと妹辺りは見たかったと騒ぐはず。
そう目を細めながら猫島が顔を上げると、
「あ……」
はらりと落ちた白いものが、その口に、ちょんと当たって溶けた。
行きに聞いた天気予報を、思い出す。今夜は雪になるでしょう。
「ホワイトクリスマスか〜」
そのひとひらに続いて、またひとつ、1つずつ。地上から誘うイルミネーションのダンスに我慢できなくなったかのように、次々と空から雪が降ってくる。これはきっと、積もる感じになりそうだ。
「明日の朝が、楽しみだねぇ〜」
猫島はスマホをしまい、自転車に乗って家路を急ぐ。あの交差点で聴いてから、いつのまにか頭から離れなくなってしまった「キスしてサンタさん」をまた口ずさみながら、家族の待つ、彼の街へと。
【洋菓子店Raton:店外】
「やあ、寒くなってきたと思ったら。いつのまにか雪が」
薄野 五月
と
宮田 厚
も、この島に降ってきた最初の雪に、いち早く気付いた1組だ。ようやくRatonさんのブッシュ・ド・ノエルを買い、店主にお礼を述べて外に出た所で、五月が空を指さす。宮田もその横に並んでしみじみと、
「おー、本当にホワイトクリスマスだねぇ」
そのまま2人でしばらく空を見上げて、その聖夜の奇跡に立ち会えたことを喜ぶ。やがて宮田がふと、傍らに立つ五月の顔を眺めて、
「五月、睫毛に雪が付いてるぞー」
「えっ、本当?」
眼鏡を外して拭い取ろうとするその五月よりも速く、サッと宮田が指先でそのひとひらを掬い取る。雪の赤んぼみたいなその結晶を五月にも見せ、
「髪とか睫毛に付いた雪は溶けにくいんだよな。ほら、体温がないからさ」
指先ではすぐに溶けてしまった雪を、ちょっと名残惜しげに2人で見送る。どちらからともなく顔を見合わせ、それからまたケーキを抱えて歩き出す。このまま並んで家に着く頃には、参道商店街にも雪が積もり始めているだろうか。
「積もったら、あれだ。雪だるまだよな。耳と尻尾つけようぜ」
「いいね。それでもこもこにしよう。もこもこ」
「アルパカ!?」
そんなことを話しながら、宮田と五月、幼馴染の2人はのんびり家へと帰っていく。
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担当ゲームマスター
鈴木二文字
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
62人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年02月12日
参加申し込みの期限
2016年02月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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